おいしい果実をたくさん実らせてくれる果樹、フェイジョア。
南国風の美しいお花も素敵です。
今回の記事では、フェイジョアの育て方、植え付けやお手入れの仕方などについてご紹介します。
フェイジョアはどんな果樹でしょう?
常緑の中高木で、原産地は中南米の山野です。白っぽく見える葉と、ユニークで素敵なお花を観賞出来ます。その上果実も食べられますので、3拍子揃ったとても価値のある果樹です。

常緑の葉は、表面は緑色でツヤがあり、裏面は細かい毛に覆われていて、白っぽく見えます。根元から多く枝が出てきますので、生垣にも利用されます。樹高は、放任にすると3m以上にもなります。
お花は、花径4~5cm程度で花びらが4枚の白と赤の混じった色です。しべが赤く、独特な雰囲気のとても美しいお花です。お花は甘みがあり、エディブルフラワーとして食べることも出来ます。
果実は品種によって、小さ目のものから大き目のものまでさまざまです。形も卵形、長卵形、長楕円形などと品種によって形が違っています。

果皮は薄く、濃い緑色で固いです。果肉はクリーム色です。果肉には種がありますが違和感なく食べられます。熟すと良い香りがあり、甘酸っぱくておいしい果実です。グアバなどが近縁種です。
暑さにも寒さにも比較的強く、あまり手間がかからずに育てられますので、初めて果樹を育てる方でも大丈夫です。成長の速度は普通くらいで、剪定をすることで樹形や高さを調整できます。

一本植えるだけで実を付ける品種もありますが、異なった品種を何本か植えた方が、たくさんの実が付きますよ。

我が家でも、品種の異なる2本のフェイジョアを植えているのだっぴー。虫の代わりになって、受粉させているのだっぴー。
| フェイジョア |
| 科名 フトモモ科 |
| 特性 常緑果樹 |
| 花期 5月下旬~6月(果実の収穫期 10月下旬~12月中旬) |
| 樹高 1.5m以上 |
| 耐寒性 やや弱(-8℃程度) 耐暑性 強 |
フェイジョアの育て方は?
適した場所
日当たりと風通しの良い場所が適しています。
夏越し
暑さには強いですが、夏場に土を乾かし過ぎないように気を付けましょう。
混み合った枝は剪定しておき、風通しを良くしておきましょう。

土の乾燥を防ぐために、腐葉土や敷き藁などで、株元の土をマルチングしておいても良いですね。
冬越し
原産地が南米の樹木ですが、耐寒性は割とありますので(-8℃程度)関東より南の地域では、地植えでも大丈夫です。
寒冷な地域では鉢植えで育てて、冬場は日当たりの良い軒下や室内の日当たりの良い窓辺に取り込みましょう。冬の間は、水やりを控えめにして育てましょう。
増やし方
挿し木や取り木、種まきで増やすことが出来ます。

挿し木で増やすのが一番容易ですので、ここでは挿し木の方法についてご紹介します。
挿し木
適期は、6月頃です。剪定した枝を利用しても良いです。
①ポットに、挿し木用の土か赤玉土小粒を入れて、水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②春に新しく伸びた若い枝の先を、5~6cm程度切り取ります。先を軽くカットしたら、下の方の節に付いている葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットして挿し穂を作ります。
③挿し穂の、葉を取り除いた下の節が土の中に隠れるように、ポットの土に挿し穂をさします。
④優しい水流でたっぷりと水やりします。
*発根するまでは土を乾かさないように、明るい日陰で管理します。ポットの土に根が十分に回ったら、植木鉢に植え替えましょう。
植え付け
適期は、春(3月~4月頃)か秋(10月頃)です。

異なる品種を2本以上植えると、実が付きやすくなるのだっぴー。
地植えの場合
関東より南の地域では、地植えで育てることが出来ます。
①植え付ける場所の土に、直径50cm、深さ50cm程度の植え穴を掘ります。掘り上げた土に、たい肥や腐葉土を良く混ぜておきます。水はけを良くするために、軽石小粒や川砂などを混ぜても良いです。
②植え穴にポットから取り出した苗を入れて、高さを調整します。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
③周りに土を戻したら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
④たっぷりと水やりします。
*幼木を植え付けた場合は、風で揺れやすいですので、支柱を立ててひも等で止めて固定しておきましょう。1~2年経って、しっかりと根が張って来たら、支柱は外して大丈夫です。
*剪定で大きさを調整出来ますが、出来るだけ間隔を開けて植え付けましょう。
鉢植えの場合

鉢植えの場合は、小さめに(高さ1~2メートル程度)に育てられるのだっぴー。
①植木鉢の底に、1.5cmくらいの高さまで鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1程度の位置まで土を入れます。
土はあまり選びませんが、水はけと水持ちの良い土が適しています。市販の培養土か赤玉土小粒7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。
③ポットから取り出した苗を入れて、高さを調整します。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
鉢の縁ぎりぎりまで土を入れるのではなく、鉢の縁から1.5cm位下に苗を植えた時の土の表面が来るように、ウォータースペースをあけておきます。
④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
⑤優しい水流でたっぷりと水やりします。
*幼木を植え付けた場合は、風で揺れやすいですので、鉢植えの場合も支柱を立ててひも等で止めて固定しておきましょう。1~2年経って、しっかりと根が張って来たら、支柱は外して大丈夫です。
植え替え
鉢植えで育てている場合には、鉢土に根が回ってきたら(2年に一度程度)、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
水やり
乾燥には割と強いですが、幼木を植えた場合は、植え付けから1~2年程度は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。しっかりと根が張ります。
地植えの場合・・・根付いた後は、特に水やりの必要はありませんが、乾燥が続く場合にはたっぷりと水やりします。特に、夏場は乾燥させないように気を付けましょう。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいたっぷりと水やりします。夏場に水切れさせてしまうと果実の実りが悪くなりますので、特に気をつけましょう。
肥料
多くの肥料を必要としませんが、成長期には規定量の肥料を施し、たくさんの実が付くようにしましょう。
地植えの場合・・・春(3月頃)と秋(10月頃)に、有機肥料か緩効性肥料を株元に施しましょう。
鉢植えの場合・・・春(3月頃)と夏(7月頃)と秋(10月頃)に有機肥料か緩効性肥料を株元に施しましょう。
おすすめの肥料です↓
病害虫
病害虫の被害は特にありませんので、無農薬で育てやすいです。

口にする果物を収穫するので、無農薬で育てたいのだっぴー。我が家でも、今まで病害虫の被害はほとんどないのだっぴー。
必要な作業
剪定、切り戻し
適期は、春(3月~4月中旬頃)です。
苗が小さい間は、あまり剪定はせずに枝数を増やすようにします。
↓
枝葉が十分に茂ってきたら、幹を地際から60cm程度の位置でカットします。脇の所から出てきた枝は、枝先から3分の1位の位置でカットしておくと、そこからまた枝が出てきますので枝数が増えます。
↓
ある程度樹形が整ってきたら、込み合った枝や内側に向かって伸びている枝、地際から出ている細かい枝などを付け根の部分で切り取ります(間引き剪定)。そうすることで風通し良く育ちます。枝の先近くに花芽が出来ますので、全体を刈り込むなど強めの剪定はせずに、伸びすぎた枝の先を、控えめに切り戻す程度にしておきましょう。

垂れ下がった細くて弱そうな枝にも、結構立派な実がなるのだっぴー。

細くて弱い枝は、カットしてしまいそうになりますが、残しておくと良いですね。
受粉
品種の異なる木を2本以上並べて植えておくと、ある程度は実が付きますが、たくさんの実を確実に付けてほしい場合には、人口受粉をするのがおすすめです。
花粉がたっぷり出ている花を摘んだら、別の品種の、開いたばかりの若い花のめしべに、摘んだ花の花粉の部分を当てて受粉させましょう。または、刷毛などを使って受粉させても良いです。
収穫
収穫時期は、10月下旬~12月中旬にかけてです。
果実は、実ると自然に下に落ちますので、落ちた実を拾っておきます。この実を、香りが出て柔らかくなるまで置いておく(追熟)とおいしく食べることが出来ます。冷蔵庫に入れておくと、一か月くらいは保存出来ます。食べる時は、冷蔵庫から出して、柔らかくなるまで追熟させます。

追熟させて、そのまま食べてもおいしいのですが、私は果肉をミキサーにかけて、砂糖で煮て、ソースにすることが多いですよ。甘酸っぱいソースは、ヨーグルトとの相性抜群です!
まとめ
フェイジョアは、とても魅力のある果樹です。我が家では、隣家との目隠しの樹木として植えたのですが、フェイジョアを選んで良かったと思っています。葉が常緑で美しく、ユニークで素敵なお花も咲き、ついにはおいしい果実が出来ますので、お気に入りです。我が家では品種の違う2本のフェイジョアを地植えで育てています。毎年たくさんのお花と果実を付けてくれています。病害虫の被害もほとんどなく、育てやすいですので、初めての果樹に挑戦する方にもおすすめです。ぜひ育ててみて下さいね!
フェイジョアの育て方のポイントは・・・
- 日当たりと風通しの良い場所で
- 夏の乾燥に気を付けて
- 適宜剪定し、樹形を整えて


あなたのお庭やベランダに、たくさんのフェイジョアの果実が出来ますように。


素敵なお花がたくさん咲くのも、楽しみだなっぴー!

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