早春の庭に、鮮やかなお花を咲かせてくれるアネモネ。
とても華やかなお花で、お庭がパッと明るくなります。
今回の記事では、アネモネの球根の植え付けや育て方、ポット苗の植え付けなどについてご紹介します。
アネモネはどんな花でしょう?
パセリのような、細かい切れ込みのある葉の間から蕾が上がり、大きめで華やかなお花を次々と咲かせてくれます。原産地は、地中海沿岸地域の球根植物です。

花色は、赤、紫、ピンク、青、白、複色などがあります。咲き方は、一重咲きから八重咲き、花びらの多い菊咲きなどさまざまで、花の大きさにも違いがあります。早春からお花が咲き始め、花の咲く期間も割と長いです。
植えっぱなしでも、何年もの間、毎年お花を咲かせてくれます。寒さにも強く、手間があまりかからずに育てられますので、初心者の方でも大丈夫です。
夏には地上部は無くなり休眠しますが、秋になるとまた、新芽が出てきます。

とても豪華に咲きますので、春の花壇がとても華やかになります。植木鉢に植えても、花壇で他の草花と組み合わせて植えても、どちらでも素敵な春の景色になります。

我が家の春の庭に、欠かせないお花です。
植えっぱなしで咲いてくれますので、助かります!

切れ込みのある葉も、涼しげで素敵なのだっぴー
| アネモネ | |
| 科名 キンポウゲ科 | |
| 特性 秋植え球根 | |
| 花期 2~5月 | |
| 草丈 15~50cm | |
| 耐寒性 強 耐暑性 弱 |
アネモネの育て方は?
秋に球根を植え付けて、育てるのが一般的です。
又は、冬に出回る芽出し球根(花芽が出ている球根)のポット苗を購入して育てる事も出来ます。

真冬にポット苗を購入した場合は、霜の当たらない軒下などで育てるのだっぴー。
適した場所
日当たりと水はけ、風通しの良い場所が適しています。
鉢植えで育てている場合には、地上部が枯れたら(6月頃)雨の当たらない日陰の場所に移動させましょう。秋になったら(10月頃)、また日当たりの良い場所に移動させましょう。

地上部が枯れたら球根を掘り上げて、ネットの袋などに入れて、雨の当たらない日陰の風通しの良い場所に吊るしておく事も出来るのだっぴー。
増やし方
分球と種まきで増やすことが出来ます。
種まき
適期は9~10月頃です。

気温が25℃以上では、ほとんど発芽しないです。
十分に涼しくなってから種まきしましょう。
①底に穴の開いたトレーなどに、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。
または、ポットに草花用培養土を3分の2くらいの高さまで入れたら、その上に種まき用の土を1.5cm位重ねて入れ(2層にして)、水で湿らせておきます。
どちらの場合も、土は新しいものを使いましょう。
②トレーにまく場合は、土の上にまばらに散らばるように種をまいたら、軽く土をかぶせておきます。
ポットにまく場合は、土の上に浅く指を刺して2~3か所穴をあけて、穴の中に種をまいたら土をかぶせておきましょう。
③土の表面を軽く手のひらで押さえたら、優しい水流でたっぷりと水やりします。
*発芽するまでは、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。発芽したら、適宜間引きながら育てます。
*トレーにまいた場合は、本葉が3~4枚くらい出て来たら、ポットに移植して育てましょう。
分球
掘り上げた球根は、植え付けの時(10~11月頃)に分球しましょう。
①6~8月頃に、球根を掘り上げたら、雨が当たらない風通しの良い、涼しい日陰の場所などで、ネットの袋などに入れて吊るしておきます。
②秋に涼しくなってから分球して、給水させた後で植え付けます。(詳しくは下の「球根を植え付ける前に」をご覧ください。)
球根を植え付ける前に
アネモネの球根は乾燥していますので、そのまま植え付けると急に水分を吸い上げてしまい、球根が腐ってしまいます。ですので、植え付けの前に、ゆっくりと給水させるようにします。
給水の方法
○湿った土の上に、球根を並べて2~3日置いておきます。


○軽く湿らせた水ゴケやバーミキュライトなどの中に球根を入れて、冷蔵庫で一週間ほど保管する方法や、水で濡らしたペーパータオルを軽く絞って球根を包み、ビニール袋に入れ、冷蔵庫で3日程度保管しておく方法でも球根の給水が出来ます。
球根が、ふっくらとした状態になったら植え付けます。

私は、植木鉢の湿った土の上に並べる方法か水ゴケを使って給水させることが多いです。
球根を植え付ける向き
アネモネの球根は、尖っている方が下です。

アネモネの球根は、上と下が分かりにくいですので、分かりにくい場合は、横向きに植えると良いですよ。

植え付け
適期は、10~11月頃です。それより、少し遅くなっても(12月頃)大丈夫です。

1月上旬に植えた時も、普通に咲いてくれましたよ。
地植えの場合
①植え付けの2週間くらい前に、植え付ける場所の土に苦土石灰を混ぜて良く耕しておきます。堆肥や腐葉土も一緒に混ぜておきましょう。

酸性土壌を嫌がる性質なのだっぴー。
②植え付ける場所の土を掘って、給水させた球根を並べます。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
球根と球根の間隔は、10cm~15cmくらいが目安です。植える深さは、球根の上部から土の表面までが、3cm位になる様にします。

私は、割と密に植える方が好きなので、少し狭い間隔で植えてます。
③球根の上に土をかぶせたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
④優しい水流でたっぷりと水やりします。
*盛り土をして、周りより土の面を少し高くして(水はけ良く)植え付けても良いです。
鉢植えの場合
①植木鉢の底に、1.5cm位の高さまで鉢底石を入れます。ネットに鉢底石をまとめて入れたものを使っても良いです。
②鉢底石の上に、鉢の高さの3分の2くらいの所まで土を入れます。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
土は、水はけの良いものが適しています。市販の草花用培養土か球根の土、赤玉土5:腐葉土3:ピートモス(酸度調整済みのもの)2の割合で混ぜた土でも大丈夫です。
③給水させた球根を並べます。
直径15cmの植木鉢に、3球程度が目安です。植える深さは、球根の上部から土の表面までが、3cm位になる様にします。
⓷球根の上に土をかぶせます。球根を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5cm位下になるように、ウォータースペースを空けておきます。
④土の表面を手のひらで軽く押さえたら、鉢底から流れるくらいたっぷりと水やりをします。
芽出し苗の植え付け
冬に出回る、お花が咲いている状態の苗を購入して植え付けることも出来ます。
地植えの場合
暖かくなってから地植えにしましょう。
①植え付ける2週間くらい前に、植え付ける場所の土に、苦土石灰を入れて良く耕しておきます。堆肥や腐葉土も混ぜておきましょう。
②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて、高さを調整します。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。苗を取り出す時に、根鉢は崩さないようにしましょう。
③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
④たっぷりと水やりします。
鉢植えの場合
1~2回り程度、大きな鉢に植え付けましょう。
①植木鉢の底に、鉢底石を入れます。鉢底石は、まとめてネットに入れたものでも大丈夫です。
②鉢底石の上に、土を入れます。元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
土は、水はけの良いものが適しています。市販の草花用培養土か球根の土、赤玉土と腐葉土とピートモス(酸度調整済みのもの)を5:3:2の割合で混ぜた土でも大丈夫です。
②土の上に、ポットから取り出した苗を置いて高さを調整します。苗を取り出すときには、根鉢(根と土の塊になっている部分)を崩さないようにします。
苗を植えた時の土の表面が、鉢の縁から1.5cm位下になるように、ウオータースペースを空けておきます。
⓷周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。
④鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりをします。
球根の掘り上げ
球根を掘り上げる場合は、地上部が枯れてから(5~6月頃)にします。地上部が完全になくなってしまうと、どこに植えたのか分からなくなりますので、まだ枯れた葉が球根に付いている時に掘り上げます。
土を落とし、枯れた葉や根を取り除いたら、日陰で2~3日乾燥させます。次の植え付けの時期まで、ネットなどに入れて、雨の当たらない涼しい日陰で保管します。
鉢植えの場合、球根を掘り上げずに、鉢ごと雨の当たらない日陰に置いておくことも出来ます。

庭に植えた球根は、掘り上げずにそのままにしていても、秋にはまた芽を出してくれますよ!
水やり
地植えの場合・・・水やりはほとんど不要ですが、何日も雨が降らず、乾燥が続く場合にはたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。地上部が枯れたら水やりはストップし、雨のかからない日陰において鉢土を完全に乾かしましょう。秋(10月頃)になったらまた、水やりを再開しましょう。
肥料
あまり多くの肥料を必要としません。
植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を土に混ぜておきます。
地植えの場合は、その後の追肥は特に必要ありません。
鉢植えの場合は、秋に葉が出始めたら、株元に緩効性肥料を施します。また10月~3月の成長期に、薄めた液肥を2週間に1度程度施しましょう。
病害虫
病気・・・うどんこ病、灰色かび病、立枯病など
風通しが悪く、過湿になると発生しやすくなります。花がらをこまめに取り除き、風通し良く育てましょう。また、多肥にならないように気を付けましょう。
害虫・・・アブラムシ、ハモグリバエなど
見つけたらすぐに取り除きましょう。アブラムシは、薄めた牛乳をスプレーすると窒息します。ハモグリバエは、葉の中を進んで模様を描くので、その模様の先端にいる幼虫を指でつまんで潰します。

何年も植えていますが、病害虫の被害は今まであまり無いですよ!
必要な作業
花がら摘み
咲き終わったお花は、株元で切っておきましょう。散った花びらも、こまめに取り除きましょう。病気の予防になります。
その他
地上部が枯れるまで、葉を切らずにそのまま残しておきましょう。球根を太らせるためです。
まとめ
アネモネは、とても華やかなかわいいお花を咲かせてくれます。一つの球根でいくつかのお花を咲かせてくれますので、嬉しいです。私は、チューリップを植える時も必ず近くにアネモネを植えるようにしています。そうすると、チューリップが咲き終わった後も、アネモネが空間を埋めるように咲いてくれますので、花壇が寂しくならなくて済みますよ。ぜひお気に入りのアネモネを見つけて育てて下さいね!素敵な春の花壇になりますので、おすすめです。
アネモネの育て方のポイントは、、、
- 日当たりと、水はけの良い場所で
- 球根の場合は、植え付けの前にゆっくりと球根に給水させて
- 芽出し苗の場合は、根鉢を崩さないように気をつけて


あなたのお庭やベランダに、たくさんのアネモネのお花が咲きます様に。


春が楽しみだなっぴー


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