夏の花壇を彩る花として、人気のジニア。
百日草(ヒャクニチソウ)という和名が付いている通りに開花期が長く、次々とかわいい花を咲かせ続けてくれます。
今回の記事では、ジニアの育て方についてご紹介します。
夏の花壇の、強い味方ですね!
種類も色もたくさんあるのだっぴ―!
ジニアはどんな花でしょう?
夏の暑さに強く、生育も良く、長い期間次々と花を咲かせ続けてくれます。
白、黄色、ピンク、赤、オレンジ、複色などと花の色が豊富で、花の形や大きさ、草丈もさまざまです。
丈夫で育てやすいですので、初心者でも安心して栽培できます。
病気に強いものや、花がら摘みが不要なもの、おしゃれなアンティークカラーのお花など、新品種が続々と登場しています。
我が家の、夏~秋の花壇に欠かせないお花ですよ!
どんな新品種と出会えるか、楽しみだっぴ―
ジニア(百日草) | |
科名 キク科 | |
特性 一年草 | |
花期 5~11月 | |
草丈 15~100cm | |
耐寒性 弱 耐暑性 強 |
ジニアの育て方は?
適した場所
日当たりと風通しがよく、水はけの良い環境で育てましょう。
品種によっては、長雨に当たると病気になりやすいものがありますので、梅雨の時期などには、鉢植えで育てている場合は、軒下などに移動させる方が無難です。
また、雨などで泥がはね返ると病気になりやすいですので、庭植えの場合は、バーク堆肥やわらなどでマルチング(株元を覆う)をすると泥はねを防ぐことが出来ます。
冬越し
一年草ですので、冬越しは難しいです。
種を収穫し、翌年の春に種まきをして、また育てる事が出来ます。
増やし方
種まきか挿し芽で増やすことが出来ます。
種まき
適期は、気温が20℃以上になる4~5月頃です。
①底に穴の空いたトレーに、種まき用の土を入れます。
私は、イチゴパックや豆腐のパックの底に、いくつか穴を開けたものを
トレーとして使っていますよ。
②土の上に種をバラ蒔きにして、その上に種まき用の土を5mmくらいかぶせます。
⓷優しく水やりをして、発芽までは土を乾かさないように半日陰で管理します。
発芽したら、陽の当たる場所に移動させましょう。
本葉が2~3枚になったら、ポットに植え替えます。さらに本葉が6~7枚になり、根が回ってきたら、植木鉢や花壇に植え付け(定植)します。
*路地まき(花壇などに直接種を蒔く)で育てる場合は、5月以降にします。種を蒔く場所の土に、あらかじめ堆肥や腐葉土を混ぜて、耕しておきます。
挿し芽
春か秋が適期です。
①挿し穂を作ります。茎を切って、2~3節(葉が出ている部分)に切り分け、下の節の葉を取り除きます。残った葉は、蒸散を抑えるために半分の大きさにカットします。
②ポットなどに赤玉土、または挿し木用の土を入れて、挿し穂を挿します。
⓷たっぷりと水やりして、半日陰で土が乾かないように管理します。
植え付け
苗を購入したら、すぐに植え付けましょう。
庭植え
①植え穴を掘り、掘り上げた土に堆肥や腐葉土を混ぜておきます。
元肥の緩効性肥料も混ぜておきましょう。
②苗をポットから取り出し、根鉢を崩さずに植え穴に置き、高さを調整します。2ポット以上植える場合は、株と株の間を25cmくらい空けておきましょう。
⓷苗の周りに隙間なく土を入れます。
④たっぷりと水やりします。
私は、植え付けたらすぐに、茎を上から2~3節くらい切り戻ししています。花が咲くまで少し待ちますが、根がよく張って株が充実しますよ。
鉢植え
①植木鉢の底に、ネットに入れた鉢底石を敷きます。
②その上に、鉢の高さの3分の1位になるように土を入れます。
市販の草花用培養土か、赤玉土7:腐葉土3で配合した用土で大丈夫です。元肥も混ぜておきましょう。
⓷ポットから苗を取り出し、根鉢を崩さずに土の上に置き、高さを調整します。
鉢の縁から、土までの高さが1.5cmくらい下になるように、ウォータースペースを空けておきましょう。
④指や棒でつつきながら、苗の周りに土を隙間なく入れます。
⑤鉢底から流れるくらいたっぷりと水やりします。
鉢植えも、植え付けたらすぐに茎を上から2~3節程切り戻しておくと、根が充実するのだっぴー
植え替え
一年草ですので、特に必要はありません。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。
泥が跳ねると病気になりやすいですので、株元に水やりします。
少し弱めの水流で、水やりをするといいのだっぴ―
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。
その後は、一週間~10日に一度程度、薄めた液肥を与えます。
花が咲く期間が長いですので、肥料が切れないようにしましょう。
病害虫
斑点細菌病が泥の跳ね返りなどにより発生します。病気の株は早めに処分します。
また蒸れによって、灰色かび病(花や茎葉に褐色の斑点ができる)、立ち枯れ病(葉や茎が枯れてくる、連作を避ける)などの病気になりやすいですので、風通し良く育てましょう。灰色かび病や立ち枯れ病が発生した時は、株ごと処分します。
アブラムシやハダニが出やすいです。アブラムシは、薄めた牛乳をスプレーして駆除するか、薬剤を撒きます。ハダニは、葉の裏に水をかけて駆除するか、薬剤を散布します。
必要な作業
花がら摘み
花がら(咲き終わった花)は、種を収穫しない場合は早めに摘み取るようにしましょう。花が次々と咲き続けます。
摘心・切り戻し
茎が伸び出したら、摘心(茎の先端部分の芽を摘む)すると花数が増えます。
また、茎が伸び過ぎた場合には、一番上の芽から数節下で切り戻します。側枝が伸びて、花数が増えます。
種取り
種を取る場合は、花がらを摘まずに枯れるまでそのままにしておきます。乾いて茶色くなったら、花がらを摘んで種を取り出し、次の種まきの時期まで暗所で保管します。
支柱
背が高くなる品種は、風で倒れないように支柱を挿しておきましょう。
まとめ
ジニアは色や種類が豊富で、とても華やかに花壇を彩ってくれます。私は、プロフュージョンという品種をよく植えるのですが、1株植えるだけでボリュームがある姿で咲いてくれます。泥はねに気を付けて、それ以外は手間があまりかからず、次々と可愛い花を咲かせてくれます。おすすめのお花ですので、ぜひ育ててみて下さいね!
ジニアの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと風通しの良い場所で
- 泥はねに気を付けて
- 摘心や切り戻しを行って
あなたのお庭やベランダに、たくさんのジニアの花が咲きます様に。
可愛い花がたくさん咲くのが楽しみだっぴ―!
ジニア プロフュージョン アプリコット 苗 9センチポット 3号
ジニア プロフュージョン ホワイト 苗 9センチポット 3号
サカタのタネ 実咲花5642 暑さOK ジニア プロフュージョン ダブルミックス
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