スッと伸ばした茎の先に、小さなお花を球状に咲かせてくれるギリア レプタンサ。
病害虫にも強く、育てやすいお花です。
今回の記事では、ギリア レプタンサの植え付けや、種まき、お手入れの仕方などについてご紹介します。
ギリア レプタンサはどんな花でしょう?
原産地は、北アメリカや南アメリカです。
スッと伸ばした花茎の先に、小さな花が集まり、一つの丸くまとまったボールのような花を咲かせてくれます。葉には、細かく切れ込みが入っていて、涼し気な雰囲気です。

花色は、白、紫、青、複色などがあります。
さわやかな色合いで、楚々とした雰囲気のお花ですので、他の草花との相性もバツグンです。花壇に植えても、植木鉢に寄せ植えにしてみても、どちらでも素敵になります。

また耐寒性も強く、丈夫で栽培が容易ですので、初心者でも育てやすいお花です。
花が後わったら、すぐに種を作り、夏前には枯れてしまう一年草です。

種まきから育てるのも、容易なのだっぴー!ぜひ、種まきにも挑戦してほしいのだっぴー!

切り花にして、お部屋に飾っても素敵ですよ!
ギリア レプタンサ |
科名 ハナシノブ科 |
特性 秋まき一年草 |
花期 4月下旬~6月 |
草丈 40~70cm |
耐寒性 強 耐暑性 弱 |
ギリア レプタンサの育て方は?
適した場所
日当たりと風通しの良い場所が適しています。

日当たりが悪いと、お花が少なくなってしまうのだっぴー!
土は、水はけの良い土が適しています。
増やし方
種まきで増やす事が出来ます。
種まき
適期は、秋(9月中旬~10月頃)です。寒冷な地域では春(4~5月頃)でも大丈夫です。
①底に穴のあいたトレー等に、種まき用の土を入れて、水で湿らせておきます。

玉子のパックやイチゴパックなどを利用しても良いのだっぴー!
②土の上に、まばらに散らばるように種をまきます。薄く土をかぶせたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
⓷種が流れないように、優しい水流で水やりします。
*発芽するまでは、明るい日陰で土が乾かないように管理しましょう。


他の秋まきの一年草に比べると、発芽がゆっくりですので、気長に待って下さいね。
*本葉が3〜4枚出て来たら、花壇や植木鉢に定植します。
植え付け
適期は、春(3月頃)です。
市販の苗を購入する場合は、ぐらつきが無くどっしりとしていて、葉が美しいものを選びましょう。
地植えの場合
①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。元肥の緩効性肥料も施しておきましょう。

さらに水はけを良くするために、軽石小粒や川砂を混ぜても良いですね。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。
⓷周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。
*株間は、20~25cm程度あけて植え付けましょう。
鉢植えの場合
①植木鉢の底に、鉢底石を1.5cm位敷きます。
②鉢底石の上に、土を入れます。
水はけの良い土を好みます。市販の草花用培養土か赤玉土7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。

私は、どちらの土を使う場合も、軽石小粒や川砂などを混ぜてさらに水はけを良くしています。
元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。
⓷土の上に、ポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。
植木鉢の縁から1.5cm位下に、苗を植えた土の表面が来るように、ウォータースペースを空けておきます。
④周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
一年草ですので、夏前には枯れてしまいます。植え替えは、行わなくて大丈夫です。
水やり
乾燥気味の土を好みます。
地植えの場合・・・植え付け後、根付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は、特に水やりの必要はありません。雨が何日も降らず、乾燥が続く場合には、たっぷりと水やりをしましょう。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。
肥料
やせ地でも育つくらいですので、肥料は少な目で大丈夫です。
植え付けの時に、元肥として規定量の緩効性肥料を施します。
その後は開花期間中に、2〜3週間に一度程度、薄めた液肥を施しましょう。
肥料が多いと、徒長して(ヒョロヒョロと草丈が伸びて)倒れやすくなりますので、肥料の施しすぎに気を付けましょう。

種から育てた場合には、本葉が2~3枚出てきた頃に、薄めた液肥を施すと、生育が良くなりますよ!
病害虫
病害虫の被害は、ほとんどありません。

何年も育てていますが、病害虫の被害にあったことは無いですよ。
まれに、うどん粉病にかかったり、アブラムシが付く被害があるようです。
うどんこ病
葉や茎などに、白い粉をまぶした様な菌が付きます。初期であれば病気の部分を取り除て、おきます。薄めた酢をスプレーしても良いです。広がっている場合には、薬剤をまきます。
アブラムシ
花芽や茎に付くことがあります。見つけ次第、取り除きましょう。薄めた牛乳をスプレーしても良いです。膜が出来て、アブラムシが窒息します。ひどい場合には、薬剤を散布しましょう。
その他必要な作業
花がら(咲き終わった花)摘み
咲き終わった花は、花の下の花茎の部分で切り取っておきましょう。
種を採る場合は、花がらはそのままにしておきます。茶色く枯れてきたら、花茎から切り取り収穫して、次の種まきの時期まで、紙袋に入れて冷暗所で保管しておきます。
傷んだ葉摘み
傷んだ葉や黄色くなった葉などは、こまめに摘み取りましょう。病気の予防になります。
支柱立て
草丈が伸びて倒れてきたら、支柱を立てて支えてあげましょう。

肥料を控えめにして育てると、支柱をしなくても、しっかりと自立してくれますよ!
まとめ
ギリア レプタンサは、茎を伸ばした先に、澄んだ色のお花をボール状に咲かせてくれるかわいいお花です。わが家の春の庭には欠かせないお花で、毎年花後に種を採って、種まきで育てています。あまり手がかからずに、かわいいお花を咲かせてくれますし、種から育てるのも割と容易ですので初心者の方でも大丈夫です。ぜひ育ててみて下さいね。おすすめです!
ギリア レプタンサの育て方のポイントは・・・
- 日当たりと風通しの良い場所で
- 乾燥気味にして
- 肥料は控えめで


あなたのお庭やベランダに、たくさんのギリア レプタンサのお花が咲きます様に。


ボールの様な、丸くてかわいいお花が咲くのが楽しみだなっぴー!
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