高生ペンタス パニックタワーの育て方/植え付けや冬越し、お手入れの仕方など

一、二年草

小さな星形のお花をたくさん咲かせてくれる、高生ペンタス パニックタワー。

草丈が高く、大きめに育ちますので、とても見応えがあります。

今回の記事では、高生ペンタス パニックタワーの育て方、植え付けや冬越し、お手入れの仕方などについてご紹介します。

高生ペンタス パニックタワーはどんな花でしょう?

スッと高く伸ばした花茎の先に、花径1.5cmくらいの星型の小さなお花が半球状に集まって、たくさんのお花を咲かせてくれます。花色は、白、ピンク、赤があります。お花は、発色が良く、ボリュームがありますので、パッと目を引きます。

お花の咲く期間が春から晩秋までと長く、茎は良く枝分かれして花付きが良く、たくさんのお花を咲かせてくれます。

ケイトウやアスター、ウインターコスモスなどと一緒に植えています。星形の小花がかわいいです!

真夏の暑さや蒸れにも強く、次々とお花を咲かせてくれますので、他の草花が少なくなる真夏の花壇でとても重宝します。また草丈が高く、大きめに育ちますので、とても見ごたえがあります。

原産地は、東アフリカ~アラビアで、和名は「クササンタンカ(草山丹花)」です。 

他の草花との相性が良いですので、花壇で組み合わせても、植木鉢で寄せ植えにしてみても、色違いでいくつか植えても素敵な景色になります。切り花にしてお部屋に飾って、楽しむ事も出来ます。

ツヤのある葉も素敵ですよ。花壇の真ん中当たりに植えています。白花を育てています。

とても丈夫で、手間があまりかかりませんので、初心者の方でも育てやすいお花です。

本来は多年草ですが、冬の寒さに弱いですので、日本では一年草として扱われることが多いです。真冬は室内に取り込むと冬越し出来ます。

    高生ペンタス パニックタワー   
科名   アカネ科
特性   半耐寒性多年草(低木)
花期   5~11月
草丈   50センチ
耐寒性   弱(5℃くらいまで)
耐暑性   強

高生ペンタス パニックタワーの育て方は?

適した場所

日当たりと風通し、水はけの良い環境が適しています。

日当たりが悪いと、花付きが少なくなってしまいます。

夏越し

暑さには強いです。真夏でも、元気にお花を咲かせ続けてくれます。

冬越し 

寒さには弱いですので、冬には枯れてしまいます。地植えの場合は、10月頃に鉢上げして室内に取り込み、日当たりの良い場所で寒さに当てないように管理すると冬越しできます。冬の間は、水やりは控えめにして、乾燥気味に育てましょう。

ふみぽん
ふみぽん

わが家は温暖な地域ですので、戸外の簡易ビニールハウスの中で冬越し出来るかな?と試してみましたが、残念ながら枯れてしまいました(涙)。冬越しさせる場合は、室内の日の当たる場所で育ててくださいね。

増やし方

挿し芽で増やす事が出来ます。

挿し芽

①ポットに挿し芽用の土か赤玉土を入れて、水で湿らせておきます。

②しっかりとした茎を切り取り、先端を軽くカットしたら、2~3節ずつに切り分けます。下の節に付いている葉を取り除き、残った葉は蒸散を防ぐために半分くらいの大きさにカットして挿し穂を作ります。

③挿し穂の、葉を取り除いた下の節が土の中に隠れるように、ポットの土に挿します。

④優しい水流で、たっぷりと水やりします。

*発根するまでは、土を乾かさない様に明るい日陰で管理します。

植え付け

適期は、5~6月頃です。

地植えの場合

①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。

③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

④たっぷりと水やりします。

鉢植えの場合

①植木鉢の底に1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。鉢底石は、まとめてネットに入れておくと扱いやすいです。

②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

土は、市販の草花用培養土か、赤玉土7:腐葉土3で配合した土で大丈夫です。

③土の上に、ポットから取り出した苗を置いて高さを調整します。

鉢の縁ギリギリまで土を入れるのではなく、鉢の縁から1.5cm位下に苗を植えた時の土の表面が来るようにウォータースペースをあけておきましょう。

④周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。

植え替え

適期は、5~6月頃です。

冬越し出来た場合には、1~2年に一度、新しい土で植え替えましょう。

水やり

過湿には弱いですので、水のやりすぎには気を付けましょう。

地植えの場合・・・植え付け後、根付くまでは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は、水やりはしなくても大丈夫ですが、何日も雨が降らず、乾燥が続く場合にはたっぷりと水やりします。

鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。

肥料

花の咲く期間が長いですので、肥料が切れないように気をつけましょう。

植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。

その後の追肥は、春から秋にかけて緩効性肥料を株元に施すか、又は2週間に一度程度、薄めた液肥を施しましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

真夏は、肥料は少な目で大丈夫なのだっぴー!

病害虫

病害虫には割と強いですが、まれにアブラムシやカイガラムシが付く事があります。

アブラムシ

新芽や蕾に付く事があります。汁を吸って弱らせるだけでなく、病気を媒介することがありますので、見つけたら取り除きましょう。

カイガラムシ

茎に寄生して汁を吸い、弱らせてしまいます。見つけたら、歯ブラシでこすり落としましょう。

必要な作業

花がら(咲き終わった花)摘み

お花が次々と咲きますので、花柄はこまめに摘み取りましょう。房の花が一通り咲き終わったら、その房の下でカットします。

摘芯、切り戻し

春に摘心(花茎の先を摘む)すると、枝数が増えてたくさんのお花を咲かせてくれます。

また草丈が伸び過ぎた場合にも、花茎の先から2~3節目くらいの所で切り戻すと、花数が増えてこんもりとまとまります。茎葉が込み合った部分も、切り戻ししておきましょう。

室内に取り込んで冬越しさせる場合には、草丈の半分くらいに全体をカットして、室内に取り込みましょう。

まとめ 

高生ペンタス パニックタワーは、とてもかわいい星形のお花を、長い期間たくさん咲かせてくれます。夏の花壇でも、爽やかに咲いてくれるのが嬉しいです。手間がほとんどかからずに、素敵に咲いてくれますので初心者の方でも育てやすいです。よく茂りますので、花壇の真ん中で主役として利用できますし、他の草花との相性が良いですので、組み合わせて素敵な景色を作ることが出来ます。ぜひ育てて下さいね。おすすめです!

高生ペンタス パニックタワーの育て方のポイントは・・

  • 日当たりと風通しの良い場所で
  • 水のやり過ぎに気を付けて
  • 適宜肥料を施して
他の草花との相性が良いです。千日紅やカラミンサなど合わせています。
ふみぽん
ふみぽん

あなたのお庭やベランダに、たくさんの高生ペンタス パニックタワーのお花が咲きます様に。

次々とお花を咲かせてくれます。鮮やかな花色です。
ちーちゃん
ちーちゃん

たくさんのお花が咲くのが、楽しみだなっぴー!

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