ツルを伸ばして、小さなお花をたくさん咲かせてくれるシンバラリア。
半日陰や日陰の庭で、グラウンドカバーとしても利用できます。
今回の記事では、シンバラリアの育て方、植え付けやお手入れの仕方などについてご紹介します。
シンバラリアはどんな花でしょう?
原産地は、ヨーロッパですが、北海道から本州になじんで帰化(自生・繁殖)している多年草です。
花径0.8cmほどのとても小さなお花を、春から秋までの長い期間、次々と咲かせてくれます。花色は、白、紫、薄いピンクなどがあります。葉は丸くて小さく、アイビーの葉に形が似ています。常緑で良く茂ります。品種によって、葉の大きさに違いがあります。

日当たりを好むのですが強すぎる日差しは苦手です。枯れてしまう事もありますので、半日陰か日陰の場所で育てる方が良いです。
半つる性で、環境が合えばほふくして横へとほどよく広がります。シェードガーデンのグラウンドカバーとして、最適な植物です。また、レンガやブロックなどに這わせても、自然な雰囲気の素敵な景色を作ることが出来ます。
丈夫で良く育ち、肥料もほとんど施さなくても良いですので、手間がかかりません。ほとんど植えっぱなしでも大丈夫ですので、初心者の方でも育てやすいです。

寄せ植えの前方や、ハンギングバスケットなどで枝垂れるように育てても、ナチュラルな雰囲気で素敵です。
別名は、キンバラリアやコロセウムアイビーです。和名のツタバウンラン(蔦葉海蘭)は、ツタのような葉を持っていて、海蘭(ウンラン)の花に似ている事から名づけられたそうです。

種が飛んで、思いもよらない場所からも顔を出してくれますよ。

寒さにも強く、日陰でも育ち、手間がかからないお花はありがたいのだっぴー!
シンバラリア |
科名 オオバコ科 |
特性 常緑性多年草 |
花期 4~10月 |
草丈 10㎝程度 |
耐寒性 強(ー20℃) 耐暑性 普通 |
シンバラリアの育て方は?
適した場所
日当たりを好みますが、真夏の直射日光や西日は苦手です。
一年を通じて、半日陰の場所かまたは日陰の場所で良く育ちます。
土は、水はけの良いものが適しています。

東向きの庭か、北向きの庭が良いのだっぴ―。
夏越し
鉢植えで育てている場合には、真夏は半日陰か日陰の場所に鉢を移動させましょう。
冬越し
耐寒性が強いですので(-20℃)、特に防寒など冬越しの対策は必要ありません。

寒さに強いのは、助かるのだっぴー!
増やし方
種まきや挿し芽、株分けで増やす事が出来ますが、伸びたランナーの節(葉が付いている部分)が土に接した部分から発根します。発根したら、切り離して掘り上げ植え付けても良いです。

ランナーが伸びて横に広がりますし、種が飛んで色々な場所から出て来ますので、特に増やそうとしなくても、自然と増えますよ。
ランナーを挿し芽する場合
①ポットに、挿し木用の土か赤玉土を入れて、水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②伸びたツルの近くにポットを置いて、ツルを誘引し、節の葉の出ている部分がポットの土の上に接するようにします。節の部分を軽く土の中に埋めるか、針金などで固定しても良いです。この時はまだ、親株から切り離さない方が、上手く挿し芽できます。
③優しい水流で水やりします。

*発根したら、親株からツルを切り離しましょう。
植え付け
適期は春(3~5月)か秋(9月下旬~10月)です。
市販の苗を選ぶときは、葉がきれいで、ポットいっぱいに葉が良く茂っているものを選びましょう。
地植えの場合
真夏に直射日光が当たる場所は避けて、半日陰か日陰の場所に植え付けましょう。
①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。元肥の緩効性肥料は入れなくて大丈夫です。

ほとんど肥料を必要としないお花なのだっぴー!
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。
③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。

程よく横に広がりますし種も飛びますので、一株植えるだけで大丈夫です。
鉢植えの場合
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。鉢底石は、まとめてネットに入れておくと植え替えの時に扱いやすいです。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料は施さなくても大丈夫です。
土質には、それほどこだわりませんが、水はけの良い土が適しています。市販の草花用培養土か赤玉土7:葉土3で配合した土で大丈夫です。

どちらの土を使う場合も、軽石小粒や川砂などを混ぜてさらに水はけを良くしてもいいですね。
鉢の縁ギリギリまで土を入れるのではなく、鉢の縁から1.5cm位下に苗を植えた時の土の表面が来るように、ウォータースペースをあけておきます。
③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。
植え替え
適期は春か秋です。
地植えの場合・・・ほとんど植え替えの必要はありません。
鉢植えの場合・・・1~2年に一度くらい、鉢からあふれるくらいに葉が茂ってきて生育が悪くなるようなら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
水やり
地植えの場合・・・根付いた後は、水やりは必要ありませんが、真夏などに何日も雨が降らず、乾燥が続く場合には、たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合・・・土が乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
肥料はほとんど必要としません。植え付けの時に、元肥を施さなくて大丈夫です。
その後も追肥をしなくても、十分に育ちます。

肥料を施さなくても広がりますし、お花も咲きますよ!ほとんど雑草のような植物です(笑)
病害虫
特に病害虫の被害は、心配ありません。

とても丈夫で助かるのだっぴー!
必要な作業
剪定、切り戻し
横に茎が伸びていきますので、伸びすぎた場合には切り戻しましょう。
その他
こぼれ種でも広がっていきます。不要な所から発芽した場合で増やしたくない場合は、抜き取っておきましょう。
まとめ
シンバラリアは、とても可愛い形の小さなお花をたくさん咲かせてくれます。葉の形もかわいいですし、よく茂ります。わが家では、北東の庭に植え付けたのですが、今では、種が飛んで植木鉢やレンガの間などからもお花を咲かせてくれています。あまり日の当たらない場所で、ほぼ放任で育てられますのでとても重宝します。初心者の方でも大丈夫です。ぜひ育ててみて下さいね!おすすめです。
シンバラリアの育て方のポイントは・・・
- 半日陰か日陰の場所で
- 水はけの良い土で
- 肥料は施さずに


あなたのお庭やベランダに、たくさんのシンバラリアのお花が咲きます様に。


小さなお花をたくさん咲かせてくれるのが、楽しみだなっぴー!

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シンバラリア・ムラリス(ツタカラクサ)純白の小花です。9センチポット 苗

シンバラリア・ムラリス(ツタカラクサ)淡いピンク色の小花です。9センチポット
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