大きめの白花が初夏の花壇を爽やかにしてくれる、シャスタデージー。
他の草花とも相性がよく、存在感もある上にとてもかわいいお花です。
今回の記事では、シャスタデージーの育て方や植え付け、株分けの仕方などについてご紹介します。

私が育てているシャスタデージーは、花びらに特徴があってとても可愛いですよ!!

色々な品種があるのだっぴー!
シャスタデージーはどんな花でしょう?
フランスギクに、日本のハマギクを交配させて作出した園芸品種です。
「シャスタ」は、カリフォルニア州にあるシャスタ山の事で、その山に積もる雪の様子にちなんで名前が付けられたそうです。

マーガレットに似たお花を咲かせてくれます。咲く時期は、マーガレットよりも少し遅くなりますので、マーガレットと一緒に植えると、お花のリレーが楽しめます。
花の大きさは、5~10cm程度の白花です。一重咲き、八重咲、丁子咲きなどがあります。

白い花は清潔感があって好きだっぴ―!
シャスタデージー | |
科名 キク科 | |
特性 耐寒性多年草 | |
花期 6~7月頃 | |
草丈 50~80cm | |
耐寒性 強 耐暑性 やや弱 |
シャスタデージーの育て方は?
適した場所
日当たりと水はけの良い場所が適しています。
夏越し
高温多湿の環境には、少し弱いです。風通しの良い場所で、蒸れないように気を付けます。
花が終わったら、切り戻して風通しを良くしておきましょう。
夏の西日に当たるのが苦手ですので、温暖な地域では注意が必要です。
地植えの場合・・・落葉樹の下や、背の高い草花の陰になる場所に植えると良いです。
鉢植えの場合・・・夏場は、風通しの良い、半日陰の場所に移動させましょう。
冬越し
耐寒性が強く、戸外でも大丈夫です。地上部は枯れずに、常緑のまま冬を越します。

植え付けてすぐの場合には、冬場は霜よけをしたり、株元をマルチングしたりする方が安心です。

寒冷紗(かんれいしゃ)をかぶせて、霜よけしてもいいですね。
増やし方
種まきや株分け、挿し芽で増やすことができます。
種まき
春(4月中旬~5月)と秋(9月中旬~10月)が適期です。

春まきの場合は翌年の開花に、秋まきの場合は翌々年の開花になるのだっぴー!
①底に穴の空いたトレー等に種まき用の土を入れて、水で湿らせておきます。
②土の上にまばらに散らばるように種をまきます。種が軽く隠れる程度に、覆土(土をかぶせる)したら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
⓷優しい水流で水やりします。
*発芽するまでは、明るい日陰で土が乾かないように管理します。
*本葉が2~3枚程度出てきたら、ポットに植え替えましょう。

ポットに草花用培養土を入れて、種まきしても良いですよ。その方が植え替える手間が省けますよ。
株分け
適期は、春か秋です。

株分けをする2~3日前から水やりを控えておくと、株分けがしやすいのだっぴー!
①株を掘り上げるか、植木鉢から取り出し、軽く土を落とします。
②固まった根鉢(根と土が一緒になった部分)にハサミを入れたら、手で株を割ります。

あまり細かく分け過ぎると、株の再生に時間がかかってしまいます。元の株の大きさにもよりますが、私は2~4株にざっくりと分ける事が多いです。
④分割したそれぞれの株を植え付けます。
挿し芽
梅雨の頃(6月頃)に、切り戻した枝で挿し芽すると良いです。
①ポットに、赤玉土か挿し木用の土を入れて、水で湿らせておきます。
②しっかりとした枝を、2~3節(葉の付いている部分のこと)に切り分けます。枝先は摘心(カット)しておきましょう。下の節に付いている葉を取り除き、上の方の残った葉は、半分くらいの大きさになるようにハサミでカットし、挿し穂を作ります。

蒸散を抑えるために、残った葉はカットするのだっぴ―
③挿し穂の、葉を取り除いた下の節(下葉が付いていた部分)が土の中に隠れるように、ポットの土に挿します。
④優しい水流で水やりします。
*発根するまでは、明るい日陰で土を乾かさないように管理しましょう。
植え付け
適期は、春(3~4月)と秋(9月頃)です。
地植えの場合

できるだけ西日の避けられる場所を選んで植え付けるのだっぴー!
①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。元肥の緩効性肥料も入れておきましょう。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調節します。
⓷苗の周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。鉢底石はまとめてネットに入れておくと扱いやすいです。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。
土は、通気性と水はけの良いものが適しています。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土か、市販の草花用培養土でも大丈夫です。

さらに水はけを良くするために、軽石小粒や川砂などを混ぜても良いですね。
⓷土の上に、ポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。
苗を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5cmくらい下になるように、ウオータースペースを空けておきましょう。
④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
大株になると蒸れたり根腐れを起こしたりすることがありますので、2~3年に一度は株分けを兼ねて植え替えるようにしましょう。
水やり
地植えの場合・・・根付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は、水やりの必要はありませんが、何日も雨が降らず乾燥が続く場合には、たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきます。
その後は、春と秋に(3月と9月頃)緩効性肥料を施しましょう。
病害虫
アブラムシが付きやすいですので、薬剤を撒くか、水で薄めた牛乳をスプレーで吹きかけても効果があります。(アブラムシの上に膜が張って、息が出来なくなります。)
また、ヨトウムシが葉を食べてボロボロにします。薬剤を撒くか、根元を浅く掘って見つけるか、又は夜に見回って駆除するようにします。

我が家のシャスタデージーも、ヨトウムシの被害が酷いのです。葉が食べられていて、少し大きめのフンが、葉に残っているようならヨトウムシを疑いましょう。 ヨトウムシが大きくなると、薬剤が効きにくいですので、夜の見回りが必要になってきます。
こちらは、天然成分のスプレーです。↓
必要な作業
花がら(終わった花)摘み
咲き終わった花は、花茎を根元から切り取っておきましょう。風通しも良くなります。
葉摘み
枯れた下葉や傷んだ葉などは、こまめに取り除きましょう。蒸れを防いで、病害虫の予防になります。
まとめ
シャスタデージーは、涼し気な白花で存在感もある、素敵なお花です。春の花に少し遅れて、6月頃からかわいらしく咲き始めてくれます。わが家でも、地植えで数年間、毎年かわいく咲いてくれています。夏に株が蒸れないようだけ気を付けていますが、それ以外は割と丈夫で育てやすいですので、初心者の方でも大丈夫です。とてもおすすめのお花ですので、ぜひ育ててみてくださいね!
シャスタデージーの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと水はけの良い場所で
- 夏の高温多湿の環境に気をつけて
- 2~3年に一度は、株分けをして


あなたのお庭やベランダに、たくさんのシャスタデージーが咲きます様に。


白いお花が、さわやかに咲くのが楽しみだなっぴー
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