ふわふわとしたお花や葉が、可愛らしいフランネルフラワー。
ユニークなお花で、とても人気があります。
今回の記事では、フランネルフラワーの育て方、夏越しや冬越し、植え付けの仕方などについてご紹介します。
フランネルフラワーはどんな花でしょう?
花や葉、茎が細かい毛で覆われていて、触るとフランネルの布地の様な手触りがすることから、この名が付けられました。原産地がオーストラリアの多年草です。

四季咲き性で開花期間が長く、春から秋までお花を楽しむ事が出来ます。他の草花にはない独特の姿ですので、世界中で愛されているお花です。
葉の間から、花茎を伸ばして、かわいいお花を咲かせてくれます。花色は白や複色で、葉の色はシルバーグリーンで常緑です。
フランネルソウと手触りが似ていますが、フランネルソウはナデシコ科でフランネルフラワーはセリ科ですので、分類上は別の植物になります。
日本では、最初は輸入の切り花として流通していましたが、品種改良されて、鉢花として流通するようになりました。

株全体が白っぽいですので、他の草花との相性がとても良いです。大き目の鉢に寄せ植えにしても素敵です。また、株元で切り取って、室内で切り花として楽しむ事も出来ます。
自生地が山岳地帯や砂地などですので、高温多湿の環境や霜にも弱く、育てる場合には少し注意が必要です。

どちらかというと、地植えよりも鉢植えに向いていますよ。鉢植えで育てた方が、気候に合わせて置き場所を移動させられます。

暑さにも寒さにも弱いので、育てるのが少し難しいのだっぴー。
| フランネルフラワー |
| 科名 セリ科 |
| 特性 多年草 |
| 花期 4~6月、9~11月 |
| 草丈 30~100cm |
| 耐寒性 弱 耐暑性 やや弱 |
フランネルフラワーの育て方は?
適した場所
日当たりと水はけ、風通しの良い場所が適しています。
長く雨に当たると花や葉が傷みますので、雨の避けられる場所が良いです。
夏越し
高温多湿の環境には弱いです。
真夏に直射日光や西日の当たる場所は避けましょう。軒下など雨の当たらない、半日陰の場所などが適しています。
地植えにする場合には、軒下など雨の当たらない場所に植え付けるようにします。
鉢植えで育てている場合には、雨の当たらない、風通しの良い涼しい半日陰の場所に移動させましょう。
冬越し
寒さには弱く、霜や凍結で枯れてしまいます。
鉢植えで育てている場合は、冬の間は室内に取り込み、日の当たる窓辺で水やりを控えめにして育てましょう。
地植えで育てている場合は、周りにビニールなどをかぶせてマルチングするなど防寒対策をしましょう。
増やし方
種まきで増やすことが出来ます。

採種して増やした苗を、無断で譲渡、販売することは禁止されています。お家で楽しむだけにしましょう。
種まき
適期は5月頃です。
①底に穴の開いたトレーなどに、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②土の上に種を重ならないようにまきます。軽く土をかぶせたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
③種が流れないように、優しい水流でたっぷりと水やりします。
*発芽するまでは、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。発芽したら日当たりの良い場所に移動させましょう。
植え付け
適期は、春(4~5月頃)と秋(9~10月頃)です。
市販の苗を選ぶ場合は、全体的にがっしりとしていて株元のぐらつきがなく、葉がきれいなものを選びましょう。
株元に枯れた葉や黄色く変色した葉などがあれば、取り除いておきましょう。
地植えの場合

どちらかというと、鉢植えで育てる方がおすすめですが、地植えにする場合には、日当たりと水はけの良く、雨が当たらない軒下などに植え付けましょう。
①植え付ける場所の土に、たい肥や腐葉土を入れて良く耕しておきます。土を酸性にして、水はけを良くするために、鹿沼土や無調整ピートモスも混ぜておきましょう。
②植え穴を掘り、そっとポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。根鉢は崩さないようにしましょう。元肥の緩効性肥料を、少量混ぜておきましょう。

根が繊細で弱いですので、根鉢は絶対に崩さないように、また肥料は少なめに施しましょう。
③周りにもそっと土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
④優しい水流でたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合
ポット苗より2周り程度大きな鉢に植え付けましょう。大き目のコンテナなどに寄せ植えにしても良いです。通気、排水性の良い素焼き鉢やテラコッタ鉢などが適しています。
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を入れます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を少量混ぜておきましょう。
土は、水はけの良い酸性のものが適しています。市販のブルーベリーの土を使うか、鹿沼土と酸度無調整ピートモスを等量で混ぜた土で大丈夫です。
③土の上にポットから取り出した苗をそっと入れて、高さを調整します。根鉢を崩さないようにしましょう。

根鉢を崩すと枯れてしまうこともあるのだっぴー。
鉢の縁ぎりぎりまで土を入れるのではなく、鉢の縁から1.5cm位下に苗を植えた時の土の表面が来るように、ウォータースペースをあけておきます。
④まわりにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
根が繊細ですので、棒などで土を突ついて根を傷めないように、優しく土を入れましょう。株の中心部分に土が被らないようにしましょう。
⑤鉢底から流れるくらいたっぷりと水やりします。
植え替え
適期は、春(4~5月頃)か秋(9~10月頃)です。
花や葉が小さめになってきたら、一回り程度大きな鉢に植え替えましょう。
植え替える時にも、根鉢を崩さないようにします。
水やり
葉や花に水がかからないように、土の部分に水やりしましょう。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。過湿は苦手ですが、極端に乾燥させてしまうと、枯れてしまうことがあります。
地植えの場合・・・ほとんど水やりの必要はありませんが、雨水がかからない場所では、時々水やりします。

乾燥し過ぎると、根が傷つくので注意なのだっぴー。
肥料
根が繊細ですので、高濃度の肥料を施すと肥料焼けしてしまいます。
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を少量混ぜておきましょう。
その後の追肥は、春と秋に緩効性肥料を置き肥するか、規定量の2倍に薄めた液肥を10日に一度程度施しましょう。
病害虫
灰色カビ病
風通しが悪いとかかりやすいです。花びらやつぼみなどにシミの様なものが現れて枯れてしまいます。花がらや枯れた葉などはこまめに取り除き、風通し良くして育てましょう。
空気がたまりやすい乾燥しやすい場所ハダニ
ハダニ
高温と乾燥で発生しやすいです。葉の裏に寄生して汁を吸い、株を弱らせてしまいます。葉の裏側に水をスプレーすると、予防できます。
必要な作業
花がら(咲き終わったお花)切り
咲き終わったお花は、こまめに切り取りましょう。また次々とお花を咲かせてくれます。
株元の所でカットして間引くようにすると、風通しが良くなり、過湿を防いで病気の予防にもなります。
採種(種採り)
花がら(咲き終わったお花)をそのままにしておくと、種が実ります。そのままいくつか残しておき、茶色く枯れて来たら収穫しましょう。紙袋などに入れて、次の種まきの時期まで冷暗所で保管しておきましょう。
切り戻し
夏にお花が一段落したら、脇芽の上の所で切り戻しておきましょう。風通しが良くなり、蒸れを防いで病気の予防になります。

切り戻す時には、枝に必ず葉を残してカットするのだっぴー。葉を残さずにカットすると枯れてしまうことがあるのだっぴー。
その他の作業
枯れた葉や黄色くなった葉などがあれば、こまめに摘み取っておきましょう。
まとめ
フランネルフラワーはふわふわとした手触りが特徴の、かわいらしいお花です。とても魅力的で、お花屋さんで見かけると、ついつい葉を触ってしまいます(笑)。我が家でも何度も育てていますが、夏越しや冬越しが難しく、残念ながら冬越しできずに枯れてしまったこともありますが、一株は何とか3年間、お花を咲かせてくれました。暑さと寒さの両方に弱いですので、やや育てにくいお花なのですが、このお花にはそれでも育ててみたくなる魅力がありますので、ぜひ育ててみてくださいね!
フランネルフラワーの育て方のポイントは・・・
- 日当たりと水はけ、風通しの良い場所で
- 暑さと寒さに気をつけて
- 根を傷つけないようにして
- 水やりと肥料に気をつけて


あなたのお庭やベランダに、たくさんのフランネルフラワーのお花が咲きますように。


ふわふわのお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー!

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