早春に咲き、春の訪れを感じさせてくれるかわいい球根花、クロッカス。
とても育てやすく、寒さに負けずに可憐な花を咲かせてくれます。
今回は、クロッカスの球根の植え付けや育て方、花後の管理などについてご紹介します。
とても愛らしい姿で咲いてくれますよ!
クロッカスは、春の訪れを告げてくれるのだっぴー
クロッカスはどのような花でしょう?
花が少ない時期に咲き、春の訪れを教えてくれる花です。
丈夫で育てやすく、毎年咲いてくれます。寒さにも強いです。
鉢や花壇に植えたり、ヒヤシンスのように水栽培で室内で楽しんだりすることも出来ます。
一つの球根に一つの花が咲いて終わりますので、多めに植えてボリュームを出した方がにぎやかになります。
黄色、白、紫、複色などの色があるのだっぴー
小さな花ですので、少し過密気味に植える方が良いかも知れません。
クロッカス | |
科名 アヤメ科 | |
特性 秋植え球根 | |
花期 2月~4月上旬 | |
草丈 10~15㎝ | |
耐寒性 強 耐暑性 強 |
クロッカスの育て方は?
適した場所
日当たりと水はけの良い環境が適しています。
日照不足になると、花が閉じてしまいます。また球根が太らないですので、翌年以降に花が咲かなくなることがあります。
暖かすぎる場所や暗い場所では、徒長(伸びすぎた状態)してしまい、花もちも悪くなってしまいます。
地上部が枯れてしまった後(6月頃~)は、日陰に移動させても大丈夫です。
増やし方
自然分球で増えます。
肥料や日照が足りなかったり、浅く植えすぎたりすると、球根が太らずに小さな球根ばかりになってしまいます。そうなると、花が咲きにくくなってしまいます。
植え付け
植え付け時期は、10~11月頃が適しています。それより、少し遅くなっても(12月頃)大丈夫です。
球根の植え付けが遅くなり、12月末になったことがあります。その時には、すでに球根から芽が出ていました(笑)。それでも普通に咲いてくれましたよ!
冬の寒い時期には戸外で寒さに当てます。
球根を寒さに当てることで、花が咲くのだっぴ―
鉢植えの場合
市販の草花用の培養土で大丈夫です。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。
①ネットに入れた鉢底石を敷きます。(水はけを良くしておきます。)
②その上に土を入れて、球根を並べます。
5号鉢(直径15cmくらい)に、5~6球くらいが目安です。球根の上に5㎝くらいの土がかぶる程度の深さが目安です。
⓷球根の上に土を入れ、手で軽く押さえます。
④鉢底から水が流れるくらいに、たっぷりと水やりをします。
庭植えの場合
①植え付ける場所を耕しておきます。水はけを良くするために、腐葉土と元肥の緩効性肥料を混ぜて耕しておきます。
②耕した場所の土を掘って、球根を植え付けます。
庭植えの場合は、3~5cm間隔で深さ5~10cmが目安です。
私は、庭植えの場合も1.5~2cm間隔で、かなりぎゅうぎゅうに植えています。
クロッカスは過湿に弱いですので、あまり過密に植えるのも良くないのかも知れませんが・・・
⓷たっぷりと水やりをします。
植え替え
葉が枯れたら、球根を掘り上げます。秋の植え付けまでネット等に入れて、涼しい場所で保管しておきます。
植えっぱなしでも、数年間は毎年花を楽しむことが出来ますよ!
水栽培の方法
クロッカスは、寒さに当てることで花が咲きますが、室内で育てる水栽培では、十分な寒さに当てることが出来ません。
水栽培する場合は、戸外でしばらく栽培して寒さに十分に当ててから室内に入れるか、球根を紙袋に入れて2か月くらい冷蔵庫に入れてから栽培するかどちらかの方法で行いましょう。
①お皿やトレーなど、水栽培用の入れ物を準備し、湿らせた水ゴケや、玉砂利、ビー玉など土の代わりになるものを入れ物の中に入れます。
水ゴケの場合は、コケの間に球根を入れると良いです。水ゴケが乾きすぎない程度に、水やりをしましょう。砂利玉やビー玉を使う場合には、敷き詰めた砂利玉などの上に球根を並べて、水を少し入れます。球根が直接水に浸からないようにして、球根の下部すれすれの所まで水を入れます。
球根が水に浸かると、球根にカビが生えたり、腐ったりすることがありますよ。
根が出るまでは(戸外の日陰など)暗い場所に置き、根が伸びてきたら窓際など、ガラス越しに陽の当たる場所に移動します。根が伸びるまでは、根を光に当てないようにします。
一週間に一度程度、容器の水を取り替えます。
水やり
秋から春までは土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
(水をやりすぎて土が湿った状態が続くと、球根が腐ってしまいますので気を付けましょう。)
鉢植えの場合は、冬の間も水切れしないように気を付けます。
花が咲いている間は、水が花にかからないように丁寧に水やりをしましょう。
花びらに水が当たると、花びらが傷んでしまうのだっぴー
地上部が枯れて、球根の休眠期になったら、水やりはしなくても大丈夫です。
肥料
球根を植え付ける時に、元肥の緩効性肥料を施します。
花が終わったら、早めに肥料を与えます。(球根を太らせるためです。)
病害虫
特にありません。
必要な作業
花が終わったら、茎の下の方から花がらを取っておきましょう。(種子のできる部分を取りのぞき、球根を太らせます。)
葉は切らずにそのままにしておきます。(花後の葉で光合成をすることで、球根に栄養を送り、球根を太らせるためです。)
葉が黄色くなってきたら球根を掘り上げ、乾燥させて保管します。(6月頃)
球根は数年間(3~5年)は植えっぱなしでも大丈夫ですが、掘り上げた場合は、2~3日乾燥させたら、ネットなどに入れて涼しい場所で保管しましょう。
水栽培では、球根が小さくなってしまいますので、毎年新しく球根を購入しても良いでしょう。
まとめ
クロッカスの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと水はけの良い場所で
- 寒さにしっかり当てて
- 花が終わったら肥料を与えて(球根を太らせる)
あなたのお庭やベランダやお家の中に、かわいいクロッカスが咲きます様に。
毎年咲くのが楽しみだなっぴー
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