ダイアンサス ロックンレッドの育て方/植え付けや増やし方、お手入れの仕方など

多年草、宿根草

深い赤色のお花をたくさん咲かせてくれるダイアンサス ロックンレッド。

お花が咲く期間が長く、たくさんのお花を楽しむ事が出来ます。

今回の記事ではダイアンサス ロックンレッドの植え付けや増やし方、お手入れの仕方などについてご紹介します。

ダイアンサス ロックンレッドはどんな花でしょう?

たくさんの花茎をスッと伸ばした先に、深い赤色のお花をたくさん咲かせてくれます。ナデシコ科の多年草で、お花はカーネーションとよく似ていて、花びらの縁に細かい切れ込みが入っています。

素敵な赤色のお花ですよ。毎年たくさんのお花を咲かせてくれています。

四季咲き性で花の咲く期間が春から秋までと長く(真夏はお花をお休みします)、次々とお花を咲かせてくれます。

赤色のお花は、深みがあり上品な印象ですので、他の草花と合わせて花壇に植えても、寄せ植えにしてみても、単体で鉢植えで育ててみても、どれでも素敵にお庭を彩ってくれます。切り花にして、室内に飾ってもパッと明るく、お部屋が鮮やかになります。

この年は早春にお花が咲きました。葉の色が黒っぽい銅葉ですね。オキザリス バーシーカラービオラなどと鉢を寄せて置いています。素敵な赤花が映えます!

細い葉は常緑で、赤いお花とのコントラストが美しいです。冬の間は、黒っぽい銅葉になりますので、葉色の変化も楽しむ事が出来ます。

多年草ですので、毎年お花を咲かせてくれますが、古株になると生育が衰えてきますので、数年に一度は挿し芽や株分けなどで、株を更新する方が安心です。

寒さには割と強いのですが、夏の高温多湿の環境は苦手ですので注意が必要です。

ふみぽん
ふみぽん

我が家では鉢植えにして、育てていますよ!素敵な赤色のお花は、お気に入りです!

ちーちゃん
ちーちゃん

草丈も高め(40~60cm程度)で、横幅も大きめ(40cm程度)に育つのだっぴー。

   ダイアンサス ロックンレッド  
科名  ナデシコ科
特性  多年草(宿根草)
花期  4~6月、9~11月頃
草丈  40~60cm
耐寒性   強(-5℃位まで)
耐暑性  やや弱

ダイアンサス ロックンレッドの育て方は?

適した場所

日当たりと水はけ、風通しの良い場所が適しています。

半日陰でも育ちますが、日当たりの良い場所に比べると花付きが少なくなってしまいます。

夏越し

真夏の高温多湿の環境には弱いです。温暖な地域で、鉢植えで育てている場合には、夏場は風通しの良い、半日陰の場所に移動させましょう。

また、6~7月頃に株元から10cm位を残して、全体を切り戻ししておきましょう。蒸れを防いで、風通し良く夏越し出来ます。切り戻した茎には、必ず葉を残すようにしましょう。

冬越し

寒さには割と強く、耐寒温度はー5℃前後です。ですが土が凍結すると、枯れてしまうことがあります。

寒冷な地域で地植えで育てている場合には、植木鉢に植え替えて室内に取り込みましょう。

温暖な地域でも、霜に当てないように、寒冷紗や腐葉土などでマルチングをしておく方が無難です。

増やし方

種まきや挿し芽、株分けで増やす事が出来ます。

ちーちゃん
ちーちゃん

古株になると生育が悪くなり、枯れてしまうこともあるのだっぴー。数年に一度は、株を更新しておくと安心なのだっぴー!

種まき

適期は、春(3~4月頃)と秋(9~10月頃)です。

①底に穴の開いたトレーなどに、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。

②土の上に、まばらに散らばる様に種をまきます。種に薄く土をかぶせたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

③種が流れないように、優しい水流でたっぷりと水やりします。

*発芽するまで土を乾かさないように、明るい日陰で管理します。発芽したら日向に移動させましょう。

*本葉が3~4枚出てきたら、ポットに植え替えます。ポットに根が十分に回ったら、花壇や植木鉢に定植します。

ふみぽん
ふみぽん

ポットに草花用培養土を3分の2位入れた上に、1.5cmくらい種まき用の土を入れて、土を二層にして種まきしても良いですよ。その方が植え替えの手間が省けます。適宜、間引きながら育てましょう。

挿し芽

適期は、5~6月頃か9~10月頃です。

ちーちゃん
ちーちゃん

切り戻した時の茎を使っても良いのだっぴー!

①ポットに、挿し木用の土か赤玉土を入れて水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。

②しっかりとした若い茎を切り取り、先を軽くカットしたら2~3節ずつに切り分けます。下の節に付いている葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットして、挿し穂を作ります。

③挿し穂の、葉を取り除いた下の節が土の中に隠れるように、ポットの土に挿し穂を挿します。

④優しい水流でたっぷりと水やりします。

*発根するまで、土を乾かさないように、明るい日陰で管理します。

*ポットの土に根が十分に回ったら、花壇や植木鉢に定植します。

株分け

適期は、春(3~4月頃)か秋(9~10月頃)です。

ちーちゃん
ちーちゃん

根が良く張るので、株分けで増やすのも容易なのだっぴー。

①株を掘り上げるか、又は植木鉢から取り出して、土を落とします。枯れた根や株元の枯れた葉などは取り除いておきましょう。

②固まった根鉢にハサミなどで切り目を入れたら、手で株を割ります。

③分割したそれぞれの株を植え付けましょう。

植え付け

適期は、春(4~5月頃)と秋(9~10月頃)です。

市販の苗を購入する場合には、全体的にがっしりとしていて株のぐらつきがなく、葉が綺麗なものを選びましょう。

地植えの場合

①植え付けの2週間くらい前に、植え付ける場所の土に、苦土石灰を混ぜて良く耕しておきます。堆肥や腐葉土も一緒に混ぜておきましょう。さらに水はけを良くするために、軽石小粒や川砂などを混ぜても良いです。

ちーちゃん
ちーちゃん

幅40cm、深さ30cm程度に大きめに耕しておくと良いのだっぴー。

②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。元肥の緩効性肥料を施しておきましょう。

③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

④優しい水流で、たっぷりと水やりします。

鉢植えの場合

ふみぽん
ふみぽん

根張りが良く大きく育ちますので、ポット苗の2~3回り程度大きめの植木鉢に植え付けましょう。

①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を敷きます。

②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の1位の所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

土は、市販の草花用培養土か、赤玉土7:腐葉土3で配合した土に、軽石小粒や川砂などを混ぜたものでも大丈夫です。

③土の上に、ポットから取り出した苗を置いて高さを調整します。

鉢の縁ぎりぎりまで土を入れるのではなく、苗を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5cm位下になるように、ウォータースペースをあけておきます。

④周りにも隙間のないように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

⑤優しい水流でたっぷりと水やりします。

植え替え

適期は、春(4~5月頃)9~10月頃)です。

根が良く張って育ちますので、根詰まりしているようなら植え替えを行いましょう。

鉢植えで育てている場合は、鉢底から根が出てくるようなら(目安は1~2年に一度程度)、一回り大きな植木鉢に、土を落として新しい土で植え替えましょう。 

地植えで育てている場合は、数年間は植えっぱなしでも大丈夫ですが、込み合って来るようなら、(目安は3年に一度程度)掘り上げて、株分けを兼ねて植え替えます。

水やり

少し乾燥気味を好みますので、水やりは控えめにします。

地植えの場合・・・根付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根付いた後は特に水やりの必要はありませんが、何日も雨が降らず乾燥が続く場合には、たっぷりと水やりします。 

鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。夏場に水をやり過ぎると、根腐れしてしまうことがありますので気を付けましょう。

肥料

植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を施します。

その後の追肥は、生育期間中の5~6月、9~10月頃まで、月に一回株元に緩効性化成肥料を施すか、又は薄めた液肥を1週間に一回程度施しましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

真夏はお花も弱っているので、肥料は施さないのだっぴー!

病害虫

うどん粉病

湿度が高く、風通しが悪いとかかりやすいです。葉や茎、蕾などに白い粉のような菌が付き、一面に広がります。初期であれば患部を取り除き、薄めた酢をスプレーすると広がらずに済みます。広がってしまった場合には、殺菌剤を散布します。

アブラムシ

新芽や茎などに付いて汁を吸います。病気を媒介する事もありますので、見つけ次第、手で取り除いておきましょう。

ハダニ

葉の裏に付いて、汁を吸い葉をカスリ状にしてしまいます。葉の裏に水をスプレーすると予防できます。

ヨトウムシ

葉を大量に食べられます。大き目の糞が落ちていたら疑いましょう。日中は土の中に隠れていますので、少し土を掘り返すと出てくることがありますが、夜行性ですので夜にパトロールして取り除くと確実です。

必要な作業

花がら(咲き終わった花)摘み

お花が咲き終わったら、こまめに摘み取っておきましょう。また花芽が上がって、次のお花を咲かせてくれます。

採取(種取り)

種を収穫する場合は花がらは摘まずに、そのまま残しておきます。熟した実が茶色く枯れてきたら収穫しましょう。次の種まきの時期まで、紙袋などに入れて、冷暗所で保管しておきます。

切り戻し

梅雨のころ(6~7月頃)に、根元から15cm位を残して切り戻ししておきましょう。蒸れを防いで、風通し良く夏越し出来ます。

ふみぽん
ふみぽん

切り戻しするときは、必ず茎に葉を残してカットしましょう。葉が残っていないと回復が遅く、枯れてしまうことがあります。

まとめ

ダイアンサス ロックンレッドは、とても鮮やかな赤いお花をたくさん咲かせてくれます。我が家では、おひとり様で鉢植えにして育てています。春にも秋にもお花を咲かせてくれて、庭を明るくしてくれますので、とてもお気に入りのお花です。葉色とのコントラストもとても美しいです。毎年挿し芽をして株を更新させています。とても素敵ですので、ぜひ育ててみてくださいね!おすすめです!

ダイアンサス ロックンレッドの育て方のポイントは・・・

  • 日当たりと水はけ、風通しの良い場所で
  • 夏の高温多湿の環境に気を付けて、水やりは控えめで
  • 適宜株を更新して
咲き始めの頃です。お庭がパッと鮮やかになりますよ!
ふみぽん
ふみぽん

あなたのお庭やベランダに、たくさんのダイアンサス ロックンレッドのお花が咲きますように。

満開の頃です。まとまって、たくさんのお花を咲かせてくれるので見ごたえがあります。
ちーちゃん
ちーちゃん

鮮やかな赤いお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー!

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