ガウラ フェアリーズソングの育て方/植え付けや増やし方、お手入れの仕方など

多年草、宿根草

伸びた花茎に、パステルピンク色の蝶の形をした小花を次々と咲かせてくれる、ガウラ フェアリーズソング。

草丈が低く作られた品種ですので、とても扱いやすく、狭い庭やベランダ栽培にも向いている人気のお花です。

今回の記事では、ガウラ フェアリーズソングの植え付けや増やし方、お手入れの仕方などについてご紹介します。

ガウラ フェアリーズソングはどんな花でしょう?

北アメリカ原産の多年草です。お花が蝶々のような形ですので、ハクチョウソウ(白蝶草)と呼ばれています。

スッと伸ばした茎の先が花穂になって、小さなかわいいお花が連なって咲きます。たくさんの花穂を立ち上げますので、咲き揃った姿はとても美しく、見応えがあります。また、風に揺られて咲く姿は、まるで蝶々が飛んでいるようです。

咲き揃うと、とてもボリュームがあります!

一つ一つのお花の持ちは短いのですが、次々とお花を咲かせてくれます。お花が咲く期間が長く、初夏から晩秋まで楽しむ事が出来ます。

花壇のお花が少なくなる真夏でも、暑さにも負けずに咲き続けてくれますので、とても貴重なお花です。

通常のガウラの半分くらいの草丈で、生長が早くコンパクトな品種です。耐寒性にも耐暑性にもすぐれ、放任でも育つくらい丈夫です。

銅葉が美しいですので、花の咲いていない期間もカラーリーフとして葉を楽しむ事が出来ます。

12月頃の写真です。シックな色合いの葉が出て来ています。
ふみぽん
ふみぽん

コンパクトで他の植物との相性が良いですので、寄せ植えなどにも利用されていますよ。花壇にまとめて植えても(群植)素敵ですね!

ちーちゃん
ちーちゃん

あまり手間をかけなくても、元気に育つのだっぴ―!

初心者でも、安心して育てられるのだっぴー!

   ガウラ フェアリーズソング
科名     アカバナ科
特性     耐寒性多年草(宿根草)
花期     5月~11月
草丈     30~40cm
耐寒性     強
耐暑性     強

ガウラ フェアリーズソングの育て方は?

適した場所

日当たりと水はけ、風通しの良い場所が適しています。

半日陰の場所でも育ちますが、日当たりの良い場所の方がたくさんのお花を咲かせてくれます。

土質は選ばず、痩せた土地でもよく育ちます。

夏越し

夏の暑さには強く、蒸れにも強い品種ですので、特に気を付ける事はありません。

冬越し

寒さには強いですので、冬の防寒対策は不要です。

伸びた地上部は枯れて、地際に葉が残りますので、この葉を残して、それ以外はすべてカットしておきましょう。

増やし方

挿し木と株分けで増やす事が出来ます。いずれも春と秋が適期です。

挿し木

①ポットに、挿し木用の土か赤玉土を入れて水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。

②しっかりとした枝を切り取って、枝先をカットしたら、2~3節ずつに切り分けます。

③下の節に付いている葉を取り除き、残った葉は蒸散を抑えるために半分くらいの大きさにカットして、挿し穂を作ります。

④葉を取り除いた下の節のが土の中に隠れるように、ポットの土に挿し穂を挿します。

⑤優しい水流で水やりします。

*発根するまでは、明るい日陰で土が乾かないように管理します。

ふみぽん
ふみぽん

ガウラ フェアリーズソングの挿し木は、割と簡単で上手く増やせることが多い

です。ぜひ挑戦して下さいね!

株分け

株分けをする2~3日前から、水やりを控えておくと株分けしやすいです。

①株を掘り上げて、軽く土を落とします。あまり根を触らないようにします。

②根鉢にハサミやカッターで切り目を入れた後、株を手で割って分けます。

あまり細かく分け過ぎると、株の再生に時間がかかってしまいます。元株の大きさにもよりますが、ざっくりと2~4株位までに分けましょう。

⓷株分けしたそれぞれの苗を植え付けます。

植え付け

購入したポット苗や株分けした苗は、なるべく早く植え付けましょう。

地植えの場合

①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。元肥の緩効性肥料を少量施しておきましょう。

②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。あまり根を触らないようにしましょう。

③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。

④たっぷりと水やりします。

*いくつか植える場合は、株と株の間を30㎝程度あけておきましょう。

鉢植えの場合

①植木鉢の底に、鉢底石を1.5cm位の高さまで敷きます。鉢底石はまとめてネットに入れておくと扱いやすいです。

②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を少量施しておきましょう。

土は、市販の草花用培養土か、赤玉土7:腐葉土3で配合した土を使います。

⓷土の上に、ポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。

鉢の縁ギリギリまで土を入れるのではなく、苗を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5cmくらい下になるように、ウオータースペースを空けておきましょう。

④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。

⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。

植え替え

適期は、早春の茎が伸び始める前に行います。太い根を切ってしまわないように、気を付けて行いましょう。

地植えの場合・・・数年間は植えっぱなしで大丈夫ですが、大株に育ち、混み合って来たら、株分けを兼ねて植え替えましょう。

鉢植えの場合・・・根が回って鉢底から出てくるようなら、株分けを兼ねて植え替えましょう。

水やり

乾燥には強いです。

地植えの場合・・・根付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は、特に水やりの必要はありませんが、雨が何日も降らない時や、真夏などで極端に乾燥する時には、たっぷりと水やりします。

鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。

肥料

肥料分の少ない土地でもよく育ちますので、肥料はほとんど必要ありません。

植え付け時に、元肥の緩効性肥料を施します。

その後の追肥は様子を見て、生育や花付きが良くないようなら、春と秋に少量の緩効性肥料を施しましょう。

病害虫

特に病害虫の被害は、ありません。

ふみぽん
ふみぽん

何年も育てていますが、病気とも害虫とも無縁ですよ!丈夫で助かります。

必要な作業

花がら(咲き終わった花)摘み

花が咲き終わったら、花茎ごと切り取っておきましょう。また脇から新しい花茎が伸びて、お花を咲かせてくれます。

摘芯、切り戻し

枝が伸びてきたら、枝先を軽くピンチすると根張りがよくなり、お花をたくさん咲かせてくれます。

また、全体が伸び過ぎた場合には、半分位の長さに切り戻しておきましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

切り戻した後は、化成肥料を少し施しておくと、生育が良くなるのだっぴー。

冬になると地上部が枯れて来ますので、茎を根元近くで切り取っておきましょう。

枯れた茎を、根元近くで切ってしまいます。

まとめ

ガウラ フェアリーズソングは、たくさんのパステルピンクのお花を穂状に咲かせてくれます。咲きそろった姿は、とても豪華で見応えがあります。花の咲く期間が長く、真夏でも花を咲かせてくれますので、とても嬉しいです。私も長年育てていて、株分けや挿し木をして色々な所に植えています。周りの草花と自然に溶け込み、かわいらしく毎年咲いてくれるのでお気に入りです。お手入れの手間がかからず、初心者の方でも安心して育てる事が出来ますので、ぜひ育ててみて下さいね。おススメです!

ガウラ フェアリーズソングの育て方のポイントは、、、

  • 日当たりと風通しの良い場所で
  • 極端な乾燥には気を付けて
  • 肥料は控えめで
ふみぽん
ふみぽん

あなたのお庭やベランダに、たくさんのガウラ フェアリーズソングのお花が咲きます様に。

蝶々の形のかわいいお花ですよ!薄いピンク色で咲いています。
ちーちゃん
ちーちゃん

ほとんど放っておいても、毎年元気に育ってくれるのが嬉しいのだっぴー

コメント

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