初夏から秋まで、長い期間咲き続けてくれるマリーゴールド。
黄色やオレンジ色のビタミンカラーで、花壇を鮮やかに彩ってくれますね。
今回の記事では、マリーゴールドの育て方についてご紹介します。
マリーゴールドはどんな花でしょう?
初夏から秋までの長い期間咲き続けてくれる、夏の花壇に広く利用されているお花です。
切れ込みの深い、涼し気な葉も特徴です。
原産地はメキシコです。鮮やかな黄色やオレンジ色の花を、花壇いっぱいに覆いつくすように咲かせてくれます。
丈夫で育てやすいですので、栽培の手間もかからず、長く楽しむ事が出来ます。
また、独特の匂いがあり、害虫の防除に役立つコンパニオンプランツとしても利用されています。
大きく分けて、草丈30cm前後で八重や一重咲きのフレンチ種と、草丈が高く花の大きいアフリカン種があります。
ボリュームがあるので、華やかな花壇になりますよ!
植えると土の中に住む害虫(センチュウ)を防ぐのだっぴ―
マリーゴールド | |
科名 キク科 | |
特性 一年草 | |
花期 4~11月 | |
草丈 30~60cm | |
耐寒性 弱 耐暑性 強 |
マリーゴールドの育て方は?
適した場所
日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
水はけが良ければ、土質は特にこだわりません。やせた土地でもよく育ちます。
日陰や水はけの悪い場所に植えると、花付きが悪くなるのだっぴ―
夏越し
暖かい地域では、真夏は高温と乾燥のため、良い花が咲きにくいです。
8月中に茎の長さが半分くらいになるように、切り戻しておきましょう。
増やし方
種まきと挿し芽で増やすことが出来ます。
種まき
適期は4月上旬~7月上旬です。
①底に穴の空いたトレー等に、種まき用の土を入れます。
イチゴパックや豆腐パックの底に穴を開けて、利用していますよ!
②種をばら蒔きにして、5mmくらい土をかぶせます(覆土)。
細長い種なのだっぴー
⓷優しく水やりをします。
④明るい日陰で、土が乾かないように管理します。
*発芽したら、日当たりと風通しの良い場所に移動させましょう。
*本葉が2~4枚くらい開いたら、ポットなどに仮植えします。
さらに大きくなり、ポットに根が回ってきたら、花壇や植木鉢に定植します。
挿し芽
①茎を切り、2~3節(葉の付いている部分)ずつに分けます。
②下の節の葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットします。(蒸散を防ぐためです。)
⓷赤玉土や挿し木用の土に、下の節が土の中に埋まるように挿します。
④たっぷりと水やりします。
明るい日陰で、土が乾かないように管理します。
植え付け
5月~6月頃に植え付けます。
温暖な地域では、9月初め頃に苗を植え付けて、秋に花を楽しむ事もできます。
庭植え
株と株の間は、25cm程度開けて植えるようにしましょう。
植える場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜてよく耕しておきます。元肥の緩効性肥料も混ぜておきましょう。
①植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を植え穴に入れて、高さを調整します。
深植えにならないようにします。
②苗の周りに土を入れて、苗を埋めます。
⓷たっぷりと水やりします。
鉢植え
①植木鉢の底に、ネットに入れた鉢底石を敷きます。
②その上に、鉢の高さの3分の1位の高さまで、土を入れます。
市販の草花用培養土を使うか、赤玉土7:腐葉土3の割合で配合した土を使っても大丈夫です。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。
⓷ポットから取り出した苗を置き、高さを調整します。深植えにならないようにしましょう。
植木鉢の上の縁から、土の表面までの高さが1.5cmくらい空くように、ウォータースペースを作っておきます。
④苗のまわりに、隙間なく土を入れます。指や棒でつつきながら、土を入れると良いでしょう。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
一年草ですので、植え替えの必要はありません。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
真夏の乾燥のし過ぎには、気を付けましょう。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。
その後は一か月に一度、液肥を与える程度で大丈夫です。
チッソ分の多い肥料を与えると、葉ばかりが茂って花付きが悪くなります。
真夏は植物も弱っているので、肥料は与えなくて大丈夫だっぴ―
病害虫
病気
灰色かび病・・・長雨や多湿で、花や枯れ葉にカビが生える(褐色の斑点ができる)病気です。花がらや枯れた葉をこまめに取り除き、風通しをよくして予防しましょう。発生した場合は、残念ですが株ごと処分します。
害虫
ハダニ・・・気温が高くなると付きやすくなります。葉の裏に水をかけるようにすると予防出来ます。難しい場合は薬剤を散布します。
ヨトウムシ・・・株の周りの土を浅く掘る、夜にパトロールして捕まえるなどの方法で捕殺します。
アブラムシ・・・薄めた牛乳をスプレーするか、薬剤を散布します。
我が家では、ハダニが付くことが多いです。
葉がカスリ状になっていて気が付きます。
必要な作業
花がら(枯れた花)摘み
花の咲く期間が長いため、花がら(枯れた花)はこまめに摘み取りましょう。病気の予防にもなります。
種を取る場合は、花がらは摘まずに残しておきます。茶色く乾燥してきたら、摘み取って翌年の種まきの時期まで暗所で保管します。
我が家では、毎年、種を取って種まきで育てています。
種取りも種まきも割と容易ですので、試してみてくださいね!
切り戻し
真夏の高温期(8月中)に、花付きが悪くなったり、枝が伸びすぎて草姿が乱れてきたりした時には、枝の半分くらいの長さに切り戻すと、初秋から新芽が伸びて再び咲き出します。
支柱立て
草丈が高くなる品種は、風で倒れるのを防ぐために支柱を立てます。
まとめ
マリーゴールドは、元気いっぱいのビタミンカラーの花を次々と咲かせてくれます。とても丈夫で育てやすいですので、昔から人気のあるお花です。夏の暑さに負けず、花を次々と咲かせてくれますので、花が少なくなる夏の花壇で貴重な存在です。私も毎年、フレンチマリーゴールドやオーソドックスな黄色、オレンジ色のマリーゴールドを育てています。手間があまりかからず、可愛くておすすめですので、ぜひ育ててみて下さいね!
マリーゴールドの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと風通しの良い場所で
- 花がら(枯れた花)をこまめに摘み取って
- 真夏に半分くらいの高さになるように切り戻して
あなたのお庭やベランダに、たくさんのマリーゴールドの花が咲きます様に。
たくさん咲くのが、楽しみだっぴ―
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