ブルンネラの育て方/植え付けや株分け、お手入れの仕方など

多年草、宿根草

ワスレナグサに似たかわいいお花を咲かせてくれる、ブルンネラ。

葉が美しく、長い期間カラーリーフとして葉を鑑賞することが出来ます。

今回の記事ではブルンネラの育て方、植え付けや増やし方、お手入れの仕方などについてご紹介します。

ブルンネラはどんな花でしょう?

春に株元から細い花茎をスッと伸ばして、ワスレナグサに似た小さなお花を咲かせてくれます。風に揺られて咲く姿は、とても自然で優しい雰囲気です。花色は青と白があり、涼し気で爽やかです。

ブルンネラ・ジャックフロストという品種です。形の整った小さな水色のお花が、とても愛らしいです。

お花が終わった後も、カラーリーフとしてこんもりと茂った美しい葉を、長い期間鑑賞することが出来ます。葉色は、緑やシルバー、白、黄色、クリーム色などがあり、斑入りのものなどさまざまです。斑の入り方も品種によって特徴があります。少し厚みのある葉は、トランプのスペードの形に似た丸みのある形です。

シルバーの葉に、葉脈が濃い緑色に浮き出た、素敵な葉です。

半日陰から明るい日陰の場所を好みますので、シェードガーデンで楽しむ事が出来ます。原産地は東ヨーロパや西アジア、西シベリアなどで、寒さにも強い多年草です。

鉢植えでも地植えでも、どちらでも育てる事が出来ます。ギボウシなど、同じような環境で育つ植物と組み合わせて、素敵な景色を作ることも出来ます。

ふみぽん
ふみぽん

私はジャックフロストという品種のブルンネラを育てています。葉脈がはっきりと浮き出た、素敵な葉ですよ!

ちーちゃん
ちーちゃん

スイスの植物学者のブルーナー氏にちなんで、名前がつけられたそうなのだっぴー!

 

    ブルンネラ     
科名   ムラサキ科
特性   多年草
花期   4~6月
草丈   30~40cm
耐寒性   強
耐暑性   普通

ブルンネラの育て方は?

適した場所

半日陰~明るめの日陰の場所が適しています。落葉樹の下などが最適です。

高温は苦手で冷涼な気候を好みますが、大株になるにつれてかなり暑さに耐えることが出来ます。

土は、水はけの良い土が適しますが、根が乾燥に弱いですので、適度な湿り気も必要になります。

ふみぽん
ふみぽん

バークチップなどで、株元をマルチングしておいても良いですね。

夏越し

夏の高温と直射日光には弱いです。また、根腐れすることがありますので、水のやり過ぎにも気を付けましょう。

地植えにする場合は、夏場に直射日光や強い西日が長時間当たるような場所を避けて植え付けましょう。鉢植えにする場合は、夏場は風通しの良い、半日陰の場所や明るめの日陰の場所に移動させましょう。

冬越し

耐寒性は強いですので、戸外で冬越しが出来ます。冬の間は、地上部が枯れて無くなりますが、春になるとまた芽吹いて来ます。

鉢植えで育てている場合には、冬の間も水切れさせないように、土の表面が乾いたら水やりしましょう。

増やし方

主に株分けで増やします。

ふみぽん
ふみぽん

花後に種をとって種まきで育てることも出来るのですが、斑入りの葉の品種は斑が無くなるなど、同じ品種のものが育ちません。株分けで増やす方が、確実に同じ種類の品種を得られますのでおすすめです。

株分け

春か秋が適期です。

①株を掘り上げるか又は植木鉢から取り出し、土を落とします。

②固まった根鉢にハサミ等で切り目を入れたら、手で株を割ります。

あまり、細かく分け過ぎると株の再生に時間がかかってしまいます。元株の大きさにもよりますが、2~3株くらいまでに分けるのが一般的です。

③分割したそれぞれの株を植え付けます。

植え付け

適期は、春(3~5月頃)と秋(9~11月頃)です。

市販の苗は、株元のぐらつきがなく全体的にがっしりとしていて、葉が綺麗なものを選びましょう。

地植えの場合

①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。軽石小粒や川砂などを混ぜて、さらに水はけを良くしても良いです。

②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

④たっぷりと水やりします。

*ロックガーデンやレイズドベット等に植えると、生育が良くなります。

*株が横に張りますので、他の植物との間隔を広めにあけて植え付けましょう。

鉢植えの場合

①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。

②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

土は水はけと水持ちの良いものが適しています。山野草の土を使うか、軽石小粒4:鹿沼土4:腐葉土2で配合した土でも大丈夫です。

③土の上にポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。

鉢の縁ギリギリまで土を入れるのではなく、鉢の縁から1.5cm位下に苗を植えた時の土の表面が来るようにウォータースペースをあけておきましょう。

④周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。

植え替え

適期は春(3~5月頃)か秋(9~11月頃)です。

地植えの場合・・・数年間は植えっぱなしで大丈夫です。

鉢植えの場合・・・根詰まりしやすいですので、鉢植えで育てている場合には1~2年に一度程度、土を軽く落として根をほぐし、一回り大きな鉢に植え替えましょう。株分けを兼ねて植え替えても良いです。

水やり

乾燥には弱いですので、極端に乾燥させないように気を付けましょう。土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりします。

春と秋の成育期は特に、水切れしないように気を付けましょう。

真夏の高温多湿の時期には、水をやり過ぎないようします。

肥料

植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を混ぜておきます。

その後の追肥は、春(3~4月頃)と秋(10~11月頃)に、緩効性肥料を株元に施しましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

夏場に肥料分が土に残らない様に、気を付けるのだっぴー!

病害虫

病害虫の被害はほとんどありませんが、まれにアブラムシやナメクジの被害があります。

アブラムシ

新芽や蕾に付くことがあります。汁を吸って株を弱らせるだけではなく、病気を媒介することもあります。見つけたら早めに取り除くようにしましょう。

ナメクジ

梅雨などのじめじめと湿った時期に発生しやすいです。葉や新芽を食害します。見つけたら取り除きましょう。

必要な作業

花がら(咲き終わった花)摘み

花茎のお花が咲き終わったら、花茎ごと株元で切り取っておきましょう。

芽かき

斑入りの葉の品種では、斑が入らない緑葉の芽が出ることがあります(先祖返り)。その場合は、その芽を早めに切り取っておきましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

そのまま放っておくと、斑入り葉が負けてしまうのだっぴー!

まとめ

ブルンネラはとても葉色が素敵で、その上かわいいお花を咲かせてくれます。明るい日陰の場所なら、元気よく育ちますのでとてもありがたいお花です。私も、もう10年以上育てています。ブロック塀の側に地植えにしたら、数年間はその場所で育っていましたが、ある年に芽が出なくなりました。「枯れてしまったかも・・・」と残念に思っていたのですが、2年程経った年にまた新芽を出してくれました!すごく嬉しかったです。今は鉢に移植して育てています。ぜひ育てて下さいね。おすすめです!

ブルンネラの育て方のポイントは・・・

  • 半日陰~明るい日陰の場所で
  • 極端に土を乾かしすぎない様に気を付けて
  • 場の水のやり過ぎに気を付けて
ふみぽん
ふみぽん

あなたのお庭やベランダに、素敵なブルンネラが育ちます様に。

ちーちゃん
ちーちゃん

美しい葉の間から、かわいいお花が咲くのが楽しみだなっぴー!

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