可愛らしい水色の小花をたくさん咲かせてくれる、わすれな草。
他の草花との相性が良いですので、春の花壇に植えても、寄せ植えにしても素敵です。
今回の記事では、わすれな草の種まきや植え付けの仕方、育て方についてご紹介します。
我が家の春の花壇に、欠かせないお花です!
こぼれ種からでも、咲いてくれるのだっぴー
わすれな草はどんな花でしょう?
小さくて整った花径5㎜くらいのかわいいお花を、次々と伸びる花茎にたくさん咲かせてくれます。
春の定番の花として、昔から人気のあるお花です。
チューリップやアネモネなどと寄せ植えにすると、はっきりした色合いを和らげる効果がありますので、全体がセンスのよい印象になります。
もともとは多年草なのですが、日本の高温多湿の気候は苦手ですので夏越しが難しく、日本では一年草扱いとされています。
花色は、ブルー、ピンク、白があるのだっぴー
とてもかわいくて、わりと育てやすいお花ですよ!
何年も育てているうちの数回だけ、夏越しをしてくれたことがあります。
わすれな草 | |
科名 ムラサキ科 | |
特性 秋まき一年草扱い | |
花期 4月中旬~6月上旬 | |
草丈 20~40cm | |
耐寒性 強 耐暑性 弱 |
わすれな草の育て方は?
適した場所
半日陰でもそこそこ育つのですが、なるべく日当たりで、水はけと水持ちの良い環境で育てましょう。
(水はけが悪いと、腐りやすくなります。)
増やし方
種まきで容易に増やすことが出来ます。
こぼれ種(前の年に植えていた花の種が落ちたもの)からでも、増えます。
種まき
9月中旬~10月中旬頃に種まきをします。
寒さに強いですので、寒冷な地域でも秋まきが出来ますが、春まきにする場合は、4月中旬~5月中旬頃に種まきをしましょう。
直まきの場合
水はけと水持ちの良い土がよいです。
鉢植えの場合は、市販の草花用の培養土か、赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜた土に、元肥の緩効性肥料を混ぜておきます。
庭植えの場合は、直まきする場所の土に、堆肥と腐葉土、元肥の緩効性肥料を混ぜて耕しておきます。
①花壇や植木鉢に、直接種をばら撒きして、土を2cm程度かぶせます。(発芽する時に、光に当たるのを嫌う性質があります。)
②水やりをします。
②芽が出て来たら、込み合っている所を間引きしながら育てます。
株と株の間は、最終的に20cm程度になるようにします。
私は少し過密気味に植えるのが好きですので、株と株の間はもう少し狭い間隔(10~15cmくらい)にしています。
ポット又はトレーなどに蒔く場合
①ポットの場合は、市販の草花用の培養土か、赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜた土を入れます。トレーの場合は、底に穴を開けて、種まき用の土を入れます。
イチゴの入っていたパックの底に穴を開けて、トレーとして使う事が多いです。
お豆腐のパックでもいいですね。
②ポットの場合は、一つのポットに種を4~5粒程度穴を開けて埋めます。トレーの場合は、種をばら蒔きにします。種が隠れるようにしっかりと土をかぶせます。(発芽の時に光に当たるのを嫌います。)
③水やりをします。
どちらの場合も、発芽までは土を乾かさないように気をつけましょう。
④ポットの場合は、間引きながら苗を育てます。トレーの場合は、本葉が2〜3枚出て来たら花壇や植木鉢に植え付けます。
発芽すると、ぐんぐん大きく成長しますので、早めに間引いた方が良いですよ!
ポット苗の植え付け
春先(3月~4月中旬)に出回るポット苗を購入した場合は、根鉢を崩さないようにして花壇や植木鉢に植え付けをしましょう。育てたポット苗を植え付ける場合も同様です。
根っこを触られるのを嫌がるお花なのだっぴー
鉢植えの場合
市販の草花用の培養土か、赤玉土と腐葉土を6:4で混ぜた土に緩効性肥料を混ぜておきましょう。
①植木鉢の底に、ネットに入れた鉢底石を、1.5cm程度、平らに入れます。
②その上に用土を入れます。
⓷根鉢を崩さないようにしてポットから苗を取り出し、高さを調整します。
土の表面が、鉢の縁から1.5cm位下がるように、ウオータースペースを作っておきます。
④苗の周りにも、用土を入れて、手のひらで土の表面を軽く押さえます。
⑤鉢底から水が流れるくらいに、たっぷりと水やりをします。
植え付けた後、しばらくは、水切れしないように気を付けるのだっぴー
庭植えの場合
植え付ける場所の土に、堆肥と腐葉土、元肥の緩効性肥料を混ぜて耕しておきます。
①植え付ける場所の土を掘っておきます。
②ポットから根鉢を崩さないようにして苗を取り出し、土を掘った所に置いて高さを調整します。
⓷苗を埋めて、たっぷりと水やりをします。
水やり
水切れを嫌いますので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
冬場の水やりも忘れないようにしましょう。乾かしすぎたり、排水が良すぎたりすると生育が悪くなることがあります。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきます。
その後は、2週間に一度程度、薄めた液肥を与えましょう。
私は、ジョウロの蓮口を外して、株元に集中して液肥を与えるようにしています。
病害虫
灰色かび病・・・ 風通しの良い場所で育て、枯れた葉や花がらなどはこまめに摘み取るようにして予防しましょう。発生した場合は、薬剤を散布します。
アブラムシ・・・ 見つけたら早めに駆除します。薄めた牛乳をスプレーすると、良いです。(膜が張ってアブラムシが窒息します。)
アブラムシを手で取ってもいいのだっぴ―
必要な作業
種が付きやすいですので、花が終わったら花茎の付け根で切っておきます。また新しい花茎が立ち上がって花が咲きます。
伸びすぎた場合には、花柄を摘むタイミングで、花茎の根元よりも2〜3節(節;葉が付いている部分)下辺りで、茎に葉を残して切っておきましょう。そこからまた花茎が伸びて来ます。
種を採る場合は、花茎を切らずに乾燥して茶色くなるまで、そのままにしておきます。
黒くて小さくて、ピッカピカの種だっぴー
まとめ
わすれな草の育て方のポイントは、、、
- 水はけと水持ちの良い環境で
- 水切れに気を付けて
- 花が終わったら、早めに花茎を根元から切って
あなたのお庭やベランダに、たくさんのわすれな草のお花が咲きますように。
春に咲くのが楽しみだなっぴー
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