チューリップの球根の植え付けのコツと育て方

春に咲く球根草花の中の代表的な花チューリップ。色とりどりに咲く姿は、とてもかわいいですね。

チューリップは、色がたくさんある上に多くの品種があり、毎年お気に入りの球根を見つけるのが楽しみという方も多いのではないでしょうか？

チューリップの球根をいざ植えようと思った時に、植え付けはいつ頃がいいのかな？とかどのくらいの深さに植えたらいいのかな？とか悩みますよね。

この記事では、チューリップの球根の植え付けとコツ、育て方についてご紹介します。

チューリップはどんな花でしょう？

春の球根草花の代表として、愛されているチューリップ。

すっきりとした花が咲くシンプルなものから、八重咲や枝咲き、花びらの形に特徴がある品種も人気があります。

また、品種によって、花の咲く時期が3月下旬～5月中旬までとさまざまです。

開花期の違う球根を植えると、長い期間お花のリレーを楽しむ事が出来ますよ。

チューリップ
科名　　ユリ科
特性　　耐寒性球根草花（秋植え球根）
花期　　3～5月
草丈　　２０～５０㎝
用途　　庭植え、コンテナ

チューリップの球根を植え付ける前には？

球根の選び方

大きくて、重く、プリっとした球根を選びます。

時々、水分が抜けてしんなりしている球根が入っている時があるので、よく見て選んでください。

表面の茶色の皮が、割れていたりはがれていたりする場合がありますが、中の白い所がプリっとした元気な状態であれば問題なしです。

球根の植え付け時期

10月～11月頃が良いですが、少し遅くなっても（1月頃まで）大丈夫です。

年内に植える方が、根が十分に張るのでよい株に育ちます。

チューリップの球根の植え付け方は？

適した場所

日当たりが良い場所で、排水性と保水性のある土に植えましょう。

庭植えの場合

①植えるスペースを耕し、堆肥、腐葉土と緩効性肥料を花壇の古土と混ぜておきます。

②土を５~10cmくらい掘って、球根を並べます。

（庭植えの場合、植える深さは球根の高さの3倍程度です。）

園芸用の手袋（内側がゴムになっているもの）を付けて、皮を指でこするようにすると割と簡単にむくことができます。はがれないときは無理にはがさなくても大丈夫です。

・チューリップの植え付けの間隔は、１０～１５cmくらいと説明書に書いているものがほとんどです。お好みにもよりますが、少し狭い間隔で植えた方が、花が咲いた時に見た目が豪華になりますよ。

③球根に土をかぶせて、たっぷりと水やりします。

鉢植えの場合

①植木鉢の底に鉢底石を入れます。（ネットに入れたものを使うと、花が終わった後の処理が楽なのでおすすめです。）

②規定量の元肥を入れた土を鉢の深さの3分の1位の高さになるまで入れます。

③チューリップの球根を、庭植えの時と同じように向きを揃えておきます。

鉢植えの場合、植え付る深さは球根の上部から表面の土までが5㎝程度の浅植えにします。

④球根に土をかぶせます。

鉢の高さギリギリまで土を入れるのではなく、鉢の高さから１～１．５ｃｍ位下の高さまでになるように土を入れます。ウォータースペースを作っておきましょう。

⑤鉢底から水が流れるくらい、たっぷりと水やりをして、陽の当たる場所に置きます。

植え付け後の育て方は？

置き場所

日当たりの良い場所に置きましょう。

水やり

土の表面が乾いたら与えるようにします。

鉢植えの場合は、冬の水切れに気をつけます。（冬の間も、土の中で根がどんどん伸びています。）

肥料

芽が出てきたら追肥として２週間に一度程度、薄めた液肥を与えます。

その他の作業

花が終わった後は、花の下（子房の下）から花がらを摘み取っておきます。

茎と葉は自然に枯れるまでそのままにしておきます。茎と葉が枯れたら、球根を掘り上げます。（6月末頃）

良く自然乾燥させてから、通気性が良く、日光の当たらない涼しい場所で保存しておきましょう。

その年の秋にまた植えることができます。

まとめ

チューリップの球根の植え付けのポイントは、、、