初夏から秋にかけて、大きめの華やかな花を咲かせるエキナセア。
丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめのお花です。
今回の記事では、エキナセアの育て方、植え付けや株分けの仕方などについてご紹介します。
エキナセアはどんな花でしょう?
北アメリカに自生する、キク科の多年草です。花色は、白やピンク、オレンジ、黄、赤などとても豊富です。
春の花々が落ち着いた初夏の頃から、大きめのインパクトのあるお花を咲かせてくれます。
大きくてはっきりとした花姿はとても存在感があり、一株あると夏の庭が華やかになります。また、花の持ちが良いですので、長い期間お庭を彩ってくれます。
花の中心部がクリのイガのように丸く盛り上がった独特の花姿で、花びらが散った後はドライフラワーとして室内で楽しむことも出来ます。
近年では、花色や花の形がさまざまな、新しい園芸品種が次々と作り出されている注目のお花です。
バラゾウムシ(産卵して、バラの新芽や蕾を枯らせてしまう害虫)のコンパニオンプランツ(一緒に植えると良い影響を与え合う植物)として、バラの近くに植えてもいいですね。
バラゾウムシは、エキナセアに集まる習性があるのだっぴー。
バラの近くに植えると、バラゾウムシの被害を減らすことが出来るのだっぴー!
エキナセア | |
科名 キク科 | |
特性 多年草 | |
花期 6~9月 | |
草丈 30cm~100cm | |
耐寒性 強 耐暑性 普通 |
エキナセアの育て方は?
とても丈夫であまり手間がかからず、育てやすいお花なのだっぴー!
適した場所
日当たりと風通しが良く、水はけの良い環境が適しています。
日当たりが悪いと、花が咲きにくくなってしまいます。
また、水はけが悪いと根腐れしやすくなります。
夏越し
梅雨の時期などには特に、水はけと風通しに気を付けましょう。
冬越し
冬の間は、地上部は枯れてなくなります。土の中で根が生きていますので、春になるとまた芽吹いてきます。春の芽吹きは遅めで、6月頃から急に大きく成長します。
寒さには強いですので、温暖な地域で、土が凍らない程度の気温であれば屋外で冬越しできます。寒さの厳しい地域では、室内に取り込むか株元を腐葉土や藁などでマルチングして寒さ対策をした方がよいでしょう。
冬の間に、寒さに十分に当てた方が、春からの成長が良くなります。
増やし方
種まきか株分けで増やすことが出来ます。
種まき
適期は4~5月頃です。
①底に穴の空いたトレー等に、種まき用の土を入れます。
イチゴパックや豆腐のパックの底に穴を開けて、利用してもいいですね。
②種をばら蒔きにして、土を5mmくらいかぶせます。
⓷優しく水やりをして、明るい日陰で管理します。
発芽まで、土が乾かないようにします。
発芽後は、日当たりと風通しの良い場所に移動させましょう。
株分け
春と秋が適期です。
①苗を取り出し、根鉢(根と土が固まっている部分)を崩して、土を落とします。
②2~3芽づつになるように、ハサミなどで切れ目を入れて、手で割って分けます。
⓷それぞれを鉢植えや庭植えにします。
*すぐには大株になりにくいですので、細かく分け過ぎないようにしましょう。
*最近は、種を作らない品種もありますし、種から育てたとしても個体差が出ますので、確実に増やしたい場合は、株分けを行います。
植え付け
苗を購入して植え付けるのが、一般的です。
適期は、春の4~5月頃と秋の10月頃です。
庭植え
①植える場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて耕しておきます。
②植穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れます。元肥の緩効性肥料を施しておきます。
2株以上を植える場合は、株と株の間隔は、20cm程度離して植えましょう。
株と株の間が近いと、風通しが悪くて蒸れるのだっぴ―
他の植物を色々と育てていて、あまり余裕(空間)のない花壇にエキナセアを植え付け、枯らせてしまったことがあります(涙)
他の植物と一緒に植える場合にも、間隔をあけて植える方がいいですよ!
⓷苗の周りにも土を入れて、苗を埋めます。
④たっぷりと水やりします。
水はけを良くするために、植え付け場所を周りより少し高くするといいのだっぴ―
鉢植え
①鉢の底に、ネットに入れた鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1くらいになるように土を入れます。
水はけの良い土を使います。市販の草花用培養土か、赤玉土7:腐葉土3の割合で配合した土でも大丈夫です。元肥の緩効性肥料を施しておきます。
⓷ポットから取り出した苗を置き、高さを調整します。
鉢の上の縁から、1.5cmくらい下に土の表面が来るように、ウオータースペースを空けておきましょう。
④指や棒でつつきながら、苗の周りに隙間なく土を入れます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
鉢植えの場合は根詰まりしやすいですので、毎年(3~4月頃)、根をほぐして古い土を落とし、新しい土で植え替えましょう。
庭植えの場合は、芽が混みあってきた場合には、株分けを兼ねて植え替えます。
水やり
庭植えでは、水やりはほとんど必要ありません。何日も雨が降らずに、乾燥している場合はたっぷりと水やりします。
鉢植えでは、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
あまり肥料は必要ありません。肥料を与えすぎると、株が弱り花付きが悪くなってしまいます。春と秋に、株元に緩効性肥料を施しましょう。
生育が悪い時は、一週間に一度程度、薄めた液肥を与えましょう。
真夏は植物も弱っているので、肥料は与えなくても大丈夫なのだっぴ―
病害虫
病害虫の被害は、特にありません。
我が家でも、エキナセアを長年育てていますが、病害虫の被害は今まで一度もないですよ!!とても丈夫で助かります。
まれに、梅雨時や秋の長雨の時期などに灰色かび病(葉や茎に褐色の斑点ができる)にかかることがあります。水はけと風通しを良くして予防しましょう。病気に気付いたら、その部分を速やかに取り除くようにします。
必要な作業
・花がら摘み・・・花が咲き終わったら、花がら(咲き終わった花)を摘んでおきましょう。
・冬に枯れた地上部は、切り取っておきます。
まとめ
エキナセアは、他の花が少なくなる夏の時期に、華やかに咲いてくれるとても貴重な花です。その上花の持ちがとても良く、長い期間咲き続けてくれます。夏に各地のイングリッシュガーデンなどに出かけると、必ずと言っても良いほど植えられているのを見かけます。風通しと水はけ(蒸れないように)だけには気を付けるようにすると、他はほとんど手がかからないとても丈夫な花です。年々大きくなっていきますし、おすすめのお花です。ぜひ育ててみてくださいね。
エキナセアの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと風通しの良い場所で、
- 水はけと蒸れには、気を付けて、
- 肥料を与えすぎないように、
あなたのお庭やベランダに、華やかなエキナセアの花が咲きます様に。
毎年咲いてくれるのが、嬉しいのだっぴー
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