春から初夏まで、爽やかなブルーの小花を次々と咲かせてくれるエキウム ブルーべッダー。
ナチュラルな雰囲気で、他の草花との相性がとても良いです。
今回の記事では、エキウム ブルーベッダーの種まきの方法や育て方などについてご紹介します。

我が家の初夏の花壇には、欠かせないお花ですよ!

種まきからでも、簡単に増やすことができるのだっぴー!
エキウム ブルーべッダーはどんな花でしょう?
エキウム ブルガレの園芸品種で、原産地は地中海沿岸地域です。スッと伸ばした花茎に、鮮やかなブルーの小花を、たくさん咲かせてくれます。

良く枝分かれして、それぞれの花穂にたくさんのお花を咲かせてくれますので、花壇がとても華やかになります。
花の色はほとんどが青色なのですが、気温や環境によって変化することがあり、時々ピンク色のお花が咲く事もあります。

本来は多年草なのですが乾燥を好みますので、高温多湿の日本の夏の環境には耐えられず、夏前には枯れてしまいます。
けれどもこぼれ種からでも増えるくらい、種まきから育てるのが容易です。花が終わったら種を採り、秋に種まきをすると、毎年お花を咲かせることができます。

バラとの相性もバッチリですよ!

葉や茎には、細かい毛が生えていて、少しチクチクするのだっぴー!
エキウム ブルーベッダー | |
科名 ムラサキ科 | |
特性 秋まき二年草 | |
花期 4月下旬~6月 | |
草丈 50~60cm | |
耐寒性 やや強い 耐暑性 弱い |
エキウム ブルーべッダーの育て方は?
適した場所
日当たりと風通しの良い、乾燥気味の場所で育てましょう。
土は、水はけと通気性の良いものが適しています。
増やし方
種まきをして増やす事が出来ます。
春か秋に流通するポット苗を購入して、植え付ける事もできます。
種まき
適期は、秋(9月中旬~10月頃)です。
トレーやポットにまくか、直まきにしても大丈夫です。

こぼれ種からでもたくさん発芽するくらい、種まきが容易ですので、ぜひ挑戦してくださいね!
直まきの場合
種をまく場所の土に、種まきの2週間くらい前に苦土石灰を混ぜて良く耕しておきます。堆肥や腐葉土も一緒に混ぜておきましょう。
①土の表面を平らにして、種が重ならないようにばらまきします。
②軽く土をかぶせたら、手のひらで土の表面を軽く押さえます。
③優しい水流で水やりします。
*発芽したら、適宜間引きながら育てます。最終的に株間が、40cm程度になるようにします。

トレーやポットにまく場合
①底に穴の空いたトレー等に、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。ポットにまく場合は、市販の草花用培養土をポットに入れて、水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②湿らせた土の上に、種を重ならないようにばらまきにしたら、軽く土をかぶせます。ポットにまく場合は、指先で土の上に穴を開けて、穴に種を入れたら土をかぶせます。一つのポットに3~4粒位ずつまきましょう。
土をかぶせた後は、手のひらで土の表面を軽く押さえておきます。
③優しい水流で水やりします。
*発芽するまでは、明るい日陰で土を乾かさないように管理しましょう。
*種から育てた苗は、冬までにある程度の大きさ(4号鉢以上:直径約12cmが目安)に育てておきます。

花を咲かせるためには、ある程度の大きさに育てた苗を、冬の寒さに当てる必要がありますよ。


トレー等に種まきした場合は、本葉が3~4枚出て来たら、ポットに植え替えましょう。直根性で、根を触られるのを嫌いますので、植え替える時に根が切れないように丁寧に扱いましょう。


はじめからポットに種まきした方が、植え替える手間が省けるのだっぴー!
植え付け
適期は、寒冷な地域では3~4月頃です。 温暖な地域では、苗が小さめの間に定植しても大丈夫です。
地植えの場合

開花には寒さに当てることが必要なのですが、寒冷な地域で、霜の心配のある場合には、冬の間は鉢で育てて春に地植えにしましょう。
①植え付ける場所の土に、植え付けの2週間くらい前に、苦土石灰を混ぜて良く耕しておきます。堆肥や腐葉土も一緒に混ぜておきましょう。

ややアルカリ性の土を好むのだっぴ―!
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。
直根性で根を触られるのを嫌がりますので、根鉢(根と土がひと塊になった部分)は崩さないようにしましょう。
③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。
土は、市販の草花用培養土か赤玉土7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。どちらの土を使う場合でも、小粒の軽石や日向土などを混ぜて、水はけを良くしておきましょう。
③ポットから取り出した苗を入れて、高さを調整します。鉢の縁から1.5cm位下に苗を植えた土の表面が来るように、ウォータースペースを開けておきます。
④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
水やり
乾燥気味を好みますので、水のやりすぎには気をつけましょう。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。
それ以降の肥料はほとんど必要ありません。与えすぎると徒長(必要以上に間延び)して、倒れやすくなってしまいます。
病害虫
疫病
カビが原因の病気です。雨の多い時期にかかりやすいです。初期には、水がしみたような斑点が葉に現れ、その後全体に広がり、枯れてしまいます。一度発生してしまうと治療が難しいです。
泥が植物に跳ねると発生しやすくなりますので、株元にやさしく水やりするようにします。株元をマルチングする(ビニールシートや藁などで覆う)のも良いです。
また肥料を施し過ぎると発生しやすくなりますので、気をつけましょう。

チッソ分が多い肥料は、特に注意が必要だっぴー
害虫 特にありません。

毎年育てていますが、害虫の被害は今までほとんど無かったですよ。
必要な作業
花がら(終わった花)摘み
花穂に付いている花がほとんど終わったら、花穂の下の所でカットしておきましょう。また新しい花穂が伸びて、花が咲きます。
採種するときは、花穂をカットせずにそのまま残しておきます。茶色く枯れてきたら収穫できます。次の種まきの時期まで、冷暗所で保管しておきましょう。

たくさんの種を取ることができます!種取りの時、ガクの毛が指に刺さることがあります。手袋を付けて種取りする方が良いですよ。

刺さると少しチクチクするのだっぴ―
まとめ
エキウム ブルーベッダーは、とてもかわいい青いお花をたくさん咲かせてくれて、爽やかに花壇を彩ってくれます。他の草花との相性も良く、花壇の主役にも脇役にもなります。わが家の庭にも欠かせないお花で、毎年種まきと種取りをして育てています。環境が合えば、こぼれ種からでもたくさん発芽してくれます。とても素敵なお花ですので、ぜひ育ててみて下さいね。おすすめです!
エキウム ブルーベッダーの育て方のポイントは、、、
- 日当たり、風通し、水はけのよい環境で
- 肥料は控えめで
- 植え付けの時に根を触らないようにして


あなたのお庭やベランダに、たくさんのエキウム ブルーベッダーのお花が咲きます様に。


爽やかなお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴ―!
コメント