小さな黄色い小花を、株一面にたくさん咲かせてくれるメカルドニア。
丈夫で育てやすく、グラウンドカバーのように広がります。
今回の記事では、メカルドニアの植え付けやお手入れの仕方などについて、ご紹介します。

我が家の庭で、10年以上も毎年咲き続けてくれていますよ!

あまり手間がかからずに育てられるので、助かるのだっぴー
メカルドニアはどのような花でしょう?
たくさんの黄色い小花を、春から秋までの長い期間、次々と咲かせてくれます。夏の暑さにも強いですので、夏の期間も休む事なく、かわいいお花を咲かせ続けてくれます。原産地は、北米や南米です。

株は、地面を這うように横へと広がって行きますので、グランドカバーとしても利用できます。
また他の植物との相性も良いですので、花壇の縁取りに利用しても素敵になります。
地植えでも鉢植えでも、どちらでも大丈夫です。ハンギングバスケットなどに吊るして植えても、枝垂れてかわいくなります。

生育が旺盛でどんどん広がり、丈夫で育てやすいですので初心者の方にもおすすめのお花です。
しかしながら、寒さには弱く(耐寒温度は0℃前後)、一年草扱いとされることが多いです。

夏の暑さに負けずに、咲いてくれるのは嬉しいのだっぴ―!

温暖な地域の我が家では戸外で冬越し出来ますが、地域によっては冬場は少し注意が必要です。
メカルドニア | |
科名 オオバコ科 | |
特性 非耐寒性多年草 | |
花期 6~10月 | |
草丈 5~10cm | |
耐寒性 やや弱 耐暑性 強 |
メカルドニアの育て方は?
適した場所
日当たりと水はけの良い場所が適しています。
一日6時間以上、日の当たる場所が良いです。
夏越し
夏の暑さには強いですので、問題なく夏越し出来ます。
梅雨の前に、全体を草丈の半分位まで切り戻して、風通しを良くしておきましょう。また込み合った部分があれば、株元でカットして枝を間引いておきましょう。
冬越し
耐寒温度は0℃ですので、鉢植えの場合は、霜や雪の当たらない軒下や室内の日の当たる場所に移動させましょう。
地植えで育てている場合で、寒さの心配がある場合には、寒くなる前に掘り上げて鉢に移植し、移動させると良いです。

温暖な地域で、地植えにしていて掘り上げるほどではないけれども心配な場合には、寒冷紗(かんれいしゃ)で覆ってもいいですね。
いずれの場合も、冬の間は肥料を切り、水やりを控えめにして育てて下さい。

冬の間は、上の写真のように、枝や葉が枯れて真っ黒になります。黒く枯れた枝葉は、切り取らずにそのままの状態で冬越しさせましょう。防寒になります。

枯れてしまったかも?と心配になるかも知れませんが、冬越し出来た場合には、春(4月頃)になると、枯れた枝葉の下に新芽が出て来ますよ!
新芽が伸びて来きたら、枯れている枝葉はカットしましょう。

あきらめて処分しないで欲しいのだっぴ―

増やし方
挿し木か株分けで、増やすことが出来ます。

枝が長く伸びて、節の部分が地面に当たっていると、そこから根を伸ばしますので、切り離して掘り上げ、別の場所に植え付けることも出来ますよ。
挿し木
適期は、5~6月頃です。
①ポットに赤玉土か挿し木用の土を入れて、水で湿らせておきます。
②しっかりとした枝を5~6cm位の長さに切り取り、下の方の節に付いている葉を取り除きます。

枝先も1~1.5cm位、カットしておきましょう。
③葉を取り除いた下の節が、土の中に隠れるようにポットの土に挿します。
④優しい水流で水やりします。
*発根するまでは、明るい日陰で土が乾かないように管理しましょう。
株分け
適期は、春(4~5月)です。秋でも大丈夫です。

株分けを行う3日前位から、水やりを控えておくのだっぴー!
①株を掘り上げるか又は植木鉢から取り出し、土を落とします。
②芽を確認したら、一株に3~4芽付くように、固まった根鉢をハサミでカットします。

あまり細かく分け過ぎると、株の再生に時間がかかってしまいます。3~4芽ずつに分けるのが一般的です。
③芽を傷つけない様に気を付けながら、手で株を割ります。
④それぞれの株を植え付けます。
植え付け
ポット苗が出回る、春(4~6月頃)に植え付けをします。
地植え、鉢植えのどちらでも大丈夫ですが、冬の寒さが心配な地域では、場所を移動できるように鉢植えにする方が無難です。
地植えの場合
①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。元肥の緩効性肥料も混ぜておきましょう。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。
③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合
市販のポット苗を購入した場合には、2回り程度大きな鉢に植え付けましょう。
①植木鉢の底に鉢底石を、1.5cm位の高さまで敷きます。鉢底石はまとめてネットに入れておくと扱いやすいです。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料も混ぜておきましょう。
土は、市販の草花用培養土か、赤玉土7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。
⓷ポットから取り出した苗を置き、高さを調整します。鉢の縁から1.5cm位下に、苗を植えた土の表面が来るように、ウオータースペースを空けておきましょう。
④周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
⑤鉢底から流れ出るくらい、たっぷりと水やりをします。

どちらの場合も植え付けた後、すぐに摘心(枝の先をカット)しておくと、枝数が増えてたくさんのお花が咲きますよ!
植え替え
適期は、春か秋です。
株が混み合って、花数が少なくなって来た場合には、株分けを兼ねて植え替えをすると良いです。
鉢植えの場合は、鉢底から根が出てくるようなら、大きめの鉢に植え替えましょう。株が大きくなるとと土が乾きやすくなってしまいます。
水やり
過湿になり過ぎないように、水のやり過ぎには気を付けましょう。
地植えの場合・・・根付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は、特に水やりの必要はありませんが、何日も雨が降らず乾燥が続く場合にはたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
肥料
花が咲いている期間が長いですので、肥料が切れないように気を付けましょう。
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきます。
花が咲いている期間は、一か月に一度、株元に置き肥をしましょう。また1~2週間に一度程度、薄めた液肥を施しましょう。
病害虫
病害虫の心配はほとんどありません。

何年も育てていますが、病害虫の被害は今まで一度もないですよ!

丈夫で助かるのだっぴー!
必要な作業
切り戻し
伸びすぎた枝は、適宜切り戻しをしましょう。脇芽が出てたくさんの花が咲きます。また株のまとまりも良く育ちます。また、密集している場所は、枝を間引くと風通しが良くなります。
梅雨の前に、全体を半分位の長さまで切り戻して、風通し良く夏越しさせましょう。
冬場に、黒く枯れてしまった枝は、春に新芽が出て来たらカットしましょう。

切り戻した後は、肥料を少し施しておくと、生育が良くなりますよ!
まとめ
メカルドニアは、可愛らしい黄色い小花をたくさん咲かせてくれます。わが家では花壇の縁取りとして戸外に地植えしていますが、ほとんど植えっぱなしでも毎年元気にお花を咲かせてくれます。冬に枝葉が枯れて、炭のように真っ黒の姿になるので最初はびっくりすると思いますが、抜かずにそのままにして、春まで様子を見て下さいね。とてもかわいいですのでおすすめです!ぜひ育ててみて下さいね。
メカルドニアの育て方のポイントは・・・
- 日当たりと水はけの良い場所で
- 花が咲いている期間は、液肥を施して
- 枝が伸びたら、適宜切り戻して


あなたのお庭やベランダに、たくさんのメカルドニアのお花が咲きます様に。


黄色い小花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー!
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