バーベナ バンプトンの育て方/植え付けや増やし方、お手入れの仕方など

多年草、宿根草

細い花茎を伸ばして、小さなお花を咲かせてくれるバーベナ バンプトン。

お花だけではなく、銅葉を楽しむ事も出来ます。

今回の記事では、バーベナ バンプトンの植え付けや増やし方、お手入れの仕方などについてご紹介します。

バーベナ バンプトンはどんな花でしょう?

細い茎葉を次々と立ち上げて、茎の先を四方に伸ばし、星屑を散りばめたかのようにピンク色の小さなお花を花穂に咲かせてくれます。花茎は良く枝分かれして、初夏から初冬までの長い期間、繰り返しお花を咲かせてくれます。

バーベナ オフィシナリスの改良種で、他のバーベナよりも草丈があまり高くならず、コンパクトな草姿で、独特な雰囲気です。

6月末頃です。小さなお花を咲かせてくれています。この時期は葉は緑色です。

茎葉は、気温が高い期間は緑色ですが、気温が低くなるにつれて銅葉(紫色)のシックな色合いになります。また、お花も気温が低いと濃くなります。寒くなるにつれて、美しさが際立ちます。

温暖な地域では、真夏にはお花が咲かないことがありますが、冷涼な地域では、真夏でもお花が咲きます。

とても小さなかわいいお花です。

ほとんど放任にしていても育つくらい、とても丈夫な性質ですので初心者の方でも育てやすいです。花後に枯れるまでそのままにしておくと、こぼれ種でも増えます。

ふみぽん
ふみぽん

お花もかわいいのですが、葉色の変化を楽しむ事が出来ますよ!

ちーちゃん
ちーちゃん

こぼれ種で、いろいろな所から顔を出してくれるのだっぴー!

   バーベナ バンプトン
科名   クマツヅラ科
特性   耐寒性多年草(宿根草)
花期   6~11月頃
草丈   60~80cm
耐寒性   強
耐暑性   強

バーベナ バンプトンの育て方は?

適した場所

日当たりと風通しの良い場所が適しています。半日陰でも育ちますが、日向で育てた時に比べると、花数が少なくなってしまいます。

土は、水はけと水持ちが良く、通気性の良いものが適しています。

夏越し

暑さには強いですので、特に夏越しの対策は必要ありません。水切れしないように、気をつけましょう。

ふみぽん
ふみぽん

水切れすると、下葉が茶色く枯れて来ますので気を付けて下さいね。

冬越し

寒さにも強いですので、特に冬越しの対策は必要ありません。冬は地上部がなくなるか又は小さな冬芽が出ている状態で越します。

3月末頃、新芽が出て来ました。気温がまだ低いですので、シックな紫色の葉色です。

増やし方

種まきと挿し木、株分けで増やす事が出来ます。

種まき

適期は、春(3~5月)です。秋(9~10月頃)でも大丈夫です。

ちーちゃん
ちーちゃん

こぼれ種でも増えるのだっぴー!

①底に穴の空いたトレー等に、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。ポットにまく場合は、草花用培養土を入れて、その上に種まき用の土を1.5cmくらい敷き、水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。

②トレーにまく場合は、土の上に種をまばらに散らばるようにまきます。土を1cmくらいかぶせたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

ポットにまく場合は、土の上に指で深さ1cmくらいの穴をあけて、種を3~4粒入れたら土をかぶせ、手のひらで軽く押さえておきましょう。

③優しい水流で、たっぷりと水やりします。

*発芽するまでは土を乾かさないように、明るい日陰で管理します。発芽したら、日向に移動させましょう。

*トレーにまいた場合は、本葉が3~4枚出て来たらポットに移植します。

*ポットにまいた場合は、適宜間引きながら育てましょう。ポットの土に根が回ったら、定植します。

挿し木

適期は、5~6月頃です。秋(9~10月頃)でも大丈夫です。

①ポットに、挿し木用の土か赤玉土を入れて水で湿らせておきます。

②しっかりとした茎を切り取り、先をカットしたら、2~3節ずつに切り分けます。下の節に付いている葉を取り除き、残った葉は、蒸散をおさえるために半分くらいの大きさにカットして、挿し穂を作ります。

③ポットの土に、挿し穂を挿します。葉を取り除いた下の節が、土の中に隠れるようにします。

④優しい水流で、たっぷりと水やりします。

*発根するまでは、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。

株分け

適期は、春(3~5月か秋(9~10月頃)です。

ある程度大株に育ってから行いましょう。株分けする2~3日前から、水やりを控えておくと株分けしやすいです。

①株を掘り起こすか又は植木鉢から取り出し、土を落とします。

②固まった根鉢にハサミなどで切り目を入れて、手で株を割ります。芽などを傷つけない様に気をつけましょう。

ふみぽん
ふみぽん

あまり細かく分け過ぎると、株の再生に時間がかかってしまいます。元株の大きさにもよりますが、私はざっくりと2~4株位に分けています。

③それぞれの株を植え付けます。

植え付け

適期は、春(3~5月頃)です。秋(9~10月頃)でも大丈夫です。

地植えの場合

①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。軽石小粒や川砂、パーライトなどを混ぜて、さらに水はけを良くしても良いです。

②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。

③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

④たっぷりと水やりします。

鉢植えの場合

①植木鉢の底に鉢底石を1.5cm位の高さまで敷きます。鉢底石は、まとめてネットに入れておくと扱いやすいです。

②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

土は、水はけの良いものが適しています。市販の草花用培養土やハーブの土、赤玉土7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。

③ポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。鉢の縁ギリギリまで土を入れるのではなく、苗を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5cm位下になるように高さを調整します。

④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。

植え替え

地植えの場合・・・数年間は植え替えの必要はありません。株が大きく育ち、込み合って来たら株分けを兼ねて植え替えましょう。

鉢植えの場合・・・鉢に根が回って鉢底から根が出て来たら、株分けを兼ねて植え替えましょう。

水やり

地植えの場合・・・植え付けた後、根付くまでは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は、特に水やりの必要はありませんが、何日も雨が降らず乾燥が続く場合には、たっぷりと水やりします。

鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいたっぷりと水やりします。

夏場に水切れしないように、気を付けましょう。

肥料

あまり多くの肥料を必要としません。

植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。

その後の追肥はほとんど不要ですが、開花期が長いですので、早春の芽が出てくる時期に、緩効性肥料を施します。その後は生育を見ながら、緩効性化成肥料を施しましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

我が家では開花期間中は時々、薄めた液肥を施しているのだっぴ―。

病害虫

うどん粉病

葉や茎に白い粉をまぶしたような斑点が出来て、広がります。カビが原因の病気です。見つけたら、病気の部分を取り除き、水で薄めた重曹や酢をスプレーしましょう。風通しの良い場所で育てるようにします。

バッタ等

葉を食害しますので、見つけたら駆除します。

ちーちゃん
ちーちゃん

何年も植えているけれど、我が家では病害虫の被害は今まで無いのだっぴー!

必要な作業

剪定、切り戻し

花が終わった頃か8月頃に、花茎を短めに切り戻しておくと、また次々にお花が咲いて長く楽しむ事が出来ます。花が終わった後に、そのままにしておくと、こぼれ種で増えます。

冬に、地上部が枯れて来たらカットしておきましょう。

採種(種とり)

種をとる場合は、花後に枯れるまでそのままにしておきます。穂先に、お茶のパックなどをかぶせてホッチキスで止めておくと、確実に採種できます。

まとめ

バーベナ バンプトンは、とても小さなお花を散りばめる様にたくさん咲かせてくれます。銅葉もシックで素敵です。わが家でも、こぼれ種で増えて、思わぬところからお花を咲かせてくれています。とても丈夫で、ほぼ放任でも育ってくれます。花茎も細く、お花も小さいですので他の草花の邪魔をせず、かわいらしく咲いてくれます。初心者の方でも大丈夫ですので、ぜひ育てて下さいね!

バーベナ バンプトンの育て方のポイントは・・・

  • 日当たりと風通しの良い場所で
  • 夏場に水切れしない様に気を付けて
  • 肥料は控えめで
ふみぽん
ふみぽん

あなたのお庭やベランダに、たくさんのバーベナ バンプトンのお花が咲きます様に。

散りばめる様にお花が咲きます。
ちーちゃん
ちーちゃん

小さなお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー!

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