花びらの縁がギザギザの、かわいいお花を咲かせてくれるナデシコ。
昔から育てられている人気のお花です。
今回の記事では、ナデシコの育て方、植え付けや切り戻し、お手入れの仕方などについてご紹介します。
ナデシコ(ダイアンサス)はどんな花でしょう?
たくさんの花茎をスッと伸ばした先に、可憐なお花をたくさん咲かせてくれます。ナデシコ科の多年草で、花びらの縁に細かい切れ込みが入っています。花色は、赤、白、黄、ピンク、複色、黒などがあります。

葉は細く、常緑で良く茂り、優しい雰囲気の草姿です。背の低いタイプから高性のタイプまであります。
原産地は、ヨーロッパ、北アメリカ、南アフリカ、アジアなどです。日本では、カワラナデシコなどの4種類が自生しており、古くから親しまれてきました。
今では交配によって多くの園芸品種が作出されています。園芸品種は四季咲き性のものが多いですので、春から秋までの長い期間、お花を楽しむことが出来ます。

他の草花との相性が良いですので、組み合わせて花壇に植えても、寄せ植えにしてみても、単体で鉢植えで育ててみても、どれでもかわいらしくお庭を彩ってくれます。切り花にして、お部屋に飾っても素敵です。
多年草ですので、毎年お花を咲かせてくれますが、古株になると生育が衰えてきますので、数年に一度は挿し芽や株分けなどで、株を更新する方が安心です。
寒さには強いのですが、夏の高温多湿の環境は少し苦手ですので、注意が必要です。

我が家では、花壇で地植えにしたり、鉢植えにしたりと色々な場所で大活躍してくれているお花ですよ。
草丈や株の広がり方等も様々ですので、植え付ける場所に合わせた品種を選ぶと良いですね。

可憐で素敵なお花なのだっぴー。
| ナデシコ(ダイアンサス) |
| 科名 ナデシコ科 |
| 特性 多年草(品種によっては一年草扱い) |
| 花期 4~8月(四季咲き性の品種は3~11月) |
| 草丈 10~60cm |
| 耐寒性 強 耐暑性 強(品種による) |
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ナデシコ(ダイアンサス)の育て方は?
適した場所
日当たりと風通し、水はけの良い場所が適しています。少し乾きやすい場所でも育てることが出来ます。
半日陰の場所でも育ちますが、花付きが少なくなってしまいます。
夏越し
夏の高温多湿の環境は少し苦手です。
鉢植えで育てている場合には、夏場は風通しの良い、半日陰の場所に移動させましょう。
蒸れを防ぐために、枯れた葉や込み合った部分の葉などを、こまめに取り除いておきましょう。
高性種は、夏前(6~7月頃)に株元から10cm位を残して、全体を切り戻ししておきましょう。蒸れを防いで、風通し良く夏越し出来ます。

切り戻しする時には、必ず茎に葉を残してカットするのだっぴー。
冬越し
寒さには強いですが、土が凍結してしまうと根が傷んで枯れてしまう事があります。
寒冷な地域で鉢植えで育てている場合には、霜の当たらない軒下などに移動させましょう。地植えで育てている場合は、寒冷紗や腐葉土などでマルチングをしておく方が無難です。
増やし方
種まきと挿し芽、根が良く張っている場合には株分けでも増やすことが出来ます。
種まき
適期は、春(3~4月頃)と秋(9~10月頃)です。

種を採って種まきすることも出来ますが、親株と同じ色のお花が咲かないことが多いです。市販の種をまく方が、確実です。
①底に穴の開いたトレーなどに、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
ポットに種まきする場合は、ポットの深さの3分の2くらいの所まで草花用培養土を入れた上に、種まき用の土を1.5cm程度入れて(土を二層にして)水で湿らせておきます。この場合も土は新しいものを使いましょう。
②土の上に、まばらに散らばるように種をまきます。種に薄く土をかぶせたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
ポットに種まきする場合は、土の上に指の先を浅く突き刺して、いくつか穴をあけます。それぞれの穴の中に、2~3粒づつ種をまいたら土をかぶせて、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
③種が流れないように、優しい水流でたっぷりと水やりします。
*発芽するまでは、土を乾かさないように、明るい日陰で管理します。発芽したら、日向に移動させましょう。
*トレーに種まきした場合は、本葉が数枚出て来たら、ポットに植え替えましょう。ポットで育てている場合は、発芽したら適宜間引きながら育てましょう。
どちらの場合も、ポットの土に根が十分に回ったら、花壇や植木鉢に定植しましょう。
挿し芽
適期は、5~6月頃か9~10月頃です。

古株になると生育が悪くなり、枯れてしまうこともあるのだっぴー。数年に一度は、株を更新しておくと安心なのだっぴー!
①ポットに、挿し木用の土か赤玉土小粒を入れて、水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。
②しっかりとした若い茎を切り取り、先を軽くカットしたら、2~3節ずつに切り分けます。下の節に付いている葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットして挿し穂を作ります。
③挿し穂の、葉を取り除いた下の節が土の中に隠れるように、ポットの土に挿し穂を挿します。
④優しい水流でたっぷりと水やりします。
*発根するまでは、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。
*ポットの土に根が十分に回ったら、花壇や植木鉢に定植します。

切り戻しした時の、茎を使って挿し木しても良いのだっぴー!
株分け
適期は春(3~4月頃)か秋(9~10月頃)です。

根が良く張っていて、地際からたくさんの芽が出ているものであれば、株分けできるのだっぴー。
①株を掘り上げるか、又は植木鉢から取り出して土を落とします。
枯れた根や株元の枯れた葉などがあれば、取り除いておきましょう。
②固まった根鉢に、ハサミなどで切り目を入れたら、手で株を割ります。

あまり細かく分けすぎると、株の再生に時間がかかってしまいます。元株の大きさにもよりますが、私は2~4株くらいまでに分けることが多いです。
③分割したそれぞれの株を植え付けます。
植え付け
適期は、春(4~5月頃)と秋(9~10月頃)です。
市販の苗を購入する場合には、全体的にがっしりとしていて、株のぐらつきがなく、葉が綺麗なものを選びましょう。
地植えの場合
①植え付けの2週間くらい前に、植え付ける場所の土に苦土石灰を混ぜて良く耕しておきます。堆肥や腐葉土も一緒に混ぜておきましょう。さらに水はけを良くするために、軽石小粒や川砂などを混ぜても良いです。

苦土石灰は、土の表面が全体に白っぽくなるくらいの量をまいていますよ。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
④優しい水流でたっぷりと水やりします。
*蒸れには弱いですので、他の植物との間を広めにあけるようにしておきましょう。
鉢植えの場合
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
土は水はけの良いものが適しています。市販の草花用培養土か赤玉土7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。さらに水はけを良くするために、軽石小粒や川砂などを混ぜても良いです。
③土の上に、ポットから取り出した苗を置いて高さを調整します。
鉢の縁ぎりぎりまで土を入れるのではなく、苗を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5cm位下になるように、ウォータースペースをあけておきます。
④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
適期は春(4~5月頃)か秋(9~10月頃)です。
地植えの場合・・・ほとんど植えっぱなしでも大丈夫ですが、込み合ってくるようなら掘り上げて、株分けを兼ねて植え替えましょう。(目安は3年に一度程度)
鉢植えの場合・・・鉢底から根が出てくるようなら(目安は1~2年に一度程度)、一回りほど大きな植木鉢に、古い土を落として新しい土で植え替えましょう。
水やり
少し乾燥気味を好みますので、水やりは控えめにしましょう。
地植えの場合・・・根付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は、ほとんど水やりの必要はありませんが、何日も雨が降らず、乾燥が続く場合にはたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。
どちらの場合も、夏場に水やりし過ぎると根腐れしてしまうことがありますので気を付けましょう。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきます。
その後の追肥は、生育期間中の4~6月頃と9~10月頃に、月に一回、株元に緩効性化成肥料を施すか、又は薄めた液肥を1週間に一度程度施しましょう。

四季咲き性の品種は、次々とお花を咲かせてくれるのだっぴー。肥料が切れないように、こまめに施すのだっぴー。

真夏は、お花も弱っていますので、肥料は切るようにしましょう。
病害虫
灰色カビ病、さび病など
混み過ぎて風通しが悪くなり、株が蒸れてしまうとかかりやすいです。切り戻しや花がら摘みなどをこまめに行い予防しましょう。
アブラムシ
新芽や茎などに付いて汁を吸い、株を弱らせてしまいます。病気を媒介することもありますので、見つけ次第、手で取り除いておきましょう。
ヨトウムシ
葉を大量に食べられます。大きめの糞が落ちていたら疑いましょう。日中は土の中に隠れていますので、株元の土を浅めに掘り返すと出てくることがあります。夜行性ですので、夜にパトロールして捕まえると確実です。
安心の殺菌剤です。↓
必要な作業
花がら(咲き終わったお花)摘み
お花が咲き終わったら、鞘の部分からこまめに摘み取っておきましょう。また次のお花を咲かせてくれます。
採種(種とり)
種を収穫する場合は、花がらを摘まずにいくつか残しておきます。熟した実が茶色く枯れて来たら、収穫しましょう。紙袋などに入れて、次の種まきの時期まで冷暗所で保管しておきます。
切り戻し
梅雨のころ(6~7月頃)に、花が一通り咲き終わったら、切り戻ししておきましょう。蒸れを防いで風通し良く夏越し出来ます。
草丈の高い品種・・・茎を株元から15cm位の場所でカットしておきましょう。
草丈の低い品種・・・花茎の半分くらいの所で刈り込んでおきましょう。
*マット状にこんもりしげる品種は、刈り込まずにそのまま育てることが出来ます。

切り戻しをするときは、必ず茎に葉を残してカットするようにしましょう。葉が残っていないと回復が遅くなり、枯れてしまうことがあります。
株の更新
いずれの品種も、株が古くなると生育が悪くなり、枯れやすくなってしまいますので、種まきや挿し芽などで株を更新しておくようにしましょう。
その他
枯れた葉などはこまめに取り除いておきます。また、葉が込み合っているようなら、間引いておきましょう。
まとめ
ナデシコ(ダイアンサス)は、とてもかわいいお花をたくさん咲かせてくれます。我が家では、地植えで育てることもあれば、鉢植えで育てることもあります。春にも秋にもお花を咲かせてくれて、庭を明るくしてくれます。和風の庭でも洋風の庭でもどちらでも大丈夫です。蒸れないようにだけ気を付ければ、初心者の方でも育てやすいですので、ぜひ育ててみて下さいね。おすすめです!
ナデシコ(ダイアンサス)の育て方のポイントは・・・
- 日当たりと風通し、水はけの良い場所で
- 夏の高温多湿の環境に気を付けて、水やりは控えめで
- 適宜、株を更新して


あなたのお庭やベランダに、たくさんのナデシコ(ダイアンサス)のお花が咲きますように。


かわいいお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー!

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