イベリスの育て方/植え付けや増やし方、お手入れの仕方など

一、二年草

株いっぱいにたくさんのお花を咲かせてくれる、イベリス。

一年草タイプと多年草タイプがあります。

今回の記事では、イベリスの育て方、植え付けや増やし方、お手入れの仕方などについてご紹介します。

イベリスはどんな花でしょう?

伸ばした枝いっぱいに、たくさんのお花を咲かせてくれます。満開になると株を覆いつくすように咲き、とても見事になります。一つ一つのお花は小さいのですが、たくさん集まって一つのお花のようになります。花色は、赤、白、ピンク、赤紫などがあります。

オステオスペルマム(ピンク)やネメシアと寄せ植えにしています。中心部分が盛り上がり、ふんわりと咲いています。

集合花は、外側の花から咲き始めて中心に向かって咲き進み、次第に中心付近が盛り上がって来ます。

咲き始めは平たい感じです。咲き進むにつれて、お花の変化を楽しむ事が出来るのも魅力です。

原産地は、ヨーロッパ、西アジア、北アフリカなどです。スペインのイベリア半島に、多く自生することから、イベリスという名が付けられました。

「キャンディータフト」(砂糖漬けのお菓子という意味)という別名があります。また、太陽に向かって花茎が曲がって行きますので、「マガリバナ」とも呼ばれています。

一年草タイプと多年草タイプがあります。お花の咲く期間が長く、香りのある品種もあります。草丈も、這うように咲く矮性のものや、切り花として利用できる高性のものがあります。

とても丈夫で育てやすいですので、初心者の方でも大丈夫です。

ふみぽん
ふみぽん

育てる場所に合わせた品種を選ぶと良いですね。

我が家では多年草タイプの矮性の品種を、植木鉢に寄せ植えにしています。

ちーちゃん
ちーちゃん

満開にお花が咲いた姿は、見事なのだっぴー!

イベリスの主な品種

イベリス・アマラ

一年草タイプで白花。草丈は、20~40cm程度で、矮性種と高性種があります。見ごたえのある大き目のお花で、香りがあります。

イベリス・ウンベラータ

一年草タイプで、花色が赤、白、ピンク、紫など豊富にある品種。草丈が60cm程度と高めで、良く分枝しますので、切り花としても流通しています。

イベリス・センペルビレンス(トキワナズナ)

多年草タイプで、白と淡い紫のお花があります。這うように広がりますので、グラウンドカバーとしても利用できます。植えっぱなしでも、年々株が大きく育ちます。葉は常緑性ですので、花が終わった後も葉を鑑賞することが出来ます。

       イベリス        
科名   アブラナ科
特性   秋まき一年草、耐寒性多年草
花期   4~6月
草丈   20~40cm
耐寒性  普通~強
耐暑性   強

イベリスの育て方は?

適した場所

日当たりと風通し、水はけの良い場所が適しています。

ちーちゃん
ちーちゃん

温暖で乾燥した、地中海性気候の環境が好きなのだっぴー!

夏越し

高温多湿の環境は苦手です。

風通しの良い場所で、水はけ良く育てましょう。

梅雨時期には、水やりを控えめに乾かし気味に管理して、株が蒸れないように気をつけましょう。

冬越し

多年草タイプ(センペルビレンス種)は、耐寒性が強いですので、寒冷な地域でも戸外で冬越しができます。

寒冷な地域で、秋まき一年草タイプを種まきした場合には、小苗の間は、ビニールハウスの中などに入れて防寒しておきましょう。

増やし方

一年草タイプは種まきで、多年草タイプは、種まきと挿し芽で増やすことが出来ます。

種まき

適期は、9月中旬頃です。移植を嫌いますので、花壇や植木鉢に直まきにするか、ポットにまくか、又はトレーなどにまいて、小苗のうちに移植するかいずれかの方法で種まきしましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

多年草タイプは、種まきしてから花が咲くまで一年かかるのだっぴー。気長に育てるのだっぴー。

直まきの場合

①種まきする場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。

②土の表面を平らにしたら、まばらに散らばるように種をまき、軽く土をかぶせます。

③土の表面を手のひらで軽く押さえたら、種が流れないように優しい水流でたっぷりと水やりします。

*発芽したら、適宜間引きながら育てましょう。

トレー等にまく場合

①底に穴の開いたトレーなどに、種まき用の土を入れて水で湿らせておきます。

ふみぽん
ふみぽん

私は、イチゴパックや豆腐のパックなどの底に、穴をあけたものをつかっていますよ。

②土の上に、種をまばらに散らばるようにまいたら、軽く土をかぶせます。土の表面を手のひらで軽く押さえておきましょう。

③種が流れないように、優しい水流でたっぷりと水やりします。

*発芽するまでは、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。

*本葉が2~3枚出て来たら、小苗のうちにポットに移植して育てましょう。

ポットにまく場合

①ポットに草花用の培養土を3分の2位の高さまで入れます。その上に種まき用の土を、1.5cm位重ねて、土を2層にしたら、土を水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。

②土の表面に2~3か所、指の先を浅く刺して穴をあけます。それぞれの穴に2~3粒くらいづつ種を入れたら、軽く土をかぶせます。

③土の表面を手のひらで軽く押さえたら、優しい水流でたっぷりと水やりします。

*発芽するまで、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。

挿し芽

適期は、6月頃か秋(9~10月頃)です。

ちーちゃん
ちーちゃん

多年草タイプは、古株になると草姿が乱れるだけでなく、枯れやすくなってしまうのだっぴー!挿し芽で、株を更新しておくと安心なのだっぴー。

①ポットに、挿し木用の土か赤玉土を入れて水で湿らせておきます。土は新しいものを使いましょう。

②しっかりとした茎の先を、5センチ程度切り取り、先を軽くカットします。下の方の節についている葉を取り除き、残った葉は半分くらいの大きさにカットして挿し穂を作ります。

③挿し穂の、葉を取り除いた下の節が土の中に隠れるように、ポットの土に挿し穂を挿します。

④優しい水流で、たっぷりと水やりします。

*発根するまで、土を乾かさないように明るい日陰で管理します。ポットの土に根が十分に回ったら、花壇や植木鉢に定植しましょう。

植え付け

適期は春(3~4月頃)と秋(10~11月頃)です。

市販の苗を選ぶ場合は、株のぐらつきがなく、全体的にがっしりとしていて、葉がきれいなものを選びましょう。また、一年草と多年草、矮性と高性がありますので、植える場所に合わせた品種を選びましょう。

地植えの場合

ふみぽん
ふみぽん

直根性で移植を嫌がりますので、地植えにする場合には、植え付ける場所を良く選んで植え付けましょう。

①植え付ける場所の土に、堆肥や腐葉土を混ぜて良く耕しておきます。水はけを良くするために、軽石小粒や川砂などを混ぜても良いです。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

②植え穴を掘り、ポットから取り出した苗を入れて高さを調整します。

直根性ですので、根鉢を崩さず、根を触らないようにして植え付けましょう。

③周りにも土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

④優しい水流でたっぷりと水やりします。

鉢植えの場合

①植木鉢の底に、鉢底石を1.5cm位の高さまで入れます。

②鉢底石の上に土を、鉢の高さの3分の2位の所まで入れます。元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

土は、市販の山野草の土を使うか、草花用培養土に鹿沼土や軽石などを2割くらい混ぜて水はけを良くしたものを使っても大丈夫です。

③土の上に、ポットから取り出した苗を置いて高さを調整します。根鉢は崩さないようにしましょう。

鉢の縁ギリギリまで土を入れるのではなく、鉢の縁から1.5cm位下に、苗を植えた時の土の表面が来るように、ウォータースペースをあけておきます。

④まわりにも隙間の無いように土を入れたら、土の表面を手のひらで軽く押さえておきます。

⑤鉢底から流れるくらい、たっぷりと水やりします。

植え替え

適期は、秋です。

多年草タイプのもので、鉢植えで育てている場合には、1~2年に一度、一回り大きな鉢に根鉢を崩さないようにして植え替えましょう。

一年草タイプは、植え替えの必要はありません。

水やり

乾燥を好み、過湿が苦手ですので、水やりは控えめにしましょう。

地植えの場合・・・植え付けた後、根付くまでは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。その後の水やりは特に必要ありませんが、何日も雨が降らず乾燥が続く場合には水やりします。

鉢植えの場合・・・土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。

肥料

植え付けの時に、元肥の緩効性肥料を混ぜておきましょう。

その後の追肥は、春と秋に緩効性肥料を株元に施すか、又は薄めた液肥を月に2回程度、施しましょう。

ちーちゃん
ちーちゃん

6月以降には、肥料分が残らないようにするのだっぴー。

秋に種まきした場合には、本葉が開いた頃から規定量よりさらに薄めた液肥を、月に3~4回施して、冬までにしっかりと苗を育てておきましょう。

病害虫

病害虫の被害は少ないですが、まれに以下のような被害がある場合があります。

灰色カビ病

高温多湿で発生しやすいです。葉や蕾などに、茶色いシミのような斑点が広がります。水はけの良い環境で、風通し良く育てて予防しましょう。

アブラムシ

株が弱っていたり、肥料が多過ぎたりすると、アブラムシが付くことがあります。見つけ次第、手で取り除きましょう。

必要な作業

花がら(咲き終わったお花)摘み

多年草の品種は、花が終わったら花がらをこまめにカットしておきましょう。また次のお花を楽しむ事が出来ます。

剪定、切り戻し

多年草の品種は、花が終わった後や草姿が乱れた時に刈り込んでおきましょう。風通しが良くなり、蒸れを防ぐことが出来ます。また、冬前に全体を刈り込んでおくと、春にはこんもりと美しいお花を咲かせてくれます。

まとめ

イベリスは、とてもかわいらしいお花を株いっぱいに咲かせてくれます。満開に咲いた姿は、とても見ごたえがあります。私は多年草タイプの矮性のものを育てていますが、あまり手間がかからず、ほとんど植えっぱなしでも毎年お花を咲かせてくれています。同じような時期に咲いてくれる草花と寄せ植えにするのがお気に入りです。他の草花との相性がとても良いですので、ぜひ育ててみてくださいね。おすすめです!

  • 日当たりと水はけ、風通しの良い場所で
  • 根鉢を崩さないようにして
  • 水やりは控えめで
蝶々が遊びに来てくれました!
ふみぽん
ふみぽん

あなたのお庭やベランダに、たくさんのイベリスのお花が咲きますように。

白くて、もこもことした花姿がとてもかわいらしく、アクセントになっています。
ちーちゃん
ちーちゃん

砂糖漬けのようなかわいいお花がたくさん咲くのが、楽しみだなっぴー!

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