春から初夏まで、爽やかなブルーの花を次々と咲かせてくれるエキウム ブルーべッダー。
ナチュラルな雰囲気で、他の草花との相性もバツグンです。
今回の記事では、エキウム ブルーベッダーの種まきの方法や育て方などについてご紹介します。
我が家の初夏の花壇には、欠かせないお花です~
種まきから毎年簡単に増やすことができるのだっぴー
エキウム ブルーべッダーはどんな花でしょう?
エキウム ブルガレの園芸品種です。鮮やかなブルーの小花を、花穂に数多く咲かせてくれます。
よく分枝してそれぞれの花穂にたくさんの花を咲かせてくれますので、花壇がとても華やかになります。
花の色はほとんどが青色なのですが、気温や環境によって変化することがあり、時々ピンク色の花が咲く事もあります。
本来は多年草なのですが、乾燥を好むため高温多湿の日本の環境には耐えられず枯れてしまいます。
けれども種から育てるのが割と容易で、こぼれ種からでも増えますので毎年咲かせることができます。
バラとの相性もバッチリですよ!
葉や茎には、細かい毛が生えているのだっぴー
エキウム ブルーベッダー | |
科名 ムラサキ科 | |
特性 秋まき二年草 | |
花期 5~6月 | |
草丈 50~60cm | |
耐寒性 やや強い 耐暑性 弱い |
エキウム ブルーべッダーの育て方は?
適した場所
日当たりと風通しの良い、乾燥気味の場所で育てましょう。
用土は、水はけのよい土が適しています。
庭植え
ややアルカリ土壌を好みますので、植え付け場所に苦土石灰を混ぜて耕しておきます。また、たい肥や腐葉土を混ぜて耕し、水はけをよくしておきます。
鉢植え
市販の培養土に小粒の軽石や日向土などを2割ほど混ぜて、水はけを良くした土に植えましょう。
増やし方
秋と次の年の春に流通するポット苗を購入するか、種まきをして苗を育てる方法があります。
こぼれ種からでも、たくさん発芽します。
種まき
種を蒔いて、発芽した苗を育てるのがわりと容易ですのでおすすめです~
①秋(9月中旬~10月頃)にポットにまくか、直まきにしても大丈夫です。種が軽く隠れるくらいに、覆土(土をかぶせる)します。
上のようにトレーに種まき用土を入れ、種をばらまきにしても良いですが、本葉が3~4枚程度になったら、ポットに植え替えます。(直根性で根を触られるのを嫌いますので、植え替える時には根が切れないように丁寧に行いましょう。)
エキウム ブルーベッダーが花を咲かせるためには、育てた苗を冬の寒さに当てる必要があります。
だから秋に種を蒔いて、冬にはある程度の大きさに育てておくんだなっぴー
植え付け
ある程度の大きさの苗を冬の寒さに当てることで、翌年の初夏に花が咲きます。
種で育てた苗は、冬までにある程度の大きさ(4号鉢以上:直径約12cmが目安)に育てておきます。
寒冷な地域・・・開花には寒さに当てることが必要なのですが、寒さにとても強い訳ではありませんので、冬の間は大きめの鉢に植えて、霜や雪の当たらない屋外の陽の当たる場所で育てます。春になったら地植えにしましょう。
温暖な地域・・・庭植え、鉢植えのどちらでも問題なく育ちます。
植え付けの時には、緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
直根性で根を触られるのを嫌いますので、根鉢(根と土がひと塊になった部分)を崩さず植え付けましょう。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
乾燥を好み、過湿を嫌います。水のやりすぎには気をつけましょう。
肥料
植え付けの時に、元肥として緩効性肥料を施します。
それ以降の肥料は必要ありません。与えすぎると徒長(必要以上に間延び)して、倒れやすくなってしまいます。
病害虫
疫病
カビ菌が原因の植物の病気です。雨の多い時期に起こりやすいです。初期には、水がしみたような斑点が下の方の葉に現れます。その後全体にその症状が広がり、枯れてしまいます。
一度発生してしまうと治療が難しいですので、予防が大切です。
泥が植物に跳ねると発生しやすくなります。水やりの時には、株元にやさしく水を与えるようにします。株元をマルチングする(ビニールシートや藁などで覆う)のも効果的です。
また、肥料を与えすぎると発生しやすくなりますので、与えすぎないように気をつけましょう。
チッソ分が多い肥料は、特に注意が必要だっぴー
害虫 特にありません。
毎年育てていますが、害虫の被害は今までほとんど無かったですよ。
必要な作業
花穂につく花がほとんど終わったら、花穂の下の節でカットします。また新しい花穂が伸びて、花が咲きます。
種を取るときは、花穂をカットせずにそのままにしておきます。
たくさんの種を取ることができますよ~
種を取るときには、種が覆われているガクの毛が指に刺さることがあります。
少し痛いですので、手袋を付けて種取りする方が良いかもしれませんね。
刺さると少し痛い毛なのだっぴ―
まとめ
エキウム ブルーベッダーの育て方のポイントは、、、
- 日当たり、風通し、水はけのよい環境で
- 肥料は控えめで
- 植え付けの時に根を触らないようにして
あなたのお庭やベランダに、たくさんのエキウム ブルーベッダーの花が咲きます様に。
初夏に爽やかな花が咲くのが楽しみだなっぴ―
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