明るい青色の花を、爽やかに咲かせてくれるボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ)。
草丈が高く、風に揺れて咲く姿はとても涼し気です。
今回の記事では、ボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ)の植え付けや増やし方、花後のお手入れの仕方などについてご紹介します。
ボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ)は、どんな花でしょう?
スッと高く伸ばした茎の先に、青色の澄んだ小さなお花を、穂状に爽やかに咲かせてくれます。お花には、白い模様が入ります。耐寒性多年草で、ハーブの仲間です。

初夏から秋にかけての長い期間、お花を咲かせてくれます。葉が細長く、繊細な感じのする花茎が、風にゆらゆらと揺れる姿は風情があり、とてもナチュラルな雰囲気がします。

サルビアやセージなどの仲間は、乾燥を好む品種が多いのですが、ボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ)は、南米の湿地や沼地のような場所に自生していますので、乾燥には少し弱いです。
ですが、暑さにも寒さにも強く、環境が合えば放任でも育つくらいに丈夫で成長も早いですので、初心者の方でも育てやすいです。
真夏にも休まずにお花を咲かせてくれますので、夏の花壇を涼し気に彩ります。

草丈が高く育ちますので、花壇の後方に植え付けると良いでしょう。また、すぐに大きくなり、地面の下で根茎が横に広がっていきますので、鉢植えよりも地植えに向いています。

我が家の庭でも、もう何年も毎年お花を咲かせてくれていますよ!今では、最初に植えた場所とは違う所から、芽が出て来ます。

とても爽やかな草姿で、バラや他の草花との相性がバツグンなのだっぴー!!
ボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ) |
科名 シソ科 |
特性 耐寒性多年草 |
花期 6~11月 |
草丈 80~150cm |
耐寒性 強 耐暑性 強 |
ボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ)の育て方は?
適した場所
日当たりと風通しの良い場所が適しています。
極端に乾燥する場所は避けましょう。

我が家では、半日陰の場所に植えていますが、問題なく育っていますよ!
土は、水はけと水持ちが良く、肥よくな土を好みます。
夏越し
暑さには強いですので、特に対策はしなくても大丈夫です。

暑さに強いお花は、助かるのだっぴ―!
冬越し
冬には地上部が枯れてなくなってしまいますが、春になるとまた芽吹いてきます。

冬に地上部が枯れてきたら、カットしておきましょう。
寒さには強いですので、特に防寒対策の必要はありませんが、寒冷な地域などで心配な場合には、藁や堆肥などでマルチングをしておくと安心です。
増やし方
挿し芽と株分けで増やす事が出来ます。
挿し芽
適期は、5~6月頃か9~10月頃です。
①ポットに、挿し木用の土か赤玉土を入れて水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②しっかりとした茎を切り取り、2~3節(節:葉が付いている所)ずつに分けます。下の節に付いている葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットして挿し穂を作ります。
⓷挿し穂の下の節が土の中に隠れるように、ポットの土に挿します。
④優しい水流で水やりします。
株分け
適期は、春(3~5月頃)か秋(9~11月頃)です。
地植えの場合・・・地下茎で増えます。親株から離れた場所の地面から、出ている芽や新しい株を掘り起こし、移植します。
鉢植えの場合・・・植え替えの時に株分けを行うとよいでしょう。
①親株を掘り起こし、土を落とします。
②芽を確認したら、一株に3~4芽付くように、固まった根鉢をはさみでカットします。芽を傷つけないように気を付けながら、手で株を割ります。

あまり細かく分けると、株の再生に時間がかかってしまいます。3~4芽ずつに分けるのが一般的です。
⓷それぞれの株を植え付けます。
植え付け

生長が早く大株に育ちますので、鉢植えよりも地植えに向いています。
適期は、春(3~5月頃)と秋(9~11月頃)です。
市販の苗を購入する場合には、株元のぐらつきがなくがっしりとしていて、病気がなく虫の付いていないもの、葉がきれいなものを選びましょう。

市販の苗を購入する場合は、一株で十分だなっぴー!
地植えの場合
①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。元肥の緩効性肥料も施しておきましょう。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて、高さを調整します。根が回っている場合には、根鉢を軽くほぐしておきましょう。
⓷周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。
*大きく育ちますので、花壇の後方で、他の植物との間を広めにあけて、植え付けましょう。
鉢植えの場合

生長が早いので、大きめの鉢に植え付けるのだっぴー!
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、土を入れます。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。
土は、水はけと水持ちの良いものを好みます。市販の草花用培養土か赤玉土7:腐葉土3で配合した土で大丈夫です。
⓷ポットから取り出した苗を入れて、高さを調整します。根が回っている場合には、根鉢は軽くほぐしておきましょう。
鉢の縁から、1.5cm位下に苗を植えた土の表面が来るように、ウォータースペースをあけておきます。
④周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
春(3~5月頃)か秋(9~10月頃)が適期です。
鉢植えの場合は、すぐに根が詰まって水切れを起こしやすくなりますので、土を半分くらい落として、毎年植え替えましょう。

株分けを兼ねて、植え替えても良いのだっぴー!
水やり
極端に乾燥した土は苦手です。水切れには気を付けましょう。
地植えの場合・・・根付いてからは、水やりの必要は特にありませんが、雨が降らず乾燥が続く場合には、たっぷりと水やりします。真夏や乾燥する時期にも、水やりしましょう。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。冬の間も、水切れさせないように気を付けましょう。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。
地植えの場合・・・肥えた土であれば、特に施さなくても大丈夫です。
鉢植えの場合・・・春と秋に緩効性肥料を施しましょう。生育期間中は、2週に一度程度、薄めた液肥を施しましょう。
病害虫
特に病害虫の被害はありません。

時々、バッタに葉をかじられることがありますが、それ以外は特に被害はありませんよ!
その他必要な作業
花がら(終わった花)摘み
花穂の花が終わったら、花穂の下の花茎の所でカットしておきます。脇芽が伸びて、また次の花を咲かせてくれます。
枯れた葉摘み
枯れた葉や黄色くなった葉などは、取り除いておきましょう。風通しが良くなります。
剪定
放っておくと、草丈が1メートルを超えます。小さめに育てたい場合には、春に株元で剪定しておきます。その後は、花が一通り終わった真夏頃に、また剪定をすると、低めの丈に抑える事ができます。

剪定しても、すぐに返り咲くのだっぴー!
冬の間には、枯れた花茎を、新芽が出る前に切り取っておきましょう。春になるとまた芽吹いてきます。
支柱立て
草丈が高くなると、倒れやすくなります。支柱で支えておくと良いでしょう。
まとめ
ボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ)は、我が家の初夏から秋の庭に欠かせないお花です。草丈を高く咲かせてくれる爽やかなブルーのお花は、涼し気でとても風情があります。つるバラの近くに植えているのですが、相性が良くお気に入りの組合せです。バラの肥料が行き渡っているのでしょうか?ほとんど放任なのですが、毎年素敵なお花を咲かせてくれています。とても育てやすいですのでおすすめです。ぜひ育ててみて下さいね!
ボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ)の育て方のポイントは・・・
- 日当たりと風通しの良い場所で
- 水切れに気を付けて
- 適宜、肥料を施して


あなたのお庭やベランダに、たくさんのボッグ セージ(サルビア ウリギノーサ)のお花が咲きます様に。


爽やかなお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー!
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