ガーデンマム(ポットマム)の育て方/植え付けや増やし方、お手入れの仕方など

多年草、宿根草

かわいいお花を、株一面に咲かせてくれるガーデンマム(ポットマム)。

こんもりと茂り、何年間もお花を咲かせてくれます。

今回の記事では、ガーデンマム(ポットマム)の育て方、植え付けや増やし方、お手入れの仕方などについてご紹介します。

ガーデンマム(ポットマム)はどんな花でしょう?

秋にたくさんのかわいいお花を、株を覆うようにたくさん咲かせてくれます。多年草ですので、何年もの間、毎年お花を楽しむ事が出来ます。

たくさんの蕾が上がって、こんもりと咲きます。ジジというポンポン咲きの品種です。

花色は、赤、白、ピンク、黄、オレンジ、緑、複色などと多く、咲き方も一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きなど様々あります。こんもりと咲く姿がかわいらしく、とても人気のあるお花です。

おひとり様で植木鉢に植えても、いくつかの花色を組み合わせて寄せ植えにしても、どちらでも素敵です。もともとは鉢植え用として品種改良されたのですが、他の草花と一緒に花壇に植え付けることも出来ます。

花壇に地植えにして育てています。鉢植えでも育てています。

もともとは日本原産のキクを、欧米で品種改良させたものです。ですので、日本の環境に合っていますし、和菊よりも育てやすいです。

寒さには強く、冬でも戸外で育てることが出来ます。

ふみぽん
ふみぽん

我が家で何年間も、毎年お花を咲かせてくれていますよ。

ちーちゃん
ちーちゃん

美しく咲かせるためには、適度の剪定とこまめな肥料を施す事が必要なのだっぴー!

   ガーデンマム(ポットマム)   
科名  キク科
特性  耐寒性多年草
花期  9~11月、5~6月(品種による)
草丈  15~50cm
耐寒性  強(-15℃)
耐暑性  強

ガーデンマム(ポットマム)の育て方は?

適した場所

日当たりの良い場所が適しています。

ガーデンマムは、日照時間が短くなると花芽を付ける性質(短日植物)です。夜間に家の灯や街灯などが当たる場所では、開花しない場合がありますので、気を付けましょう。

夏越し

鉢植えで育てている場合には、夏場は軒下など半日陰の場所へ移動させましょう。

冬越し

寒さには強く、ー15℃位まで耐えることが出来ますので、戸外で冬越し出来ます。

ちーちゃん
ちーちゃん

開花するには、ある程度の寒さに当てる必要があるのだっぴー。冬も戸外で育てるのだっぴー。

小さな葉が出た状態で冬を越します。冬場は水やりを控えめにして育てましょう。

ふみぽん
ふみぽん

寒冷な地域では、株元を腐葉土などでマルチングしておいても良いですね。

  

増やし方

挿し芽と株分けで増やす事が出来ます。

挿し芽

①ポットに挿し木用の土か赤玉土小粒を入れて、水で湿らせておきます。

②しっかりとした枝を切り取り、先を軽く落としたら、2~3節ずつに切り分けます。下の節に付いている葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットして、挿し穂を作ります。

③挿し穂の、葉を取り除いた下の節が土の中に隠れるように、ポットの土に挿し穂を挿します。

④優しい水流でたっぷりと水やりします。

*発根するまでは、土を乾かさないように、明るい日陰で管理します。ポットに根が十分に回ったら、花壇や植木鉢に定植します。

株分け

①株を掘り上げるか、植木鉢から取り出します。

②固まった根鉢にハサミなどで切り目を入れて、手で株を分けます。

ちーちゃん
ちーちゃん

あまり細かく分け過ぎると株の再生に時間がかかってしまうのだっぴー。元株の大きさにもよるだっぴが、家では2~4株くらいまでに分ける事が多いのだっぴー。

ふみぽん
ふみぽん

育てている株の脇から、子株が芽を出して来ます。この子株を切り離して、草花用培養土やキクの土などを入れたポットに植え付けると、簡単に株分けが出来ます。そのままポットで育てて、根が回ってきたら花壇や植木鉢に定植しましょう。

簡単で確実に増やす事が出来ますので、おすすめの方法ですよ。

植え付け

適期は、春(3~4月頃)です。

地植えの場合

植え付ける場所に、夜間に家の灯や街灯が当たらないことを確認してから、植え付けましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

昼の時間がまだ長いと勘違いしてしまい、花芽を付けなくなるのだっぴー。

①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。

②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。

③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

④優しい水流でたっぷりと水やりします。

鉢植えの場合

①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。

②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。

土は、水はけが良く、有機質に富んだものが適しています。市販の草花用培養土か、キクの土、赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2で配合した土でも大丈夫です。 

③土の上に、ポットから取り出した苗を置いて、高さを調整します。

鉢の縁ギリギリまで土を入れるのではなく、鉢の縁から1.5cm位下に苗を植えた時の土の表面が来るように、ウォータースペースをあけておきます。

④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。

植え替え

適期は、春(3~4月頃)です。

春に新芽が出てきたら、古い土を軽く落として、同じ鉢か1~2回り程度大きな鉢に植え替えるか、地植えにします。いずれの場合も、根鉢を崩さないようにしましょう。

植え替える事で株がリフレッシュして、何年間もお花を楽しむ事が出来ます。

水やり

鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。

地植えの場合・・・根付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は特に水やりの必要はありませんが、何日も雨が降らず、乾燥が続く場合にはたっぷりと水やりします。

ちーちゃん
ちーちゃん

お花が咲いている期間は、水切れさせないように気をつけるのだっぴー。

冬場は水やりを控えめにしましょう。

肥料

生長するためには、たくさんの肥料を必要とします。

植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。

その後の追肥は、3~10月の生育期間中に、置き肥を一か月に一回程度と、規定量よりさらに薄めた液肥を1~2週間に一回程度施しましょう。

病害虫

白さび病 

春と秋の長雨の時期に多く発生する病気です。黄色味がかった白い斑点(カビ)が葉の裏に出来て、徐々に広がっていきます。見つけたら、病気の部分を取り除いておきましょう。

アブラムシ

新芽や茎に付いて汁を吸います。病気を媒介することもありますので、見つけたらすぐに取り除いておきましょう。

ふみぽん
ふみぽん

我が家でも、アブラムシが付くことが多いです。大量に付いていることもありますので、その場合は、アブラムシが付いている枝先を摘み取っています。

ヨトウムシ

大量に葉を食害します。大き目の糞が落ちていたら疑いましょう。昼間は土の中に潜っていますので、株元を浅く掘ると出てくることがあります。夜行性ですので、夜にパトロールして捕まえると良いです。

必要な作業

花がら(咲き終わった花)摘み

花がらはこまめに摘んでおきましょう。花がらの下の蕾にも日が当たり、お花が咲きやすくなります。

お花が一通り咲き終わったら、茎を上から3分の1位の所で切り戻しておきましょう。また脇芽が伸びて、次のお花を咲かせてくれます。

切り戻し

暑くなる前(4~6月頃)に、株元から5cm位を残して、切り戻ししておきましょう。枝数が増えて、秋にはこんもりとたくさんのお花を咲かせてくれます。

秋のお花が、一通り咲き終わったら(12月頃)、株元から5cm位を残してバッサリと切り戻ししておきましょう。

ふみぽん
ふみぽん

私の育てているガーデンマムは、春に花芽が上がってきます。お花を咲かせずに、切り戻した方が秋に綺麗に咲くようなのですが、そのまま春にもお花を楽しんで、花後に切り戻しています。

まとめ

ガーデンマム(ポットマム)は、とてもかわいいお花を株一面に咲かせてくれます。丈夫で育てやすく、毎年お花を咲かせてくれます。私はもう何年間も地植えや鉢植えで育てています。和菊も育てているのですが、和菊よりも育てやすいです。肥料をしっかり施すと、お花がたくさん咲きます。かわいいですので、ぜひ育ててくださいね。おすすめです!

ガーデンマム(ポットマム)の育て方のポイントは・・・

  • 日当たりの良い場所で夜にあかりが当たらない場所で
  • 肥料を適宜施して
  • 適宜切り戻しをして
素敵な色合いのお花ですよ!たくさんのお花を咲かせてくれます。
ふみぽん
ふみぽん

あなたのお庭やベランダに、たくさんのガーデンマム(ポットマム)が咲きますように。

秋の草花との相性がいいです。カラミンサブルーサルビア、赤紫色のクナウティアなどと一緒に植えています。
ちーちゃん
ちーちゃん

たくさんのかわいいお花が咲くのが、楽しみだなっぴー!

コメント

タイトルとURLをコピーしました