早春の庭に、鮮やかな大きめの花を咲かせてくれるアネモネ。
とても華やかで、お庭がパッと明るくなります。
今回の記事では、アネモネの球根からの植え付けや育て方について、ご紹介します。
我が家の春の庭に欠かせない花ですよ!
チューリップと一緒に植えると、より華やかになりますよ~!
はっきりと色が分かれている花が好きだっぴ―!
庭が華やかになるのだっぴー
アネモネはどんな花でしょう?
パセリを思わせるような切れ込みのある葉の間から、蕾が上がり大きめの花を次々と咲かせてくれます。
とても華やかな花で、花色も赤、紫、ピンク、青、白など豊富にあります。咲き方も、さまざまで一重咲きから八重咲、さらに花びらの多い菊咲きなどがあります。
手間もかからず、育てやすいですので初心者でも大丈夫です。植えっぱなしでも、毎年花を咲かせてくれます。
アネモネ | |
科名 キンポウゲ科 | |
特性 秋植え球根 | |
花期 2~5月 | |
草丈 15~50cm | |
耐寒性 強 耐暑性 弱 |
アネモネの育て方は?
アネモネは種からでも栽培できるのですが、球根から育てるのが一般的です。12月頃から出回る、芽出し球根(花芽が出ている状態の球根)のポット苗を購入して育てる事もできます。
適した場所
日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所が適しています。
やむを得ず湿気の多い場所に植える時は、盛土をして排水を良くしましょう。
鉢植えでは、地上部が枯れたら(6月頃)日陰に移動させても大丈夫です。
増やし方
分球と種で増やすことが出来ます。
分球の場合は、掘り上げた球根を切り分けて増やすことが出来ます。
球根を植え付ける前に
庭植えの場合は、植え付けの2週間くらい前に植え付け場所の土に苦土石灰を混ぜて耕しておきます。(アネモネは、酸性土壌を嫌います)
アネモネの球根は、乾燥していますので、そのまま植え付けると急に水分を吸い上げてしまい球根が腐ってしまいます。ですので、植え付けの前に、ゆっくりと給水させるようにします。
給水の方法
○湿った土の上に、球根を並べて2~3日置いておきます。
○軽く湿らせた水ゴケやバーミキュライトなどの中に球根を入れて、冷蔵庫で一週間ほど保管します。
○水で濡らしたペーパータオルを軽く絞って球根を包み、ビニール袋に入れ、冷蔵庫で3日程度保管します。
上のいずれかの方法で、給水させてください。球根に水分が入って、ふっくらとした状態になったら植え付けます。
私は、植木鉢の湿った土の上に並べる方法で給水させることが多いです。
植え付け
球根の植え付け適期は、10~11月です。それより、少し遅くなっても(12月頃)大丈夫です。
ちょっと遅くなって、一月上旬に植えた時も、普通に咲いてくれました。
アネモネの球根は、尖っている方が下です。
アネモネの球根は、上と下が分かりにくいですので、分からない場合は、横向きに植えると良いです。
鉢植えの場合
水はけの良い土に植えましょう。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土か、赤玉土と腐葉土とピートモス(酸度調整済みのもの)を5:3:2の割合で混ぜた土に、緩効性肥料を混ぜておきます。
①植木鉢の底に、ネットに入れた鉢底石を入れ、その上に用土を入れます。
②給水させた球根を並べます。
直径15cmの植木鉢に、3球程度が目安です。植える深さは、球根の上部から土の表面までが、3cm位になる様にします。
⓷球根の上に土をかぶせます。土の表面が、鉢の上から2cm位下になるようにウオータースペースを空けておきます。
④たっぷりと水やりをします。
庭植えの場合
前述したように植え付けの2週間くらい前に、植え付け場所の土に苦土石灰を混ぜて耕しておきます。(アネモネは酸性土壌を嫌います。)
①土に、腐葉土と、元肥の緩効性肥料を混ぜて耕します。
②植え付ける場所の土を掘って、球根を並べます。
球根と球根の間隔は、10cm~15cmくらいが目安です。植える深さは、球根の上部から土の表面までが、3cm位になる様にします。
私は、密に植えるのが好きなので、少し狭い間隔で7cmくらいにしています。
④掘り上げた土を球根にかぶせます。地表より少し土を盛り上げておくと、水はけが良くなります。
⑤たっぷりと水やりします。
芽出し苗の植え付け
購入したらすぐに植え付けましょう。
鉢植えの場合
水はけの良い土に植えましょう。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土か、赤玉土と腐葉土とピートモス(酸度調整済みのもの)を5:3:2の割合で混ぜた土に、緩効性肥料を混ぜておきます。
①植木鉢の底に、ネットに入れた鉢底石を入れ、その上に用土を入れます。
②苗をポットから取り出します。苗を取り出すときには、根鉢(根と土の塊になっている部分)を崩さないようにします。土の表面が、鉢の上から2cm位下になるように高さを調整します。(ウオータースペースを空けておきます。)
⓷苗の周りにも用土を入れます。土の表面が、鉢の上から2cm位下になるようにウオータースペースを空けておきます。
④たっぷりと水やりをします。
庭植えの場合
植え付けの2週間くらい前に、植え付け場所の土に苦土石灰を混ぜて耕しておきます。
①土に、腐葉土と、元肥の緩効性肥料を混ぜて耕します。
②植え付ける場所の土を掘って、ポットから取り出した苗を植えます。苗を取り出すときには、根鉢を崩さないようにします。
⓷たっぷりと水やりします。
球根の掘り上げ
球根を掘り上げる場合は、地上部が枯れてから(5~6月頃)にします。地上部が完全になくなってしまうと、どこに植えたのか分からなくなるので、まだ枯れた葉が球根に付いている時に掘り上げます。
土を落とし、枯れた葉や根を取り除いたら、日陰で2~3日乾燥させます。植え付けまで、ネットに入れて涼しい日陰で保管します。
鉢植えの場合、球根を掘り上げずに、鉢ごと雨の当たらない日陰に置いておくことも出来ます。
庭に植えた球根は、掘り上げずにそのままにしていても、芽が出て来ますよ!
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきます。
その後は葉が出始めたら、株元に緩効性肥料を施します。蕾が見えてきたら、2週間に一度くらい薄めた液肥を与えます。
病害虫
病気・・・うどんこ病、灰色かび病、立枯病など
過湿になると発生しやすくなりますので、気をつけましょう。
害虫・・・アブラムシ、ハモグリバエなど
見つけたら駆除しましょう。アブラムシは、薄めた牛乳をスプレーすると窒息します。ハモグリバエは葉の中を進んで模様を描くので、その模様の先端にいる幼虫を指でつまんで潰します。
何年も植えていますが、病害虫の被害は今までなかったですよ!
必要な作業
花が終わったら、茎の下の方で花がらを切っておきましょう。散った花びらも拾っておきます。(病気を防ぐためです。)
掘り上げた球根を分球する場合は、植え付けの時(10~11月頃)に行うとよいです。
まとめ
アネモネの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと、水はけの良い場所で
- 球根の場合は、植え付けの前にゆっくりと球根に給水させて
- 芽出し苗の場合は、ポットから取り出した苗の根鉢を崩さないようにして
あなたのお庭やベランダに、たくさんのアネモネが咲きます様に。
春が楽しみだなっぴー
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