枝の先に、かわいいピンク色のお花を咲かせてくれるキスツス インカヌス(ロックローズ)。
日本ではあまり馴染みがないのですが、欧米では広く栽培されている花木です。
今回の記事では、キスツス インカヌス(ロックローズ)の育て方、植え付けや増やし方、お手入れの仕方などについてご紹介します。
キスツス インカヌス(ロックローズ)はどんな花でしょう?
キスツスは、地中海沿岸地域(イベリア半島とその周辺地域)が原産の常緑低木で、痩せて乾燥した土地でも良く育ちますので、欧米では広く栽培されている花木の一つです。ロックローズとも言われ、数多くの園芸品種があります。
ブッシュ状に良く分枝した枝の先に、花径5cm程度のお花を咲かせてくれます。花色はピンクで、一重のしわ感のある花びらに、中心が鮮やかな黄色です。

ハンニチバナ科ですので、お花は開花した後、半日で萎んでしまう(半日花)のですが、最盛期には次々とお花を咲かせてくれます。和名は「ゴジアオイ」で、葵に似たお花を、午時(正午)ごろに咲かせる事から、この名が付けられました。
葉や枝は、全体的に細かい白い毛で覆われています。ハーブの仲間ですので、全体に香りがあり、ハーブティーとしても利用出来ます。

キスツスの仲間は自生地が乾燥した地域ですので、高温多湿の日本の環境では栽培が難しいとされています。ですがキスツス インカヌスは日本の気候でも、割と丈夫で育てやすい品種です。暑さにもそれほど弱くはなく、半日陰の場所で夏越しすることも出来ます。

温暖な地域の我が家では、鉢植えで育てています。育て始めてから、もう何年か経ちますが、高温多湿の環境でも割と大丈夫ですよ!

割と手間がかからずに育てられるのだっぴー。
地植えにしても、根が張れば植えっぱなしで大丈夫だっぴー。
| キスツス インカヌス | |
| 科名 ハンニチバナ科 | |
| 特性 常緑低木 | |
| 花期 6~7月 | |
| 草丈 100cm程度 | |
| 耐寒性 強 耐暑性 やや弱 |
キスツス インカヌスの育て方は?
適した場所
日当たりと水はけ、風通しの良い場所が適しています。
夏越し
地植えにする場合には、水はけが良く、夏は日陰になるような場所を選んで植え付けましょう。
鉢植えで育てている場合には、梅雨の時期には、風通しが良く雨の当たらない軒下などに移動させるほうが無難です。
冬越し
寒さには強いですので、特別な冬越しの対策は必要ありません。
冬の間も葉が常緑のままですが、葉色の一部が少し紫色に変化します。

増やし方
種まきと挿し木で増やす事が出来ます。
種まき
適期は、春(3~5月頃)です。

種まきをする前日に、種を水につけて湿らせておくと発芽しやすいにだっぴー。
①トレーにまく場合・・・底に穴の開いたトレーなどに、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。
ポットにまく場合・・・ポットに草花用培養土を3分の2程度の高さまで入れて、その上に1.5センチくらい種まき用の土を入れて、土を2層にして水で湿らせておきます。
いずれの場合も、土は新しいものを使いましょう。
②トレーにまく場合・・・土の上に、いくつか種をまいたら軽く土をかぶせて、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
ポットにまく場合・・・指先を土に浅く刺して3~4か所くらい穴をあけ、穴に種を入れて軽く土をかぶせて、土の表面を軽く押さえておきます。
③優しい水流で、たっぷりと水やりします。
*発芽するまでは、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。
挿し木
適期は、6月頃か、9~10月頃です。
①ポットに、挿し木用の土か赤玉土を入れて、水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②元気な枝の先を、5センチくらい切り取り、枝先を軽くカットしておきます。下の方の節に付いている葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットして、挿し穂を作ります。
③葉を取り除いた下の節が土の中に隠れるように、ポットの土に挿し穂を挿します。
④優しい水流でたっぷりと水やりします。
*発根するまでは、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。
植え付け
適期は、春(3~4月頃)と秋(9~10月頃)です。

地植えにも鉢植えにも出来ますが、温暖な地域では、最初は鉢植えで育てて、気候によって場所を移動させるほうが無難です。良い場所が決まったら、地植えにすると良いですね。
地植えの場合
水はけがよく、夏場は日陰になる場所を選んで植え付けましょう。
①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜてよく耕しておきます。元肥の緩効性肥料を少量施しておきましょう。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。
③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
④優しい水流で、たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合
①植木鉢の底に、1.5センチ位の高さまで、鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。
土は、水はけの良いものが適しています。市販の草花用培養土か赤玉土7:腐葉土3で配合した土に、軽石小粒や川砂などを混ぜて、水はけを良くした土で大丈夫です。
③土の上に、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。
鉢の縁ギリギリまで土を入れるのではなく、苗を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5センチくらい下になるように、ウォータースペースをあけておきます。
④周りにも隙間の無いように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
適期は、春(3~4月頃)と秋(9~10月頃)です。
鉢植えの場合は、鉢底から根が出てくるようなら、一回り程度大きな植木鉢に植え替えましょう。
水やり
過湿には弱いですので、水のやり過ぎには気を付けましょう。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
それほど多くの肥料を必要としませんので、量は控えめに施しましょう。
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきます。
その後の追肥は、春と秋に緩効性肥料を株元に施しましょう。生育時には、薄めた液肥を2週間に1度程度施しましょう。
病害虫
病害虫の被害は、特にありません。

丈夫で助かるのだっぴー。
必要な作業
採取(種とり)
種を採る場合は、花が終わったら花がらを摘まずにそのままにしておきます。枯れてきたら、採取しましょう。紙袋などに入れて、次の種まきの時期まで冷暗所で保管します。
剪定
花が終わったら、混み合っている場所の枝を剪定しておきましょう。風通しが良くなり、蒸れを防いで夏越ししやすくなります。
また、冬の時期に枝先が枯れて来る場合には、枯れた部分をカットしておきましょう。
まとめ
キスツス インカヌスは、はっきりとしたピンク色のかわいいお花を咲かせてくれます。私は、花びらにしわ感のあるお花が大好きですので、このお花に一目ぼれしてしまいました!中心が黄色ですので、華やかです。葉も毛で覆われていて、かわいらしいです。日本ではあまり流通していないようで、見かける機会も少ないかもしれませんが、園芸店で見つけた場合には、ぜひ育ててみてくださいね!おすすめです。
キスツス インカヌスの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと風通しの良い場所で
- 水はけの良い場所で、水はけの良い土で
- 水のやり過ぎには気を付けて


あなたのお庭やベランダに、たくさんのキスツス インカヌスのお花が咲きます様に。

かわいいお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー

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