早春にブドウの房のようなかわいいお花を咲かせてくれる、ムスカリ。
とても可愛い花姿で、ほんのりと優しい良い香りもします。
今回の記事では、ムスカリの育て方、植え付けや増やし方、花が終わった後のお手入れの仕方などについてご紹介します。
ムスカリはどんなお花でしょう?
スッと伸ばした花穂に、丸いベルのような小さなお花を、ブドウの房のようにまとまってたくさん咲かせてくれます。

原産地は地中海沿岸地方や西アジアなどで、40~50種類ほどの品種がある球根植物です。八重咲きのものや、良く香るもの、羽のようなお花が咲くもの、花の上下で花色が違うものなどさまざまです。
草丈が低めですので、花壇の縁取りにすると素敵になります。また、群生させてグラウンドカバーのようにも利用できます。

花色は、青、ピンク、白、紫、黄色などがあります。すっきりとした色合いのお花は、他の草花との相性が抜群に良いです。チューリップやパンジー、ビオラ、スイセンなどと一緒に植えると、他の草花を引き立ててさらに素敵になります。

耐寒性が強く、お手入れの手間がそれほどかからず、植えっぱなしでも毎年素敵にお花を咲かせてくれますので、初心者の方でも育てやすいです。

我が家では、こぼれ種で、砂利の間などからもお花を咲かせてくれています。

お部屋の中で、水栽培で楽しむ事も出来るのだっぴー!
ムスカリ |
科名 ユリ科 |
特性 球根植物 |
花期 3月~5月中旬 |
草丈 10~30㎝ |
耐寒性 強 耐暑性 強 |
ムスカリの育て方は?
適した場所
日当たりと水はけの良い場所が適しています。
夏越し
夏には地上部が枯れて休眠します。休眠中(6月~9月頃)は、水やりはしなくても大丈夫です。
鉢植えで、球根を植えっぱなしにして育てている場合には、軒下など雨水のかからない涼しい日陰の場所に移動させて、夏越しさせましょう。
冬越し
耐寒性が強いですので、戸外で冬越し出来ます。
増やし方
種まきと分球で増やす事が出来ます。
種まき
種を採ったらすぐに取りまきにするか(6月頃)、種を保存しておいて秋(9~10月頃)にまきます。

種を乾燥させると発芽しにくくなるので、取りまきがおすすめなのだっぴー!
①底に穴のあいたトレーなどに、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②土の上に、まばらに散らばるように種をまきます。軽く土をかぶせたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきましょう。
③優しい水流で水やりをします。
*発芽するまでは、土を乾かさないようにして明るい日陰で管理しましょう。

発芽するのは、秋になるのだっぴー!取りまきにした場合は、気長に育てるのだっぴ―。
分球
自然に分球して、良く増えます。
植え替える時に、掘り上げて分球すると良いです。詳しくは植え替えへ
植え付け
一般的には球根から育てます。球根の植え付けの適期は、10~11月頃です。あまり早く植えると葉が伸び過ぎてしまうため、12月頃でも大丈夫です。
芽出し球根を購入した場合には、根鉢を崩さずになるべく早く植え付けましょう。
地植えの場合
①球根を植え付ける、2週間くらい前に、植え付ける場所の土に苦土石灰を混ぜて良く耕しておきます。堆肥や腐葉土も同時に混ぜておきましょう。
②植え付ける場所の土を、4~5㎝くらい平らに取り球根を並べます。球根と球根の間は、5~6cm程度あけます。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。

最初は、球根の間を空けて植え付けても、数年植えっぱなしにしていると、自然に分球して、間が埋まってきますよ!
最初からグラウンドカバーのようにしたい場合は、間隔をあまりあけずに密に植えても大丈夫です!
③球根の上に、2~3cm位の土(球根1つ分くらいの高さの土)をかぶせたら、手のひらで土の表面を軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合
5号鉢(直径約15cm)に、5~7球が目安です。
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の2位の所まで土を入れます。
土は、市販の草花用培養土か赤玉土7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。弱アルカリ性の水はけの良い土が適していますので、苦土石灰を少し混ぜると良いです。
③土の上に球根を、2~3cm間隔で並べます。球根の上に土をかぶせたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
土をかぶせる時には、球根の頭頂部が3~4㎜くらい土の上に出るようにすると、コンパクトな草姿になります。

寒さで、葉が短かくなるのだっぴー!ムスカリの葉は伸びすぎてしまうので、おすすめの植え方なのだっぴー!
④鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。

ムスカリの球根を植えた同じ鉢に、パンジーやビオラなどを植えておくと、にぎやかになるので、おすすめです!
水栽培の場合
球根は寒さに当てる事で発芽しますが、室内で育てる水栽培では十分な寒さに当てることが出来ません。水栽培する場合は、戸外でしばらく栽培して寒さに十分に当ててから室内に入れるか、球根を紙袋に入れて冷蔵庫に1~2か月入れてから栽培するか、どちらかの方法で行いましょう。
①お皿やカップなど、水栽培用の容器を準備します。中に湿らせた水ゴケや砂利玉、ビー玉など土の代わりになるものを入れます。
水ゴケの場合は、コケの間に球根を入れると良いです。水ゴケが乾きすぎない程度に、水やりしましょう。砂利玉やビー玉を使う場合には、敷き詰めた砂利玉やビー玉の上に球根を並べて、水を少し入れます。球根が直接水に浸からないようにして、球根の下部すれすれの所まで水を入れます。どちらの場合も一週間に一度程度、容器の水を取り替えます。

球根が水に浸かってしまうと、カビが生えたり腐ったりしてしまうことがありますよ。
②戸外の日陰など、暗い場所に置き発根させます。根が十分に伸びたら、室内の窓際などガラス越しに日の当たる場所で育てます。
*水栽培で育てた場合は、翌年には花をつけません。長く楽しみたい場合は、土に植えて育てましょう。

水栽培にして花が咲き終わったら、球根を地植えにしていますよ!
植え替え
特に植え替えの必要はなく、植えっ放しでも大丈夫です。球根が込み合い、花付きが悪くなるようなら掘り上げましょう。目安は、3年に一度くらいです。
掘り上げの適期は、葉が黄色く枯れてくる6月中旬~下旬頃です。球根を掘り上げたら、分球して2~3日乾燥させます。ネット等に入れ、晩秋の植え付けの時期まで、風通しの良い場所で吊るして保管しておきましょう。
球根の横に小さな球根(子球)が付いている場合は、子球に栄養が取られてしまい、花が小さくなってしまいます。子球は取り除いておきましょう。

葉が全部枯れてしまうと、球根がどこにあるのか分からなくなってしまいます。葉が黄色く枯れてきたら(6月中旬~下旬頃)掘り上げるようにしましょう。
水やり
地植えの場合・・・植え付けた後は、ほとんど水やりの必要はありません。何日も雨が降らず、乾燥が続く場合にはたっぷりと水やりしましょう。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。乾燥には強いですが、蕾を付けてから開花するまでの間は、水切れさせないように十分に水やりしましょう。
いずれの場合も、地上部が枯れている休眠中(6月~9月頃)は、水やりはしなくても大丈夫です。
肥料
球根内に養分を蓄えているため、肥料は少量で大丈夫です。
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。
その後の追肥は、花が終わって葉が枯れるまでの間に、薄めた液肥を月2回程度、水やり代わりに施しましょう。

球根が太って、翌年に花が大きくなるのだっぴー!
植えっぱなしで育てている場合には、花が咲く前(2月下旬~3月上旬頃)に緩効性肥料を施しておきましょう。
病害虫
白絹病
水はけが悪いと、白い糸のようなかびが生えることがあります。石灰を施しておくと予防できます。
害虫の被害は、ほとんどありません。

我が家でも、今まで病害虫の被害は無いですよ!
必要な作業
花がら(咲き終わった花)摘み
花穂の下の方から枯れて来ますので、上の花が2~3輪残っている時に、花茎ごと付け根の所で摘み取っておきましょう。

種を付けると、栄養が種の方に奪われて球根が太らないのだっぴー!
採種(種取り)
採種する場合は、花がらは摘まず枯れるまでそのままにしておきます。種が弾けやすいので、お茶のパックをかぶせてホッチキスで止めておくと確実に採種できます。
その他必要な作業
〇葉は枯れるまで切らずにそのまま残しておき、球根を太らせましょう。
〇葉が伸び過ぎるのを防ぐには、6月頃に球根を掘り上げて12月頃に植えなおすか、早春に地際から5~6cm位残して、短く葉をカットしておきましょう。
まとめ
ムスカリは、草姿がとてもかわいらしい早春のお花です。わが家では、ポピュラーな紫色のお花を、ほぼ植えっぱなしで長年育てています。スッキリとした花姿で低めの草丈でお花を咲かせてくれますので、花壇で他の春の草花と一緒に育てると素敵な景色を楽しむ事が出来ます。毎年、たくさんのお花を咲かせてくれる上に、こぼれ種で色々な所から顔を出してくれています。とても丈夫で育てやすいですので、初心者の方でも大丈夫です。ぜひ育ててみて下さいね!
ムスカリの育て方のポイントは・・・
- 日当たりと風通しの良い場所で
- 花が終わったら、(採種しない場合は)花茎を根元で切り取って
- 葉は枯れるまでそのまま残して


あなたのお庭やベランダに、たくさんのムスカリのお花が咲きます様に。


ブドウのようなお花が、たくさん咲くのが楽しみだなっぴー!
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