特徴のある装飾花がかわいい、オタフクアジサイ。
ウイルスによって変異したガクアジサイを、園芸品種として育てたものだそうです。
今回の記事ではオタフクアジサイの育て方、植え付けや剪定、挿し木、お手入れの仕方などについてご紹介します。
オタフクアジサイはどんな花でしょう?
江戸時代から親しまれているガクアジサイの園芸品種で、正式名称は「ウズアジサイ」です。オタフク豆に似ていることから、「オタフクアジサイ」の名で親しまれています。

装飾花の縁が内側に丸まっている(皿状弁)のが特徴で、とてもユニークです。他のアジサイに比べて装飾花は小さめで、一重咲きです。花房はてまり咲きで、他のてまり咲きタイプのアジサイには珍しく、装飾花と両性花が混在してお花を咲かせてくれます。

お花の咲く期間が長く、たくさんのお花を次々と咲かせてくれます。一つ一つのお花の持ちも良いです。
葉は、一般的なアジサイと変わらず、縁がギザギザでつやのある、大きめのものです。
土壌の環境によって青~ピンクと花色が変化します。咲き進むにつれて色変わりしていく様子を楽しむことも出来ます。

とても個性的で、かわいらしいですよ!我が家でも半日陰の庭で、元気に育っています。

とても丈夫で育てやすいのだっぴー。初心者でも大丈夫なのだっぴ―。
| オタフクアジサイ | |
| 科名 ユキノシタ科(アジサイ科) | |
| 特性 落葉低木 | |
| 花期 5~7月 | |
| 樹高 1~2m | |
| 耐寒性 強 耐暑性 強 |
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オタフクアジサイの育て方は?
適した場所
アジサイの仲間は、日陰で育てるイメージがありますが、お日さまも好きですので、木漏れ日が当たる場所か、3時間くらい日が当たる場所で育てましょう。
日当たりが良すぎる場所では、葉焼け(葉の色が焼けたように変色)をおこしますので、避けた方が良いです。
夏越し
地植えで育てている場合・・・地温が上がらないように、敷き藁やバークチップ、腐葉土などで地面をマルチングしておきましょう。乾燥も防ぐことが出来ます。
鉢植えで育てている場合・・・落葉樹の下や半日陰の場所などに移動させましょう。

コンクリートやアスファルトなどからの照り返しを避けるようにしましょう。二重鉢(鉢を一回り大きな鉢に入れる)にしておくと、夏の高温から根を守ることが出来ますよ。
増やし方
挿し木で増やすことが出来ます。

我が家のオタフクアジサイも、頂いたアジサイを挿し木したものですよ!
挿し木が割と容易ですから、ぜひ試してみて下さいね。
挿し木
適期は、6月上旬頃です。
①ポットに挿し木用の土か、赤玉土小粒を入れて、水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②しっかりとした、枝を切り取ります。枝先を軽くカットしたら(花房が付いている場合は、カットしておきます)、2~3節ずつに切り分けます。下の節に付いている葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットして、挿し穂を作ります。
③挿し穂の葉を取り除いた下の節が、土の中に隠れるように、ポットの土に挿し穂を挿します。
④優しい水流で、たっぷりと水やりします。
*発根するまでは土を乾かさないように、明るい日陰で管理します。ポットの土に根が十分に回ったら、花壇や植木鉢に定植します。
植え付け
適期は3月頃です。温暖な地域では、秋(10~11月頃)でも大丈夫です。
地植えの場合
肥沃で、適度に湿り気のある場所が適しています。
①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。根鉢は崩しても大丈夫です。地面と苗木の根元が、同じ高さになるように調整します。
③土に隙間が出来ないように周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
④優しい水流で、たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合
1~2回り程度、大きな植木鉢に植え付けましょう。
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
土は、水はけと水持ちの良いものが適しています。市販の草花用培養土か、赤玉土7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。
③土の上に、ポットから取り出した苗を置いて高さを調整します。根鉢は崩しても大丈夫です。
鉢の縁ぎりぎりまで土を入れるのではなく、苗を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5cm位下になるように、ウォータースペースをあけておきます。
④まわりにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
地植えの場合・・・特に植え替えの必要はありません。
鉢植えの場合・・・根が良く張って根詰まりをおこしますので、一年に一度、花が終わった7下旬ごろに植え替えましょう。
水やり
地植えの場合・・・植え付けた年は、まだしっかりと根が張っていませんので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。根付いた後は水やりの必要はありませんが、何日も雨が降らず乾燥が続くような場合はたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
夏場は、葉からの蒸散量が多くなり、夕方には葉がしんなりと垂れ下がっていることがあります。様子を見て、一日二回(朝と夕方)水やりしましょう。

我が家の鉢植えのオタフクアジサイも、夏の夕方になると、葉が垂れてしまうことがありますよ。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。
その後の追肥は、2月頃に寒肥の緩効性肥料を施しましょう。
花が終わったら、お礼肥の化成肥料を株元に施しておきます。

私は花後には、剪定を行ったタイミングでお礼肥を施すようにしていますよ。

寒肥は、春にグングン成長してもらうための肥料なので、ゆっくり長く効くものが良いのだっぴー。
花後は、すぐに回復して新芽を秋までの短い期間に育ててもらうために、すぐに効くものが良いのだっぴー。
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病害虫
うどん粉病
葉や茎に、白い粉のようなカビが付いて広がります。病気の部分は取り除きますが、風通しの良い場所で育てて予防します。
炭疽病
花や葉が褐色に変化する病気です。風通しが悪く、湿気の多い場所で発生しやすいです。病気の部分は取り除き、周りに広がらないようにしましょう。
安心な殺菌剤です↓
アブラムシ
新芽や蕾に付いて汁を吸い、株を弱らせてしまいます。病気を媒介することもありますので、見つけ次第、手で取り除きましょう。
ハダニ
葉の裏に寄生して汁を吸い、かすり状にしてしまいます。葉の裏側に水をスプレーすると、予防することができます。
蛾の幼虫
薬剤をまくか、夜にパトロールして幼虫を見つけます。
安心なスプレーです↓
必要な作業
剪定、整枝
花後に行う剪定・・・花が色褪せて来たら、花房の下2~4節程度下がった場所の、節の少し上の位置でカットします。
7月末までに済ませましょう。剪定のタイミングが遅くなると、花芽が付きません。

剪定後に成長した部分に、翌年の花芽が付く(10月頃)性質なのだっぴー。
株全体を小さくする剪定・・・地際から20cm位の場所でカットしましょう。カットする位置は、必ず芽の位置を確認して、芽の上で切ります。ただ、この場合は、翌年にお花が咲かなくなります。

地植えにすると、グングン大きくなりますので、私も時々バッサリと切って、コンパクトにしています。翌年にお花が見られないのは、寂しいのですが・・・一年我慢です。

剪定をしなくても、お花は毎年咲くのだっぴー。大きくなり過ぎた場合に、コンパクトにするための作業なのだっぴー。
春先に行う整枝・・・冬場には落葉していますので、枝が良く見える春先(3月頃)は、整枝にはとても良い時期です。
この時期には、枝の途中を切る(剪定する)のではなくて、不要な枝の切り落とし(枝抜き)を行います。枯れた枝や交差している枝、内側に入り込んでいる枝などを、地際の所で切り落とします。

株立ちするので、株元が込み合ってくるのだっぴー。「枝抜き」すると、株元まで日が良く当たって、新しい枝が出やすくなるのだっぴー。
土壌環境の調整(青色かピンク色か、咲いてほしい色で咲かせる)
ピンク色に咲かせたい場合・・・秋と3月頃に、株元の土に石灰を混ぜておきましょう。春になって芽が動き始めたら、ミョウバンを混ぜておきます。
青色に咲かせたい場合・・・冬場に、鹿沼土や酸度未調整のピートモスを株元の土に混ぜ込みましょう。

我が家では、土壌環境の調整はしないことがほとんどだっぴー。自然にまかせているのだっぴー。
まとめ
オタフクアジサイは、独特の形のかわいいお花を次々と咲かせてくれます。鑑賞期間も長く、お花の持ちも良いです。我が家では、他のアジサイも育てているのですが、オタフクアジサイが一番長い期間お花を咲かせてくれています。頂いたお花の茎を、挿し木にして育てました。今のようにお花が咲くまでには数年かかりましたが、毎年見事にお花を咲かせてくれています。あまり手間がかからずに育てられますので、初心者の方でも大丈夫です。ぜひ育ててみて下さいね。おすすめです!
オタフクアジサイの育て方のポイントは・・・
- 木漏れ日の当たる場所か、3時間程度日が当たる場所で
- 夏の乾燥には気を付けて
- 適宜、剪定を行って


あなたのお庭やベランダに、たくさんのオタフクアジサイのお花が咲きますように。


かわいいお花がどんな色で咲くのか、たのしみだなっぴー!

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