初夏から秋までの長い期間、花を咲かせ続けてくれるペチュニア。
一重咲きから八重咲き、小輪のものから大輪のものなど、色も種類も豊富ですね。
メインフラワーとして、毎年夏のお庭に欠かせないという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ペチュニアの育て方や増やし方、花後の管理などについてご紹介します。
我が家の庭にも、毎年欠かせない花ですよ~
種類が多いのでどれにしようかと、お花屋さんで選ぶのが楽しみな花だっぴ―!!
ペチュニアはどんな花でしょう?
春から秋まで、次々とかわいいお花を咲かせてくれます。
花の大きさや色も様々な上に、一重咲きから八重咲き、枝垂れて咲くもの、ふんわりと茂って咲くものなどと種類も多く、毎年育てるのが楽しみになるお花です。
とても丈夫でぐんぐん大きくなるので、初心者でも安心して育てる事ができます。
一年草の扱いですが、温暖な地域では、冬越しさせて翌年も花を楽しむ事が出来ます。
家でも冬越ししたペチュニアが、毎年何種類か咲いてくれていますよ!
ペチュニア | |
科名 ナス科 | |
特性 半耐寒性一年草 | |
花期 3~11月 | |
草丈 30~50㎝ | |
耐寒性 やや弱 耐暑性 普通 |
ペチュニアの育て方は?
4~5月頃に出回る苗を購入し、植え付けるのが一般的です。
苗は、草丈が低くて、枝数が多く、がっしりしているものを選びます。
株がグラついているものや、葉が黄色くなっているもの、葉に斑点が入っているものは避けるのだっぴ―
適した場所
日当たりと風通しのよい場所で、水はけの良い土で育てましょう。
長く続く雨はとても苦手です。雨が続くと、花びらが溶けたようになって傷みます。鉢植えの場合は、軒下などに避難させる方が無難です。
また、泥が跳ねるのも苦手ですので、植木鉢やプランターに植えて、雨を避けて育てるか、花壇の場合はレイズドベッドなどの、周りより少し高くなっている場所に植えると泥はねを防ぐことが出来ます。
鉢植えも庭植えも両方したことがありますが、鉢植えで育てる方が美しく育てられるのでおすすめです!
植木鉢に植え付けた場合も、地面よりも少し高い場所に置いて、泥はねを防ぐようにします。
夏越し
過湿にならないように、乾燥気味に育てます。
冬越し
温暖な地域では、冬場に枝を切り詰めて、戸外の暖かい場所で乾燥気味で育てると、翌年も花を楽しむ事ができます。寒さの厳しい地域では、冬は枝を切り詰めたら、室内に取り込みましょう。
我が家では、戸外の陽が当たる軒下で冬を越していますよ。
*秋に種まきをして苗を育てる場合や、挿し芽をして冬越し用の苗をつくる場合
12月~4月頃までは、日当たりの良い室内で管理するか、または戸外の寒風が当たらない陽だまりで、霜よけを行い、冬越しさせます。
増やし方
種まきと挿し芽で増やすことが出来ます。
種まき
適期は、気温が上がる4~5月です。9月でも大丈夫です。光好性(光に当たることで発芽する)の種ですので、覆土(土をかぶせる)はしません。9月にまく場合は、室内などで冬越しさせて、春に植え付けます。
①底に穴の空いたトレーに、種まき用の土を入れて湿らせておきます。
イチゴや豆腐のパックの底に、数カ所穴を開けて利用してもいいですね!
②その上にペチュニアの種を蒔きます。覆土(土をかぶせる)はしません。
⓷発芽まで土を乾かさないようにして、明るい日陰で管理します。
発芽したら、日向に移動させましょう。
挿し芽
適期は、3~7月と9~10月です。冬越し用の苗を作る場合は、9~10月に行います。
①挿し穂を作ります。切った枝を2~3節(節;葉の付いている部分)くらいに切り分け、下の節の葉を取り除きます。残った葉は、蒸散を抑えるために半分くらいの大きさにカットします。
②底に網を敷いたポットに、挿し木用の培養土か赤玉土などを入れて湿らせておきます。
⓷ポットに、挿し穂を挿します。
④土が乾かないように気を付けて、明るい日陰で管理します。
何度も挿し芽をしているうちに、だんだんとウイルス病に侵されて、美しく咲かなくなって来るのだっぴ―。その場合は、新しい苗を購入した方が良いのだっぴ―。
植え付け
最適な時期は、4~5月です。梅雨明けの8~9月に植えても、秋に美しく花が咲きます。
元肥の緩効性肥料を忘れずに施します。
株元の葉や、傷んだ葉を取り除いて植え付けます。
庭植え
①植え穴を掘り、掘り上げた土に堆肥や腐葉土を漉き込んでおきます。株と株の間は25cm~30㎝くらい空くようにします。
元肥の緩効性肥料も、忘れずに土に混ぜておきましょう。
②ポットから苗を取り出して、根をほぐします。
⓷植え穴に苗を入れてみて、高さを調整します。深植えにならないように(株元が土に埋まらないように)します。
④苗の周りに隙間が出来ないように、土を入れます。
⑤たっぷりと水やりします。
*ペチュニアなどのナス科の植物は、翌年も同じ場所に植えると上手く育ちません。
花壇に植える場合は、2~3年は植え場所を変えて、連作にならないようにするか、土壌改良して植え付けるようにしましょう。
鉢植え
ペチュニアは、弱酸性の土を好みますので、市販のペチュニア用の培養土を使うか、草花用培養土に鹿沼土か酸度調整済みのピートモスを2割程度混ぜ込んで使うと良いでしょう。赤玉土5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2の配合土でも大丈夫です。
①植木鉢の底に、ネットに入れた鉢底石を敷きます。
②その上に、用土を鉢の高さの3分の1くらいまで入れます。元肥の緩効性肥料を忘れずに混ぜておきましょう。
⓷ポットから苗を取り出して、根をほぐしておきます。苗を用土の上に置いてみて、高さを調節します。深植えにならないように(株元が土に埋まらないように)します。
鉢の縁から1.5cmくらい下に土の表面が来るように、ウォータースペースを空けて植えましょう。
④指や棒でつつきながら、苗の周りにも土を入れます。
⑤鉢底から流れるくらいたっぷりと水やりします。
私は、植え付けたらすぐに枝を2分の1から3分の1くらい切り戻ししています。花が咲くまで少し待つ事になりますが、根がしっかりと張って元気に育ちますよ!
植え替え
特に必要はありません。
水やり
乾燥気味を好みますので、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
水が花に出来るだけかからないように、株元に与えるようにしましょう。
肥料
植え付けの時に元肥を入れます。
その後も、花が咲く期間が長いですので、肥料が切れないように気を付けます。
花が咲いている期間は、1~2週間に1度程度、薄めた液肥を与えましょう。
私は、真夏以外は規定量よりさらに薄めた液体肥料を水やり代わりにあげています。
こまめに施す方が、花付きが良くなりますよ!
真夏は、お花も弱っているので、肥料を控えた方がいいのだっぴ―
病害虫
病気
灰色かび病
雨が続くと発生します。花がらや枯れた葉をこまめに取り除いて、予防しましょう。
また、泥はねが病気の原因となりますので、水やりの時などに気を付けましょう。
害虫
アブラムシ
ウイルス病を媒介します。見つけたら水で薄めた牛乳をスプレーするか、薬剤を撒きます。
蛾の幼虫やヨトウムシ
夏から秋にかけて、幼虫が蕾や花を食害します。
夜にパトロールして見つけるか、薬剤を撒きます。
ペチュニアは葉に細かい毛があって、触ると指がべたべたするのだっぴ―。
これは、病害虫から身を守ることに役立っているのだっぴー!
必要な作業
花柄摘み
花が咲いている間は、花がらを花が付いていたところ(種を作る部分)からこまめに取り除きましょう。面倒な時は、切り戻しを兼ねて、花がらが沢山付いている枝を半分くらいに切ってしまってもよいです。
切り戻し
梅雨の前に、茎の長さの半分くらいになるようにばっさりと切ります。
夏場に茎が伸びすぎて、花付きが悪くなった時にも、茎の半分~3分の1くらいの長さに切り詰めます。
私は、葉の付いた節を必ず2~3節は残して切り戻ししています。葉のない枝ばかりになると、枯れてしまったり、成長するのにとても時間がかかったりしてしまいます。
切り戻した後に肥料を施しておくと、一か月後にはまた一面に花が咲きます。
摘心
茎の先端の芽を切り取ると、側枝が伸びて花数が増えます。
新芽が伸びてきたら、こまめに摘心しておきましょう。株がこんもりと美しくまとまります。
その他
株元の下葉はこまめに取り除きましょう。風通しが良くなり、蒸れを防いで病気を予防できます。
まとめ
ペチュニアの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと風通し、水はけの良い環境で
- 長い雨や泥はねに気をつけて
- 花がらと株元の葉をこまめに取り除いて
- 枝が伸びすぎたり、花付きが悪くなれば、切り戻しを行って
あなたのお庭やベランダに、たくさんのペチュニアの花が咲きますように。
かわいい花が、長くたくさん咲くのが楽しみだっぴ―
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