星形で、澄んだ青色の花をたくさん咲かせてくれるボリジ。
とても育てやすく、人気のあるハーブです。
今回の記事では、ボリジの育て方や種まき、植え付け方やお手入れの仕方などについてご紹介します。
ボリジは我が家の春の花壇に、欠かせないお花です!
青い星形のお花が、とても愛らしいのだっぴー!!
ボリジはどんな花でしょう?
地中海沿岸地方が原産地の、一年草のハーブです。
古代ヨーロッパでは、勇気を与え、憂鬱な気持ちを消すと信じられていました。
花の大きさは2cm程度で、きれいな星形の青い花をたくさん咲かせてくれます。
少しうつむきがちに咲くので、奥ゆかしい感じがします。
キュウリのような匂いがする茎や葉は、白い毛で覆われています。
花はエディブルフラワー(食べられる花)として、料理や飲み物の飾り付けに使われたり、砂糖漬けに使われたりします。
またコンパニオンプランツ(一緒に植えると良い影響がある植物)として、イチゴの実付きや風味を良くしたり、マメコガネが付くのを防いだりするようです。
丈夫であまり手間もかかりませんので、初心者の方でも育てやすいお花です。
ミツバチは、ボリジの甘い蜜が大好きなのだっぴー
ボリジ | |
科名 ムラサキ科 | |
特性 耐寒性一年草 | |
花期 4~7月 | |
草丈 30~100cm | |
耐寒性 強 耐暑性 やや弱 |
ボリジの育て方は?
適した場所
日当たりと風通しの良い場所が適しています。
また、水はけと水持ちの良い土で栽培します。
夏越し
高温多湿の環境には弱いです。
夏場には、株が蒸れないように、枝や葉をすいて風通しを良くし、乾燥気味に育てるようにします。
夏の暑さが厳しい我が家では、7月頃になると、株が弱って枯れて来ます。見栄えが悪くなるので抜いてしまうのですが、それまでに落ちたこぼれ種で、また小さな芽が色々な場所からたくさん出て来て、育ちますよ!
冬越し
丈夫で耐寒性がありますので(-5℃くらいまで)、秋まきで苗を育てる事が出来ます。
秋まきの場合、ロゼット(緑の葉が地面にピッタリと広がった状態)で冬越しします。
増やし方
一年草ですので、種まきで増やすことが出来ます。
種まき
寒冷な地域では春まき(4~5月頃)、それ以外の地域では秋まき(9~10月頃)にします。
直まき(花壇や植木鉢に直接まく)にするか、ポットにまくのがおすすめです。
ボリジの種は大きくて発芽しやすいのだっぴー!
種まき初心者でも育てやすく、おすすめなのだっぴー!
春まきにすると、初夏から夏にかけて花を咲かせますよ。
秋まきにすると、大きく育ち、翌春に花を咲かせます。
直まきの場合
①種をまく場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて耕しておきます。元肥の緩効性肥料も混ぜておきましょう。
②土の表面を平らにして、深さ1㎝くらいの穴を40cm間隔に、指を突き刺してあけます。
⓷それぞれの穴に、3~4粒ずつ種をまいて土をかぶせます。
④優しく水やりします。
*発芽まで、土を乾かさないように管理します。
*芽が出たら、適宜間引きながら育てます。
ポットにまく場合
①ポットに土を入れ、ジョウロなどで水をかけて土を湿らせておきます。
土は市販の草花用培養土がハーブ用の培養土、又は赤玉土6:腐葉土4に配合した土でも大丈夫です。
②土に指で深さ1cmくらいの穴を開けます。穴の中に、種を3~4粒入れます。
⓷土をかぶせて、優しく水やりします。
*発芽するまで、土を乾かさないように管理します。
*発芽したら、適宜間引いて育てます。
*本葉が5~6枚出てきたら、花壇や植木鉢に定植しましょう。(移植を嫌うので、小苗のうちに植え付けます。)
植え付け
適期は、3月~5月頃です。
小苗のうちに、植え付けるようにします。
地植えの場合
①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて耕しておきます。元肥の緩効性肥料も混ぜておきましょう。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。
根を触られるのを嫌がりますので、根鉢(根と土の固まった部分)は崩さないように気を付けます。また、深植えにならないようにします。
⓷苗の周りにも土を入れます。
④たっぷりと水やりします。
*同じ場所に数株植える場合は、株と株の間を30cm以上開けるようにしましょう。
大きく育つのだっぴ―!
間隔をあけて植えると、風通しも良くなるのだっぴ―!
鉢植えの場合
大きく育ちますので、大型の植木鉢や菜園用のプランターなどを用意します。
①鉢またはプランターの底に、鉢底石を1.5~2cmくらい敷きつめます。
②その上に、鉢又はプランターの高さの半分くらいの高さになるように、土を入れます。
土は、市販の草花用培養土やハーブ用の培養土、赤玉土6:腐葉土4の配合土などで大丈夫です。
⓷ポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。
鉢またはプランターの縁から、1.5cm位下に土の表面が来るように、ウオータースペースを空けておきましょう。
根を触られるのを嫌がりますので、根鉢(根と土の固まった部分)は崩さないようにします。
深植えにならないように気をつけましょう。
数株植える場合は、株と株の間のスペースを30cm以上あけておきましょう。
④指や棒でつつきながら、苗の周りにも隙間なく土を入れます。
⑤たっぷりと水やりします。
植え替え
移植を嫌がる植物ですので、なるべく植え替えずに育てましょう。
どうしても植え替えたい場合には、株が小さい時期に、土を大きめに掘り上げて植え替えます。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。
花が咲いている時期には、2週間に一度程度、薄めた液肥を施します。
大きく育てたくない場合は、肥料は控えめにしましょう。
我が家では、花が咲いている時期に、規定量よりもさらに薄めた液肥を施しています。それでも毎年、結構な大株になっています。
病害虫
病気
うどん粉病 葉や茎が白い粉で覆われたようになります。高温で風通しが悪いとかかりやすいです。病気の部分を取り除いたり、薄めた酢をスプレーしたりします。
害虫
アブラムシ 新芽につくことがあります。見つけたら手で取り除くか、薄めた牛乳をスプレーすると、膜が張って窒息します。
ハーブ類は、口に入れることもあるので、出来るだけ無農薬で育てたいのだっぴ―
ボリジは毎年育てていますが、病害虫の被害は今までほとんどないですよ!
必要な作業
支柱立て
茎の中は空洞で柔らかく、倒れやすいです。花が咲き始めたら、花の重みで倒れないように支柱をしておきましょう。
収穫
花はエディブルフラワー(食べられる花)として料理やスイーツ、飲み物などの飾りに利用できます。
葉は若葉のうちに摘み取ります。刻んでサラダなどに混ぜて食べられます。
収穫したら、すぐに使うのだっぴ―!!
花茎切り
花が次々と咲いている状態でも、種を収穫しない場合は、種が出来た花茎を早めにカットします。そうすることで、新しい花茎がまた伸びてきます。
太い茎を切ると中が空洞ですので、切り口から腐りやすくなります。良く晴れて乾燥した日に、清潔なハサミなどで切りましょう。
その他
枯れた下葉は、こまめに取り除きましょう。蒸れを防ぐ事ができます。
種を収穫する場合は、落ちる直前まで待って採りましょう。収穫した種は、種まきの時期まで冷暗所で保管しておきます。
まとめ
ボリジは、爽やかな青色の花をたくさん咲かせてくれるハーブです。キレイな星形のお花で、私の大好きなお花の一つです。種まきでも容易に育ち、毎年こぼれ種で色々な場所から芽を出してくれます。大きく育ち、花をたくさん咲かせてくれます。花の重みで倒れてしまうことがありますので、早めに支柱で支えてあげて下さい。それ以外は、あまり手間がかからず、元気に育ちますので、おすすめのハーブです。その上食べられるなんて、素敵すぎます(笑)!!ぜひ、育ててみて下さいね。
ボリジの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと風通しの良い場所で
- 夏場は乾燥気味にして
- 花が咲く前に、支柱で支えて
あなたのお庭やベランダに、たくさんのボリジの花が咲きます様に。
青い星形のお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー
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