一足早く、春の訪れを感じさせてくれる、プリムラ マラコイデス。
花色も花姿も、ふんわりとやさしい雰囲気ですので、とても人気があります。
今回の記事では、プリムラ マラコイデスの種まきや植え付け、育て方などについてご紹介します。
我が家の春の庭に、欠かせないお花ですよ!
小さな花が、いっぱい咲くのだっぴー
プリムラ マラコイデスはどんな花でしょう?
原産地は中国です。茎や葉に白い粉のようなものが付く事から和名では、「化粧桜(ケショウザクラ)」と呼ばれています。
冬から春にかけての長い期間、次々とたくさんのかわいいお花を咲かせてくれます。
花が少なくなる冬の庭を、素敵に彩ってくれる貴重なお花です。
一つ一つの花は、花径2cm程度と小さめです。花色は、白、ピンク、紫、薄い黄色、複色などがあります。
本来は多年草ですが、高温多湿の夏の気候を乗り切ることが出来ないですので、日本では一年草扱いになっています。
他の草花との相性がバツグンに良いですので、毎年、白とピンクの花をビオラやパンジーなどと寄せ植えにしていますよ!
次々と花茎が伸びて咲いてくれるので、嬉しいのだっぴ―
プリムラ マラコイデス | |
科名 サクラソウ科 | |
特性 非耐寒性1年草 | |
花期 1~4月 | |
草丈 30cm前後 | |
耐寒性 やや弱 耐暑性 弱 |
プリムラ マラコイデスの育て方は?
適した場所
日当たりと水はけの良い場所で育てましょう。日当たりが悪いと、花付きが少なくなってしまいます。
土は、水はけと水持ちの良い、有機質に富んだものが適しています。
夏越し
暑さに弱く、高温多湿の日本の気候は苦手ですので、夏越しは難しいです。
冬越し
秋から冬にかけて、お花屋さんの店頭に並ぶお花ですが、強い寒さに当てると株が傷んでしまいます。
小輪品種は、耐寒性が割と強いですので、庭植えにすることが出来ます。庭植えにする場合は、よく陽が当たり、北風に当たらない場所で、気温が5℃以下にならないようであれば大丈夫です。
それ以外の品種では、ある程度の寒さには耐えられますが、霜や雪で花が傷んでしまいます。鉢植えにしておいて、霜が降りる時期などには、植木鉢を軒下や室内に移動させる方が安心です。
温暖な地域・・・鉢植えの場合は、霜が降りない軒下などで管理します。
寒冷な地域・・・室内に取り込んで育てます。
霜や雪が心配な地域では、軒下に移動できるようにプランターや植木鉢で植えた方が良いですね。わが家は、割と温暖な地域ですが、霜が降りることもありますので、毎年鉢植えにしています。
増やし方
種まきをして苗を育てるか、秋以降に出回るポット苗を購入して植え付けるかのどちらかになります。
種まき
発芽温度は15℃~20℃ですので、6~7月頃か9月頃に種まきをします。
①底に穴があいたトレー等に、種まき用の土を入れて、水で湿らせておきます。
②種が重ならないように、バラ蒔きにして、表面を軽く手のひらで押さえます。
発芽には、光が必要(好光性種子)ですので、覆土(土をかぶせる)はしません。
⓷種が流れないように、優しい水流で水やりをします。
*発芽まで、土が乾かないように管理します。
*本葉が2~4枚出てきたら、ポットに移植します。
*夏場は、風通しの良い場所で、肥料は与えずに苗を育て、秋に涼しくなってから定植しましょう。
環境が合えば、こぼれ種でも発芽するのだっぴー!
ポットに草花用の培養土を入れて、種まきしても良いですよ!その方が植え替えの手間がかからず、簡単かも知れませんね。
植え付け
育てた苗や購入したポット苗は、秋以降(10月~11月頃が適期)に植え付けます。
鉢植えの場合
①植木鉢やプランターの底に、ネットに入れた鉢底石を1cmくらい敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の高さまで、土を入れます。
土は、市販の草花用の培養土か、赤玉土7:腐葉土3の割合で配合した土を使っても大丈夫です。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。
⓷ポットから取り出した苗を置き、高さを調整します。苗を植えた土の表面が、植木鉢の縁から1.5cmくらい下になる様に、ウォータースペースを空けておきましょう。
④鉢を揺すったり、指先などで土を押し込みながら、隙間のないように土を入れます。
⑤土の表面を手のひらで軽く押えたら、鉢底から流れるくらいたっぷりと水やりします。
*株と株の間は、15~20cm開けるようにしましょう。
地植えの場合
植える場所の花壇の土に、堆肥や腐葉土を混ぜてよく耕しておきます。元肥の緩効性肥料も混ぜておきます。
①植え穴を掘って、ポットから取り出した苗を置き、高さを調整します。
②苗の周りに土を入れて、手のひらで土の表面を軽く押えます。
⓷たっぷりと水やりします。
*株と株の間は、15~20cm開けるようにしましょう。
水やり
地植えの場合・・・根付いた後は、水やりの必要はほとんどありません。乾燥が続く場合には、たっぷりと水やりしましょう。その場合、花びらに水がかからないように、株元に優しく与えるようにしましょう。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。花びらに水がかからないように優しく水やりしましょう。
冬場の水やりは、午前中に済ませましょう。(土が乾かない状態だと夜に土が凍ってしまい、根が傷んでしまいます。)
冬の間は、少し乾燥気味に育てるのがコツなのだっぴー
肥料
次々とたくさんの花を咲かせてもらうためには、肥料が欠かせません。肥料が切れないように、気を付けましょう。
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきます。その後は、開花中に緩効性肥料を与えるか、又は液肥を月2~3回与えます。
私は、開花中には1週間~10日に一度程度、薄めた液肥を株元に与えていますよ!
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病害虫
病気
灰色かび病・・・ 風通しの良い場所で育て、枯れた葉や花がらなどはこまめに摘み取るようにして予防しましょう。
害虫
アブラムシ・・・見つけたら早めに駆除します。手で取るか、薄めた牛乳をスプレーすると、良いでしょう。(膜が張ってアブラムシが窒息します。)
ヨトウムシ・・・薬剤を撒くか、株元の土を浅く掘り起こして見つけるか、夜にパトロールして捕まえます。
ナメクジ・・・薬剤を撒くか、夜にパトロールして捕まえます。
我が家では、春に暖かくなってくるとアブラムシが付くことがあるのだっぴー!
たくさん付いた場合は、花茎ごとカットしているのだっぴー。
必要な作業
〇花が終わったら、花茎を根元から切っておきましょう。(花茎に付いている花が、8割くらい咲き終わったら切ります。)新しい花茎が立ち上がって、再び花を咲かせてくれます。
〇枯れた葉は、こまめに取り除いておくと、病気の予防になります。
〇種を取る場合は、花茎を切らずに枯れるまでそのままにしておきます。茶色く枯れてきたら採種し、種まきの時期まで冷暗所で保管しておきます。
まとめ
プリムラ マラコイデスは、庭の花が少なくなる時期から、次々とたくさんの花を咲かせてくれます。たくさん咲いた姿は、ふんわりと優しい雰囲気で、とても見応えがあります。種まきをして育てても良いですし、苗が割と安価で購入できますので、種まきに不安のある方は秋以降に出回る苗を購入して植えても良いですね。とても可愛いですのでおすすめです。ぜひ育ててみて下さいね!
プリムラ マラコイデスの育て方のポイントは・・・
- 日当たりと水はけの良い場所で
- 冬場は、霜や雪に当たらないようにして
- 肥料を切らさないように気を付けて
あなたのお庭やベランダに、たくさんのプリムラ マラコイデスのお花が咲きます様に。
たくさん咲いてくれるのが楽しみ楽しみ~
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