涼し気な青いお花を、草丈を高く咲かせてくれるチコリ。
エディブルフラワーとして、お花を食べる事も出来ます。
今回の記事では、チコリの育て方についてご紹介します。
チコリは、どんなお花でしょう?
ヨーロッパ原産の多年草で、デイジーに似た可愛らしいお花を咲かせてくれます。花色は、青紫色です。

葉の間から、スッと花茎を伸ばして、節の部分にお花を咲かせてくれます。一つ一つのお花は、朝咲くと夕方には閉じてしまう一日花です。ですが、長い期間次々とお花を咲かせてくれますので、たくさんの花が咲くと、とても爽やかで素敵になります。
草丈は1mを超える事もあり、とても高く育ちますので見ごたえがあります。

緑色や赤紫色の大きめの葉は、つやがあり美しいです。
花、葉、茎、根などすべて部分を食べる事が出来ますが、生のチコリは苦みが強いため食べにくいです。加熱して食べると苦みが少なくなります。
フランス料理では、「アンディーブ」という、白菜を小さくしたような野菜が使われていますが、アンディーブはチコリを日に当てないようにして(軟白栽培)育てたものです。軟白栽培で育てると、苦みが少なく食べやすくなります。


和名は「菊苦菜(きくにがな)」だっぴー!名前の通り、苦いのだっぴー!

お花を観賞するために日に当てて栽培する場合は、わりと育てやすいです。軟白栽培にする場合は、少し難易度が高くなります。
チコリ |
科名 キク科 |
特性 多年草 |
花期 5~10月 |
草丈 1~1.5cm |
耐寒性 強 耐暑性 やや弱 |
チコリの育て方は?
適した場所
日なたから半日陰の、風通しの良い場所が適しています。
軟白栽培にする場合は、日に当てません。
夏越し
高温多湿の環境には、弱いです。
地植えの場合・・・遮光ネットなどで、日陰を作ってあげると良いです。
鉢植えの場合・・・風通しが良く、直射日光を避けられる半日陰に移動させましょう。

温暖な地域の我が家では、夏越しが出来ないことが多いです(涙)。種を採取して、毎年株を更新するようにしています。
冬越し
冬の間も、戸外で大丈夫ですが、土が凍結すると枯れてしまいます。心配な場合は、マルチングなどの防寒対策をしておきましょう。
増やし方
種まきで増やす事が出来ます。
種まき
適期は、秋(9月頃)です。春(6月頃)でも大丈夫ですが、秋まきにする方が生育が良いです。

こぼれ種で増えるくらいだっぴー!種まきは容易だっぴ―!
トレーやポットにまく場合
①底に穴のあいたトレー等に、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。
ポットにまく場合は、草花用の培養土を入れて、その上に1cmくらい種まき用の土を入れ、水で湿らせておくと良いでしょう。

ポットにまいた方が、植え替えの手間がかかりませんね。
土は、新しいものを使いましょう。
②土の上に、まばらに散らばるように種をまきます。種は光好性ですので、ごく薄く覆土するか、かぶせなくても大丈夫です。土の表面を、手のひらで軽く押さえておきましょう。

とても小さな種なのだっぴー!
⓷種が流れないように、優しい水流で水やりします。
*発芽するまでは、明るい日陰で土が乾かないように管理します。
*適宜、間引きながら育てます。トレー等に種まきした場合には、本葉が2~3枚になったら、ポットに移植します。
*本葉が4~5枚程度出てきたら、花壇や植木鉢、プランターなどに定植しましょう。直根性で移植を嫌がりますので、小苗のうちに植え付けましょう。
直まきの場合
①種をまく場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。
②土の表面を平らにしたら、種がまばらに散らばるようにまきます。覆土はしなくても大丈夫です。
⓷土の表面を手のひらで軽く押さえたら、優しい水流で水やりします。
*発芽するまでは、土の表面が乾かないようにします。
*適宜間引きながら育てます。最終的には、株と株の間が30㎝くらいになるようにします。
植え付け
適期は、10月頃です。春でも大丈夫です。
市販の苗を購入した場合は、購入後すぐに植え付けます。
地植えの場合
①植え付けの2週間くらい前に、植え付ける場所の土に苦土石灰をまいて良く耕しておきます。堆肥や腐葉土も混ぜておきましょう。深く根を張りますので、30cm以上の深さまで耕しましょう。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。直根性で根を触られるのを嫌がりますので、根鉢は崩さないようにしましょう。元肥の緩効性肥料を施しておきます。
③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
④たっぷりと水やりします。
*大きく育ちますので、株と株の間は30㎝程度あけるようにしましょう。
鉢植えの場合
根が深く張りますので、鉢植えの場合は、深めの植木鉢で育てましょう。大きさは、8号鉢(直径24cm)に1株が目安です。
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位まで土を入れます。 元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。
土は、肥よくで水はけの良いものを好みます。市販の草花・野菜用培養土か、赤玉土7:腐葉土3で配合した土でも大丈夫です。

軽石や川砂、パーライトなどを混ぜて、さらに水はけを良くしてもいいですね。
③土の上にポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。根鉢は崩さないようにしましょう。鉢の縁から1.5cm位下に、苗を植えた土の表面が来るように、ウォータースペースをあけておきましょう。
④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえます。
⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。
植え替え
根が直根性ですので、移植は行わないようにしましょう。
軟白栽培で育てる場合は、9月頃に根を掘り上げて根元3cm位の所で切り、新しい鉢に植え替えます。日が当たらない、涼しい場所で管理するか、または切った後にバケツなどをかぶせて遮光します。
水やり
多湿は苦手ですので、水のやり過ぎに気を付けましょう。
地植えの場合・・・ほとんど水やりの必要はありません。何日も雨が降らず、乾燥が続く場合にはたっぷりと水やりしましょう。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。冬の間も、水枯れさせないように、気を付けましょう。
肥料
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。
その後は月に一度、緩効性肥料を施すか、2週間に一度程度、薄めた液肥を施しましょう。
軟白栽培をする場合には、肥料は不要です。
病害虫
全部が食用できますので、出来るだけ無農薬で育てましょう。
うどんこ病
湿度が高く、風通しが悪いとかかりやすいです。葉や茎などに白い粉の様な菌がついて、広がります。患部を取り除き、鉢植えの場合は、風通しの良い場所に移動させます。薄めた酢をスプレーしても良いです。
アブラムシ
花芽や茎に付くことがあります。見つけ次第手で取り除きましょう。薄めた牛乳をスプレーすると、膜が張って窒息します。

無農薬栽培に利用できる、薬剤を使っても良いのだっぴ―!
その他必要な作業
収穫の仕方
葉・・・軟白栽培で育った薄い黄色の葉は、若葉が生えてきたら(3~5月頃)その都度収穫します。
花・・・5~9月頃までの長い期間、収穫出来ます。サラダやてんぷらなどに利用できます。
種・・・採種する場合は、花を収穫せずにそのままにしておきます。茶色く枯れてきたら、収穫しましょう。次の種まきの時期まで紙袋などに入れて、冷暗所で保管しておきましょう。
根・・・12~1月頃に収穫します。2年目以降に株が大きくなってから掘り上げると、立派な根を収穫できます。フランスでは、根をローストした「チコリコーヒー」が、ダイエット目的で飲用されています。
支柱立て
草丈が1メートル以上に育ちますので、倒れないように支柱で支えておきましょう。
花がら(咲き終わった花)、葉摘み
花がらは、こまめに摘み取りましょう。
まとめ
チコリは、爽やかな青いお花を、高い草丈の茎にたくさん咲かせてくれます。とても涼し気で可愛らしいお花ですので、私はほとんど、花を見るための観賞用として育てています。種まきから育てるのが容易ですのでおすすめです。軟白栽培は少し難易度が高いですが、興味のある方は挑戦してみて下さいね!
チコリの育て方のポイントは・・・
- 日なたから半日陰の、風通しの良い場所で
- 高温多湿の環境に、気を付けて
- 植え替えの時には根を触らないように気を付けて


あなたのお庭やベランダに、さわやかなチコリのお花が咲きます様に。


水色の花が、背が高く咲くのが楽しみだなっぴー!

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